BLACK DECELERANT “Reflections Vol.2: Black Decelerant”
TASHI WADA “What Is Not Strange?”
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Satomimagaeが自主制作でリリースしていたデビュー・アルバム『Awa』の10周年リマスター・拡張版がRVNG Intl.からリリース決定。先行ファースト・シングル「Inu」がリリース&MV公開

Photo: Kanako Sakamoto

Photo: Kanako Sakamoto

昨年RVNG Intl. / Guruguru Brainから傑作アルバム『Hanazono』をリリースした、東京を中心に活動しているエクスペリメンタル・フォーク・アーティスト、Satomimagae。彼女が2012年に自主制作でリリースしていたデビュー・アルバム『Awa』を再考し、新たな活力を吹き込み、その10周年記念として拡張版『Awa (Expanded)』がRVNG Intl.からリリースされることが決定致しました。CD版はPLANCHAからのリリースで、日本のみです。

収録曲から先行ファースト・シングル「Inu」がリリースされ、同時にミュージック・ビデオも公開されました。

 

Satomimagae “Awa (Expanded)” 2023/02/03 release


Artist: Satomimagae
Title: Awa (Expanded)
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-187
Format: CD / Digital
Release Date: 2023.02.03
Price(CD): 2,000 yen + tax


昨年RVNG Intl. / Guruguru Brainから傑作アルバム『Hanazono』をリリースした、東京を中心に活動しているエクスペリメンタル・フォーク・アーティスト、Satomimagae。彼女が2012年にリリースしていた魅力的なデビュー・アルバム『Awa』を再考し、新たな活力を吹き込み、その10周年記念として拡張版『Awa (Expanded)』のリリースが決定。

2011年から2012年にかけてSatomimagae自身によってレコーディング、ミキシング、マスタリングされたこのアルバムは、彼女の特徴である叙情的なアトモスフィア、アコースティック・ギター、環境芸術の組み合わせを支えるソングクラフトに対する鋭い耳と広い目のDIYアプローチを伝えている。大きな衝撃というよりも深い余韻を残す『Awa』は、 Satomimagaeの世界にあるいくつかの物語の起源の1つである。

『Awa』は、彼女が7年の間、ほとんど一人で音に没頭していた間に書いた曲を集めたもので、大学で化学と生物学を学んでいた時期と一部重っている。大学では毎日授業、毎晩研究室での実験という生活が繰り返された。その密閉された空間で、ファンタジーの世界が形成され、彼女が慣れ親しんだいくつかの楽器 (古いアコースティック ギター、フェンダー ベース、そして彼女の周囲のフィールド音) に手を伸ばし、その出来事を音楽の文脈の中で捉え、考察していった。彼女の声を含む音の受容体の集合体から、苔の膜、宝箱、灰、蝋などのイメージが浮かび上がる。土と幻想の錬金術、そして音楽の伝統を超えて機能するフォーク・アルバムが形成された。

自宅と実家を行き来しながら、やかんの音、家財道具の音、子供たちの遊ぶ声など、日常生活の中にある不思議な音やリズムと自分の歌を融合させるという新しい試みに挑戦している。映画のサウンドトラック、古いフォークやブルースのレコードの質感、中南米、アフリカ、中東の音楽、そして実験音楽からインスピレーションを得て、彷徨いながらも正確で、荒々しくも確かな音のコンピレーションが生まれたのである。重要なのは、これらの楽曲が元々含まれているノイズも含めて元の音色が尊重されていることで、リヴァーブやディレイなど、音に手を加えることは避けている。そして、それぞれの曲は以前の作品とは明らかに異なっており、このアルバムはデザインによって分類されている。この思想が『Awa』の耐久性の鍵である。それは群れであり、銀河である。

この頃のSatomimagaeの音楽は、主に一人で作られていたが、『Awa』では3人のミュージシャンが重要な役割を果たしている。ライヴに参加することもあるTomohiro Sakuraiは「Kusune」と「Riki」でパワフルなギター演奏とヴォーカルを披露している。ジャズ・トランペッターのYasushi Ishikawaは「Beni」で彼女の歌詞に明確なソット ヴォーチェを加ており、Kentaro Sugawaraは「Tou」でより深い情感を与えるピアノ演奏を見せている。

『Awa』は10年前に自主制作でリリースされ、一部のレコード・ショップで販売され、ささやかな反響を呼んだ。2021年に発表された『花園』を完成させた後、彼女はこのファースト・アルバムの奇妙な音楽にインスピレーションを求めたのだ。初期の作品にありがちなことだが、ファースト・アルバムを欠落したもの、欠陥のあるものとして認識していた。しかし、しばらく間を置いてから、そのアルバムを見直すと、新鮮な発見があった。単なる設計図ではなく、その手触り、心意気は比類なきものだ。Satomimagae自身の手によって蘇り、Yuya Shitoがリマスタリングし、Will Work for Goodのデザインによる新パッケージで生まれ変わった本作は、彼女の近作を愛する全ての人への贈り物となるだろう。


Track List:
01. #1
02. Green Night
03. Inu
04. Q
05. Koki
06. Mouf
07. Hematoxylin
08. Bokuso
09. Tou
10. Kusune
11. Riki
12. Kaba
13. Hono
14. Beni.n
15. Hoshi
16. Mouf Remix

 

Satomimagae ‘Inu’ out now


Artist: Satomimagae
Title: Inu
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
Release Date: 2022.11.30
Buy/Listen: https://orcd.co/j2jerro

Satomimagae – Inu [Official Video]
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=vS_DXxb47cE

Directed by Kanako Sakamoto
Featuring Hideaki Sakata
Second cameraman: Bobby Pitts II
Assistant: Hidemi Joi

 

Satomimagae
東京を中心に活動しているアーティスト。ギター、声、ノイズで繊細な曲を紡ぎ、有機的と機械的、個人的と環境的、暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。
彼女の音楽的ルーツは中学生の時にギターを始めたことから始まる。父親がアメリカからテープやCDに入れて持ち帰った古いデルタ・ブルースの影響もあり、10代の頃にはソング・ライティングの実験をするようになる。その後PCを導入したことで、より多くの要素を加えた曲を作ることができるようになり、彼女の孤独な作業はアンサンブルへの愛に後押しされるようにななった。大学で分子生物学を専攻していた時にバンドでベースを弾いていたことから、様々な音の中にいることへの情熱と生き物や自然への情熱が交錯し、それが彼女の音の世界を育んでいったのである。
この間、アンビエント音楽、電子音楽、テクノなどの実験的でヴォーカルのない音楽に没頭するようになり、聴き方の幅が広がっていった。サンプラーを手に入れ、日本のクラブやカフェでのソロライブを始めた。苗字と名字を融合させた「サトミマガエ」は、彼女の独特のフォークトロニックな考察を伝える公式キャラクターとなった。
初期のアンビエント・フォーク・シンセサイザーを集めたファースト・アルバム『awa』(2012年)は、ローファイ/DIYのセルフ・レコーディング技術を駆使した作品である。2枚目のアルバム『Koko』(2014年)では、彼女は控えめでライヴ感のあるパフォーマンスと、フォークの伝統に馴染んだ温かく牧歌的なエネルギーの冷却を追求した。続いて、『Kemri』(2017)では、より豊かな和音とリズムで伝えられる人間的な感覚に触発されて、この効果をバランスよく調整している。彼女の2作品をリリースしたレーベル、White Paddy Mountainとそのディレクター畠山地平の影響を受けて、スタジオ環境の中でよりコンセプチュアルな方向に進むことができたが、彼女の作曲やレコーディングのプロセスは、自分で作ったものであることに変わりはない。
そしてNYの最先鋭レーベル、RVNG Intl.へ移籍してのリリースとなる『Hanazono』では、URAWA Hidekiのエレクトリック・ギターとバード・コールが加わったことで、子供のような魅力を持つSatomiの微細なヴィジョンが融合している。Satomiの姉であり、アルバムやウェブサイトのすべての作品を担ってきたNatsumiの直感的なビジュアルが、温かみのあるものとクールなもの、手作りと機械で作られたものが混ざり合うというSatomiの夢を、彼女の別世界への窓のように機能する木版画で見事に表現している。
2021年には最新アルバム『Hanazono』に由来する繊細な周辺の花びらの配列である”コロイド”を構築した。自身の楽曲から4曲を選曲しリアレンジした『Colloid』を引き続きRVNG Intl.から発表した。


Maarja Nuut Japan Show 2022 エストニアの類い稀なる才能が初来日

San Arawとの共作も話題となり、類い稀な才能を持つ実験音楽家として各所から高い評価を得ているエストニアのコンポーザー/プロデューサー/シンガー/ヴァイオリニスト、Maarja Nuut。最新作『hinged』が、2021年の裏ベスト・アルバムとの呼び声も高く(ele-kingでE王レビュー獲得やResident Advisor等でも絶賛)話題となり、日本デビューも果たした彼女の初来日公演が急遽決定しました。

共演にはエストニアで交流も果たしたASUNA、そして『hinged』の日本盤リリースや本公演へのきっかけを作ったShhhhhがDJで彩りを添えます。

Photo by Taavi Arus

Photo by Taavi Arus

 

Maarja Nuut Japan Show 2022

“Hinged” Release Party in Tokyo

日程:2022年12月6日(火)
会場:代官山・晴れたら空に豆まいて
時間:OPEN 18:30 /START 19:30
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300 (共に1ドリンク代 600円別途)

出演:
Maarja Nuut
ASUNA
DJ: Shhhhh

イベントは無事終了致しました。ご来場誠にありがとうございました。

 

Phhoto by Vahtra Anu

Phhoto by Vahtra Anu

Maarja Nuut:
1986年生まれ、エストニアはラクヴェレ出身のコンポーザー/プロデューサー/シンガー/ヴァイオリニスト。幼少期から合唱団の指導者でもあった母親の影響で音楽を親しむようになる、7歳からヴァイオリンのレッスンを受け始め、12歳からタリン音楽高等学校で学んだ後、エストニア音楽・演劇アカデミーに入学。エストニアやヨーロッパ各地の音楽祭に参加し、早くから民族音楽に興味を持つようになる。21歳のとき、オランダ人チェリストのサスキア・ラオ・デ・ハースとともにインドを訪れ、ヒンドゥスターン音楽を学んだ。
2008年、エストニアに戻った彼女は民族音楽の道に進むことを決め、タルトゥ大学の一部門であるヴィリヤンディ文化アカデミーで学んだ。ここで、ソビエト連邦以前のエストニアの村の音楽の78回転レコードに出会い、インスピレーション得る。2011年からストックホルム大学で学び、特にポーランドの村落民俗音楽への関心を深めた。2014年に音楽の修士号を取得して卒業した。
元々はクラシックを学んでいたが、民族〜フォーク・ミュージックへと傾倒し、伝統的なエストニアのヴィレッジ・スタイル現代的な解釈へと消化するスタイルを確立。2013年にソロ・アーティストとしてアルバム『Soolo』デビューし、タリン・ミュージック・ウィークでアーティスト賞を受賞。2016年、ソロ・セカンド作『Une Meeles』をリリースし高い評価を得た後、独自のアブストラクト・エレクトロニック・サウンドを生成するHendrikKaljujärv(別名Ruum)とのコラボレーションを開始。Maarja Nuut & Ruumのデュオ名義で2枚のアルバムをリリースし、国際的なフェスティバルへの出演も果たす。2020年にはSan Arawとのコラボ作をリリースし話題となった。そして2021年にパンデミックのタイミングで受け継がれた祖母の古い農場の開墾と修理の合間を縫って自信の海辺のスタジオでプロデュース、録音をほぼ1人で敢行した自身にとって”初めての本格的なソロ・アルバム”という『hinged』をリリースした。

Maarja Nuut “hinged” now on sale


Artist: Maarja Nuut
Title: hinged
Label: PLANCHA
Cat#: ARTPL-164
Format: CD / Digital
Release Date: 2022.03.18
Price(CD): 2,200 yen + tax

・日本盤ボーナス・トラック1曲収録
・解説:松山晋也
・歌詞・対訳付き


エストニアのフォークロア~アンビエント~ダンス・ミュージックまでを巧みな実験精神で融合させた唯一無二のフューチャリスティック越境フォークトロニカ。
ele-king(E王獲得)やResident Advisor等でも絶賛され、2021年裏ベスト・アルバムとの呼び声も高いエストニアのコンポーザー/プロデューサー/シンガー/ヴァイオリニスト、Maarja Nuutの最新作『hinged』がボーナス・トラックを追加して日本のみの待望のCDリリースが決定。

2013年にデビュー以来エストニアの伝統的な楽器編成と曲作りを再構築したり、エストニアのフォークロアとアトモスフェリック・テクノを融合するなどして、類い稀な才能を持つ実験音楽家として批評家から高く評価されたてきた。本作『hinged』はソロとしては3作目、RuumことHendrik Kaljujärvや酩酊サイケ・ダブの重鎮Sun Arawとのコラボ作も含めると通算6作目のアルバムである。エストニアの海辺のスタジオにてプロデュース、録音をほぼ1人で敢行しており、本人は「私にとって初めての本格的なソロ・アルバムのような気がします」と語っている。モジュラー(ユーロラック)のモダンなサウンドをランダムに配し、(自分の)声の実験的な可能性を受け入れ、古いヴェルモナのオルガンを弾き、新旧様々な要素を織り交ぜていくなかで完成させた。収録曲のうち3曲にスイスのジャズ・ピアニスト/パーカッショニストのNicolas Stockerをフィーチャーしており、アルバムの展開に重要なアクセントを加えている。

Nicolasの小気味よい五月雨のようなパーカッションに、刻まれ浮遊するようなMaarjaのヴォーカルとオルガンが絶妙に心地よいジャジーなタイトル・トラックで幕を開け、続く「On vaja」でも変則的ながら独特のリズム・キープに中毒性のあるNicolasのパーカッションと周波数をトリップさせる不協和なシンセとぐにゃっとエディットされたヴォーカルでややポストロック調の様相をみせる。ファースト・シングルとしてリリースされた「Kutse tantsule」(ダンスの呼びかけ)では脈打つリズムの中でループし、子守唄のようなヴォーカルで「あなたも私と一緒に踊りに来ますか?」というフレーズを繰り返し、アトモスフェリックでどこかポップな世界を演出。「mees, kes aina igatses」は、おそらくMaarjaの以前のアプローチに最も似ており、木管楽器も絡めて伝統的なエストニアのヴィレッジ・スタイルのようだが、倍音構造にアレンジするなど穏やかな雰囲気とドローンでアップデートしており、未来のフォーク・ソングともいえる独特の牧歌的なムードに引き込まれる。「vaheala valgus」はオルガン・ドローンにハミング・ヴォーカルが融合する無重力のオデッセイをみせ、「subota」では重層的なクリック・ビートと転調させたヴォーカルで秀逸なアンビエント・ダブを披露。ミニマルな展開の「a feast」を経て再びNicolasをフィーチャーした「jojobell」へ。タイトでパーカッシヴなリズムに彗星が急降下するようなシンセを絡めたスペーシーで独特なグルーヴを放つ。「a scene」は後半のハイライトになるトラックで、郷愁にみちたメロディにMaarjaの美しい歌声が注がれ、彼女がより伝統的な曲の構成に従ったときに極めて美しく機能させることができることを示している。そして神秘的なオルガン・ドローンに美しいヴォーカルのタペストリーが幻想的なアンビエント・フォーク「moment」で幕を閉じる。

多岐に渡るアプローチを見せながらも、通底する幻想的でリズミック且つどこかグルーヴィなテイストが綿密なバランスでブレンドされたこの作品は中毒性に満ちている。エストニアのフォークロア、アンビエント〜エレクトロニカ、そして現代的なダンス・ミュージックを点と線で結びつけるような探索的・革新的で極めて秀逸な作品だ。

なお、CDリリースは日本のみ。本作のアウトテイクとなった1曲をボーナス・トラックとして収録。


Track List:
01. hinged (feat. Nicolas Stocker)
02. on vaja_in need (feat. Nicolas Stocker)
03. kutse tantsule_a call to dance
04. mees, kes aina igatses_a man ever yearned
05. vaheala valgus_i hear behind the moon
06. subota
07. a feast
08. jojobell (feat. Nicolas Stocker)
09. a scene_merevees
10. moment
11. see maailm, mis elab sinus (Bonus Track)



ASUNA(アスナ):
石川県出身の日本の電子音楽家。語源から省みる事物の概念とその再考察を主題として作品を制作。同時に音の物理現象に関する美術作品の制作/パフォーマンスも行う。代表作に「organ」の語源からその原義である「機関・器官」としてオルガンを省みた『Each Organ』(2002)、本の語源としてのブナの木を元に情報の記録・運搬について扱った作品『Epidermis of Beech』(2012)などがある。近年は、干渉音の複雑な分布とモアレ共鳴に着目した作品『100 Keyboards』(2013)で、「メルボルン国際芸術祭」(2018)、「シンガポール国際芸術祭」(2019)、「ベルファスト国際芸術祭」(2019) 、など海外のアート・フェスティバルから多数の招待を受け展示/パフォーマンスを行い、昨年も米ニューヨークの名門・BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招待を受け、全公演ソールドアウトとなる単独公演を成功させた。並行した音楽制作では、10代の頃から東京の実験音楽/即興/音響シーンに関わり、様々なアコースティック楽器やPCベースによる作曲作品から即興演奏まで行いつつ、無数のオモチャ楽器と電子音楽によるパフォーマンス『100 Toys』(2007) を中心とし、録音作品では毎回多岐に渡るコンセプトながらも一貫した作品制作を行う。これまで海外25カ国以上で演奏/展示、CDやレコードなどをリリース。ドイツの電子音楽家のヤン・イェリネクや、美術家の佐藤実-m/s、トラックメーカーのshibataらと長年に渡りコラボレーションによる制作も行っている。



Shhhhh (El Folclore Paradox/ The Observatory):

DJ/東京出身。オリジナルなワールドミュージック/伝統伝承の発掘活動。フロアでは民族音楽から最新の電子音楽全般を操るフリースタイル・グルーヴを発明。
執筆活動やジャンルを跨いだ海外アーティストとの共演や招聘活動のサポート。2018年秋よりベトナムはホーチミンのクラブ、The ObservatoryのレジデントDJに就任。
ミャンマー伝統音楽のリミックス盤『Kalab Mixed Myanmar #1』(Rollers)のキュレーション。Worldwide FM、NTSへのmix提供など。Rainbow Disco Club 2022、Mindgames presents Balanceへの出演も。
https://linktr.ee/kanekoshhhhh


インド古典音楽とドリーミーなシンセを用いて独自の世界観を描き出し各所で注目を集めるAmi Dangが新作『The Living World’s Demands』で日本デビュー決定!


インド古典音楽とドリーミーなシンセを用いて独自の世界観をを描き出す、ボルチモア出身のパンジャブ系アメリカ人シタール奏者、ソングライター、アンビエント・ミュージシャンのAmi DangがLeaving Recordsからは2作目となるニュー・アルバム『The Living World’s Demands』で日本デビュー決定。
ボーナス・トラック1曲を加えて、日本のみのCDを12/16にリリース致します。
北インド古典音楽とエッジの効いたユーフォリック・ポップを融合させた魅惑の傑作です。

Ami DangはこれまでAnimal Collective、Future IslandsのWilliam Cashion、James Acaster、Thor Harrisらとコラボレートし、Beach House、black midi、Grimes、Lower Dens、Florist等とステージを共にしています。

 

Ami Dang “The Living World’s Demands” 12/9 release


Artist: Ami Dang
Title: The Living World’s Demands
Label: PLANCHA / Leaving Records
Cat#: ARTPL-186
Format: CD / Digital
Release Date: CD – 2022.12.16 / Digital – 2022.11.04
Price(CD): 2,200 yen + tax

※ボーナス・トラック1曲収録
※日本独自CD化
※解説付き


ボルチモア出身のパンジャブ系アメリカ人シタール奏者、ソングライター、アンビエント・ミュージシャンのAmi DangのLeaving Recordsに移籍後2作目となるアルバムで本邦初登場!
北インド古典音楽とエッジの効いたユーフォリック・ポップを融合し、独自の世界観を確立した極めて魅力的な傑作!

“古代の物語の印象を現代の音で紡ぐ...世代を超えて受け継がれるあらゆるディテールとひねりは、深い精神的な響きを持つ…”
Pitchfork

“1時間のラーガを4分に圧縮した氷河のような静けさを体験するように...自信に満ちた挑戦的なコレクションだ”
The Guardian

人類が世界と自分自身に課してきた課題への嘆きとして構想された本作は、2019年の『Parted Plains』インドの要素とシンセサイザーの音やテクスチャーを融合させたエレクトロニック・アンビエント・トラックで浮遊感と至福のアンビエンスを見せたが、2020年のコラボ作品『Galdre Visions』(Green-HouseとNailah Hunterも参加する真正のアンビエント・スーパー・グループ)ではヴォーカル主体のポップ界の領域を開拓した。

今作は『The Living World’s Demands』というタイトルにあるように、生きている世界と同じように複雑でニュアンスがあり、貴重な、非常に喚起的で表現力豊かなコレクションである。トラウマ、サバイバル、抵抗、自暴自棄、正義の憎悪、貪欲、恐怖、不正などを反映するテーマが含まれているが、その音楽は陶酔的で、息を呑むほど魅力的で美しい。軽快なシタールのラインは、予想外に幅広いシンセシスのスペクトルで輝きを放ち、インド古典打楽器はドラムプログラミングを通してガタガタと蛇のように鳴り響く。そして、英語とパンジャブ語の歌詞を持つAmiの驚くべき歌声は、現代と伝統の両方のテクスチャーを持つ絹のような糸で巧みに彼女の2つの世界を織り上げている。


TRACK LIST:

01. A Muted Crime
02. Sensations
03. Bālnā | ਬਾਲਣਾ
04. Betting on the Bull
05. Oh Dha Ta Na (Tarana)
06. A Windy Mind (prologue)
07. ਸੰਤਹੁ ਮਨ ਪਵਨੈ ਸੁਖੁ ਬਨਿਆ (Unstruck Sound)
08. Circuit
09. Become
10. Cerulean (CD Bonus Track)

“A Muted Crime”
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=EaNwK_tzSL0

“Sensations”
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=gnxo1SNgVJo

“Bālnā | ਬਾਲਣਾ”
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=fY5-7tij0bo

 

Ami Dang:
Amrita “Ami” Kaur Dangはニューデリーとメリーランドで北インド古典音楽(声楽とシタール)を学び、オベリン音楽院でミュージック・テクノロジーと作曲の学位を取得。ラヴィ・シャンカールやフィリップ・グラスのようなアーティストの足跡をたどりながら、ヴォーカルやシタール、ラーガ、サンプリングを通して、南アジアのサウンドで現代の実験音楽、ポップ、電子音楽を進化させようとしている。これまでにAnimal Collective、Future IslandsのWilliam Cashion、James Acaster、Thor Harrisらとコラボレートしている。また、Beach House、black midi、Grimes、Lower Dens、Floristなどともステージを共にしている。

 


Horse LordsがRVNG Intl.と契約し11/4にリリースする新作アルバム『Comradely Objects』から先行サード・シングルとしてアルバム冒頭を飾る「Zero Degree Machine」がリリース&MV公開

Credit: Margaret Rorison

Credit: Margaret Rorison

反復とポリリズムを駆使し、マス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうなスリリングで中毒性の高いインストゥルメンタルを構築する、ボルチモアのAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse LordsがNYの名門、RVNG Intl.と契約して11/4にリリースする通算5枚目となる新作アルバム『Comradely Objects』から先行サード・シングルとしてアルバム冒頭を飾る「Zero Degree Machine」がリリース、合わせてミュージック・ビデオも公開されました。

『Comradely Objects』は、バンドがコロナ禍でツアーから遠ざかっている間に作曲・録音されたもので、この「Zero Degree Machine」は、スタジオで時間をかけ、慎重に新作を形作った証拠となるものです。「Zero Degree Machine」の目まぐるしいリズムのエネルギーは、バンドの最高の瞬間を刺激し、新たな次元に昇華させています。

「Zero Degree Machine」のミュージック・ビデオはボルチモアを拠点とする映像作家Corey Hughesによって制作されました。Corey Hughesは、かつてボルチモアのダウンタウンにあったブルータリズム様式のマッケルディン広場噴水を3Dモデルとして蘇らせ、「選ばれたオブジェクトがカメラに向かって踊る」ようにしています。

 

Horse Lords New Single “Zero Degree Machine” out now


Artist: Horse Lords
Title: Zero Degree Machine
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
https://orcd.co/dqnywjz

Horse Lords – Zero Degree Machine [Official Video]

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=mmZ-jenFYps

Directed by Corey Hughes

 

Horse Lords New Album “Comradely Objects” 11/04 release


Artist: Horse Lords
Title: Comradely Objects
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-182
Format: CD / Digital

※日本独自CD化
※解説:天井潤之介

Release Date: 2022.11.04
Price(CD): 2,200 yen + tax


RVNGと電撃契約!劇的な進化!反復とポリリズムを駆使し、バトルス、CAN、キング・クリムゾン、Zs、アニコレ等も想起させるマス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうな刺激的サウンドでスリリングなダイナミズムを操るHorse Lordsの通算5作目の衝撃的ニュー・アルバム!

ボルチモアのAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse Lordsが通算5枚目のニュー・アルバム『Comradely Objects』で帰還!

これまでの4枚のアルバムと4つのミックス・テープでは本質的なインストゥルメンタル・サウンドを堅持してきたが、このアルバムではそのサウンド・アプローチに再び焦点が当てられ、バンドの幅広い音楽的視野の中の異質な要素が、推進力のあるリズムのグリッドにしっかりと引き寄せられている。『Comradely Objects』は、新たな自由度と冷静なコントロールによって様々な音像が舞い上がる。この変化は、ある意味、状況によってもたらされたものだ。パンデミックで世界がひっくり返る中、2020年初頭のアルバム『The Common Task』のツアーをキャンセルせざるを得なくなったHorse Lordsは、すぐにボルチモアのスタジオに戻り、『Comradely Objects』の元となる音楽の組み立てを始めた(Bernstein、Eilbacher、Gardnerはその後ドイツに移住している)。ツアー中に新しい音楽を洗練させるという試行錯誤の方法から離れ、4人組はライブでの演奏性を確保するためのエネルギーを減らし、リハーサルとレコーディングに注力した。珍しく、じっくりと作曲とレコーディングを行った結果、創造性と音楽性の新たなピークを示す作品群が生まれ、スタジオでの散漫な作業に陥ることもなく、充実したものとなったという。

ミニマリズムとグローバルな伝統音楽のマントラ的な反復、複雑な対位法、微分音による繊細さ、アヴァンギャルドから引き出された幅広い音色と質感など、Horse Lordsが確立したパレットを構成するお馴染みの要素に加え、いくつかのスタイル上の際立った革新が反映された作品となっている。このアルバムは、バンドの他の作品よりもフリー・ジャズに近く、エレクトロ・アコースティックのスペクトルを持ち、予想外で変則的でありながらも快活なシンセサイザーで鼓動している。これらの新しい要素は、スタジオで時間をかけて丁寧に作られた証拠だが、『Comradely Objects』には、バンドの最高の瞬間を活気づける、目もくらむばかりの強烈なリズムのエネルギーが残されている。

Horse Lordsのインストゥルメンタルは、それ自体、この4人組が共有する音楽的、社会政治的なビジョンを語るために不可欠なものだ。タイトルは、美術史家のクリスティーナ・カイエルが2008年に出版したロシア構成主義のデザインに関する本『Imagine No Possessions』に由来している。構成主義者は、資本主義芸術の芸術的エゴイズムや貴重な芸術品を敬遠し、大衆のための実用的なオブジェを支持してきた。”『Comradely Objects』は、集団的で平等主義的な理想を促進するものでなければならない”とバンドは指摘する。”彼らは、実用性を重視し、素材を前面に押し出したシンプルで飾り気のないフォルムを好む傾向にあった。『Comradely Objects』は、このことが音の素材、音楽、アルバム、そして21世紀の芸術制作にとってどのような意味を持つかを通じて作品を制作している。”

『Comradely Objects』は、Horse Lordsのこれまで培ってきたフォーマットの可能性を再定義するだけでなく、自信と精巧さの新しい輪郭を加えている。また、ラディカルな音楽的・政治的アイデアを現代音楽に持ち込む第一人者としての彼らの地位は、偶然にもロックであることを証明し、音符、ビート、生の音とともに、美学と社会の形式、目的、意図を問い続けるバンドの最も崇高なドキュメントを提示している。新しいユートピアを記録しているのではなく、進行中の革命のスリリングな肖像画を描いているのだ。

Horse LordsとRVNG Intl.を代表して、このリリースによる収益の一部は、中部大西洋地域の主要な移民団体であり、移民家族を支援し、すべての人が社会に完全に参加するために必要な中核的支援を保証する全米のリーダーであるCASAに寄付されます。


TRACK LIST:

01. Zero Degree Machine
02. Mess Mend
03. May Brigade
04. Solidarity Avenue
05. Law of Movement
06. Rundling
07. Plain Hunt on Four


Loraine James // Whatever The Weather Japan Tour 2022 全公演のフル・ラインナップが決定!

いよいよ来週開催に迫った、最注目のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサーLoraine Jamesが本名名義と共に別名義Whatever The Weatherでのパフォーマンスも披露する初来日のフル・ラインナップが決定しました。

Loraine Jamesの東京公演にはsubmerse, Noah, FELINE, samo, oyubi、Whatever The Weatherの東京公演には、兼ねてから交流の深いDaisuke Tanabe、そしてYosi Horikawaが出演。
Loraine Jamesの大阪公演にはDJ FULLTONO, Airali, Milez、Whatever The Weatherの大阪公演にはShing02 & SPIN MASTER A-1, Speedometer., Metomeが出演致します。
詳細は以下をご確認ください。

Loraine James // Whatever The Weather
Japan Tour 2022

2nd November @CIRCUS Tokyo *
w/ submerse, Noah, FELINE, samo, oyubi

3rd November @CIRCUS Tokyo **
w/ Yosi Horikawa, Daisuke Tanabe

4th November @CIRCUS Osaka *
w/ DJ FULLTONO, Airali, Milez

5th November @CIRCUS Osaka **
w/ Shing02 & SPIN MASTER A-1, Speedometer., Metome

6th November @FESTIVAL de FRUE **

* = Loraine James
** = Whatever The Weather

 


Loraine James 東京公演

日程:11/2(水・祝前日)
会場:CIRCUS TOKYO

時間:OPEN/START 23:00
料金:ADV ¥3,000 / DOOR ¥3,500

出演:
Loraine James
submerse
Noah
FELINE
samo
oyubi

詳細:https://circus-tokyo.jp/event/loraine-james/

チケット:
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3715180001-P0030001P021001?P1=1221
ZAIKO https://circustokyo.zaiko.io/item/351038


Whatever The Weather 東京公演

日程:11/3(木・祝日)
会場:CIRCUS TOKYO

時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥4,000 / DOOR ¥4,500 *別途1ドリンク代金600円必要

出演:
Whatever The Weather
Yosi Horikawa
Daisuke Tanabe

詳細:https://circus-tokyo.jp/event/whatever-the-weather-japan-tour-2022/

チケット:
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3715200001-P0030001P021001?P1=1221
ZAIKO https://circustokyo.zaiko.io/item/351039


Loraine James 大阪公演

日程:11/4(金)
会場:CIRCUS OSAKA

時間:OPEN/START 23:00
料金:ADV ¥3,000 / DOOR ¥3,500

出演:
Loraine James
DJ FULLTONO
Airali
Milez

詳細:http://circus-osaka.com/event/loraine-james-japan-tour-2022/

チケット:
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3715220001-P0030001P021001?P1=1221
ZAIKO https://circustokyo.zaiko.io/buy/1tjW:oO5:b7d7f


Whatever The Weather 大阪公演

日程:11/5(土)
会場:CIRCUS OSAKA

時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥4,000 / DOOR ¥4,500 *別途1ドリンク代金600円必要

出演:
Whatever The Weather
Shing02 & SPIN MASTER A-1
Speedometer.
Metome

詳細:http://circus-osaka.com/event/whatever-the-weather-japan-tour-2022/

チケット:
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3715240001-P0030001P021001?P1=1221
ZAIKO https://circustokyo.zaiko.io/item/351041


FESTIVAL de FRUE 2022

Whatever Ther Weather名義で11月6日(日)に出演

開催日時:
11月5日(土) 開場 11:00 / 開演 11:00 / 終演 27:00
11月6日(日) 開場 9:00 / 開演 9:00 / 終演 20:00
※予告なく変更する場合があります

場所:つま恋リゾート彩の郷 (静岡県掛川市満水(たまり)2000)

チケットや他の出演者の詳細はFRUEのウェブサイトをご確認ください。
https://festivaldefrue.com/

 


主催・企画制作:CIRCUS / PLANCHA
協力:BEATINK / FESTIVAL de FRUE

 

Photo credit: Tim Saccenti

Photo credit: Tim Saccenti


Loraine James // Whatever The Weather:

ロレイン・ジェイムス(Loraine James)はノース・ロンドン出身のエレクトロニッック・ミュージック・プロデューサー。エンフィールドの高層住宅アルマ・エステートで生まれ育ち、母親がヘビーメタルからカリプソまで、あらゆる音楽に夢中になっていたおかげで、エレクトロニカ、UKドリル、ジャズなそ幼少期から様々な音楽に触れることとなる。10代でピアノを習い、エモ、ポップ、マス・ロックのライヴに頻繁に通い(彼女は日本のマスロックの大ファンである)、その後MIDIキーボードとラップトップで電子音楽制作を独学で学び始める。自宅のささやかなスタジオで、ロレインは幅広い興味をパーソナルなサウンドに注ぎ込み、やがてそのサウンドは独自の特徴へと進化していった。
SquarepusherやTelefon Tel Avivといった様々なアーティストやバンドに影響を受けながら、エレクトロニカ、マスロック、ジャズをスムーズにブレンドし、アンビエントな歪んだビートからヴォーカル・サンプル主導のテクノまで、独自のサウンドを作り上げた。
彼女は2017年にデビュー・アルバム『Detail』をリリースし、一部のオーディエンスにしか届かなかったものの、DJ兼プロデューサーであるObject Blueの耳に留まった。彼女はロレインの才能を高く評価し、自身のRinse FMの番組にゲストとして招き、Hyperdubのオーナーであるスティーヴ・グッドマン(別名:Kode 9)にリプライ・ツイートをして、Hyperdubと契約するように促した。それが功を奏し、Hyperdubは2019年に彼女独特のIDMにアバンギャルドな美学と感性に自由なアプローチを加えたアルバム『For You and I』をリリースし、各所で絶賛されブレイク作となった。その後、彼女は『Nothing EP』、リミックス、コラボレーションをコンスタントにリリースし、2021年に同様に誠実で多彩なフルレングス『Reflection』を発表し、さらなる評価を獲得した。

そしてロレインは本名名義での活動と並行して、別名義プロジェクトWhatever The Weatherを2022年に始動した。パンデミック以降の激動のこの2年間をアートを通じて駆け抜けてきた彼女はNTSラジオでマンスリーのショーを始め、Bandcampでいくつかのプロジェクトを共有し、前述したHyperdubから『Nothing EP』と『Reflection』の2作のリリースした。そして同時に自身が10代の頃に持っていた未知の創造的な領域へと回帰し、この別名義プロジェクトの発足へと至る。Whatever The Weather名義ではクラブ・ミュージックとは対照的に、キーボードの即興演奏とヴォーカルの実験が行われ、パーカッシヴな構造を捨ててアトモスフィアと音色の形成が優先されている。
そしてデビュー作となるセイム・タイトル・アルバム『Whatever The Weather』が自身が長年ファンだったというGhoslty Internationalから2022年4月にリリースされた。Loraineは本アルバムのマスタリングを依頼したTelefon Tel Aviv、HTRK(メンバーのJonnine StandishはロレインのEPに参加)、Lusine(ロレインがリミックスを手がけた)など、アンビエントと親和性の高いGhostly Internationalのアーティスト達のファンである。
「天気がどうであれ」というタイトルにもちなんで、曲名は全て温度数で示されている。周期的、季節的、そして予測不可能に展開されるアンビエント〜IDMを横断するサウンドで、20年代エレクトロニカの傑作(ele-king booksの『AMBIENT definitive 増補改訂版』にも掲載)として幅広いリスナーから支持を得ている。

 

Loraine James東京公演出演者


submerse:

イギリス出身・東京在住のsubmerseはゲーム音楽やアメコミ、90年代のアー バンミュージックなど超個人的な影響を独自のセンスで消化し、ヒップホッ プ、R&B、Footwork/Juke、を縦横無尽に横断するユニークなスタイルを持つ ビートメーカーとして知られている。これまでにベルリンの老舗レーベル Project: Mooncircleなどから作品をリリースし、SonarSound、Boiler Room、 Low End Theory Tokyoなどに出演。2019年には待望の3rdアルバム’See You Soon’がProject: Mooncircleよりリリースされる。また、Pitchfork、The Fader、FACT Magazine, BBCといった影響力のあるメ ディアから高い評価を受ける。
submerse.bandcamp.com
twitter.com/submerse
Instagram.com/submerse


Noah:

北海道出身の音楽家。子どもの頃から慣れ親しんできたピアノの繊細さ、ミニマルなビートとR&Bの要素、VaporwaveのLo-Fiさとノスタルジーが同居する彼女の楽曲には、妖艶さと可憐さを併せ持った独創的な個性が形作られている。3枚のミックステープに続くファーストアルバム「Sivutie」をFLAUよりリリース、英ガーディアンでMura Masa、Little Simz、Tinkらと共に同年のBest New Bands5組に選ばれる。イギリスのプロデューサーkidkanevilとのプロジェクトnemui pjや、Teams、Repeat Patternと共にコンセプトアルバム「KWAIDAN」、SELA.やJoni Voidへの客演を経て、ミニアルバム「Thirty」(2019)、EP「Étoile」(2021)を発表。


FELINE:

1995年生まれ。地元である茨城県水戸市にてDJを始める。
現在は東京都内を拠点に移し、フィールドを固定することなくほどよく活動中。
UKのベースミュージック/レフトフィールドを主軸としつつ、感覚的に様々な色を織り込んでいくミックススタイルが特徴。常に模索しています。


SAMO (FULLHOUSE):

NY産まれ明石育ちの小さなヤンキーDJ。
Paradise Garage体験者の親の元、幼少期にJazz Drumを経験。動物的ノリ+テクニックで、Smoothな旋律やJunkなRave soundを素材に使い、時に空間を愛で満たし、時に理性を砕きフロアを解放する。
Represent OSAKA FULLHOUSE。


Oyubi:

2017年よりDJ/プロデューサーとして活動を開始。juke/footwork、UK BASS、techno等を織り交ぜたプレイを得意とする。フットワークダンサーとしても活動しており、過去にはフットワーク日本一を決めるBattle Train Tokyoにも参戦。DJ、そしてダンサーとしてのハイブリッドな感性から生み出されるjuke/footworkやghetto techはシーンを超え注目を集め、2020年には〈TREKKIE TRAX〉からCarpainterとのスプリットEPをリリース、音楽ゲームKONAMI – DanceDanceRevolution A20への楽曲提供など活動の幅を広げている。2022には大阪とプロデューサーFetusが共作で参加したミニアルバムを〈TREKKIE TRAX〉よりリリースし、Kush Jones, Objekt, Ben UFOからのサポートを受けた。また個人でもBandcampでのリリースを重ねている。


Whatever The Weather東京公演出演者


Yosi Horikawa:

環境音や日常音などを録音・編集し楽曲を構築するサウンド・クリエイター。2012年のEP『Wandering』2013年の初アルバム『Vapor』、2019年の2ndアルバム『Spaces』それぞれTime Out、The Japan Times、The Guardian等、多数媒体のBest Album of the yearに輝く。リリースの度にワールドツアーを行い、Glastonbury Festival, Sónar Barcelona, Dimensions Festival, Ozora Festival, Gilles Petersonが主宰するWorldwide Festivalを始めとする多数の世界的大型フェスティバルや、イギリス発ライブストリーミングチャンネルBOILER ROOM London、ロサンゼルスの伝説的イベントLOW END THEORY等に出演。また2014年には自身の音楽制作過程を追ったドキュメンタリームービー「Layered Memories」が完成し話題をさらった。楽曲リリースの他、光州デザインビエンナーレにおいて建築家隈研吾の作品のためのサウンドデザイン、日本科学未来館におけるiPS細胞関連の常設展示でのサウンド、イタリアの革製品ブランド〈Furla〉やファッションデザイナーKansai Yamamotoのコレクションやブランド音楽の制作、700年以上の歴史を持つ静岡県沼津市大中寺の庭園にてマルチチャンネルサウンドインスタレーション等を制作。空間音響デザインのシーンでも高く評価されており、東急プラザ銀座内〈METoA Ginza〉のエレベーターのサウンド・デザイン、八丁堀に誕生したSound & Bar〈HOWL〉のサウンドシステムを担当し、会場のスピーカー設計・製作を手がけるなど、幅広い分野において活動している。

photo by Takashi Honma

Daisuke Tanabe:
長らく友人とのコミニケーションとして楽曲を作り続けていたが、ロンドンのオーディエンス参加型イベントCDRを経てリリースした初のEPがBBC Radio1 Worldwide Awardにノミネートされ、徐々にリスナーの幅を広げる。時に無数の音を丁寧に敷き詰めたような楽曲は一部の音楽ファンから根強く支持され、その後も多くの海外ツアーや都市型フェスSónar Barcelonaへの出演、ミラノサローネやOff-Whiteコラボセレクションへの楽曲提供等国内外問わず幅広く活動中。釣り好き。


Loraine James大阪公演出演者


DJ Fulltono (EXIT Records / Tekk DJz):

DJ/トラックメイカー。1996年京都にてDJ開始。その当時はミニマルテクノを主体としていたが、その中でもシカゴハウス・ゲットーハウスに惹かれ、2000年を境にシカゴ・ジューク、デトロイトのゲットーテック・エレクトロを主としたスタイルにシフトする。
2008年にレーベル〈Booty Tune〉を開始。国内初のジューク/フットワークのレーベルとして、国内外のアーティストをリリース。ベースミュージックの祭典〈Outlook Festival Japan Launch Party〉にBooty Tune Crewとしてサウンドクラッシュに参戦しレーベルを全国へアピール。DJ活動と並行し、タワーレコードの音楽情報サイト〈Mikiki〉への連載や、CDライナーノーツへの執筆。Planet MuやHyperdubの日本版オフィシャル・プロモ・ミックスCDを手がけるなど、日本ではマイナージャンルであったジューク・フットワークを普及するための活動を行う。
2014年に自身のレーベルから発表したミニマルを前面に押し出したジュークEP 『My Mind Beats Vol.01』がUSの〈Orange Milk〉にライセンスされ、USの音楽メディア『Rolling Stone』誌の “20 Best EDM and Electronic Albums of 2015” に選出された。2016年ポーランドで開催されたUnsound Festivalに出演。同年のUSツアーでは、ロサンゼルスの老舗パーティー〈Low End Theory〉に出演他、長年の目標であったシカゴでのDJを果たす。
2019年に、dBridge主催レーベルEXIT Recordsより “Before The Storm EP” をリリース。
現在のプレイスタイルは、ジューク・フットワークを、自身のルーツであるミニマルテクノ的な感性でミックスする独自のスタイルを追求している。


Airali:

https://linktr.ee/airali


Milez:

FULLHOUSEに所属するDJ。
https://www.instagram.com/milezlance


Whatever The Weather大阪公演出演者


Shing02
1975年東京生まれ、環太平洋を拠点に活動するMC/プロデューサー。国内外のアーティストと競演を重ねながら、現代音楽としてのヒップホップを体現する。現在はハワイに拠点を置き、自身のブランドSeavenのデザイン、様々な音源のレコーディングに取り組んでいる。

SPIN MASTER A-1:
洗練されたパフォーマンスでオーディエンスを魅了し日本の伝統サウンドをフィーチャーしたスタイルで表現をアップデートしている。DJという枠を超え「LIVEができるアーティスト」として国内外問わず活動範囲を広げている。プロデューサーとしても数々の楽曲提供を行う。またShing02のツアーDJとしても活躍している。
2019年、和楽器サウンドをフィーチャーしたShing02とのアルバム「246911」とビートミックステープ「MAWASHI」をリリース。2020年にBREAKBEATS アルバム「B-BOY IN THE SAMURAI SHADOW」「NAMAIKI」をリリース。2021年にPart2をリリース。「和音洋才」をテーマにコンスタントにリリースを重ねる。


speedometer. (JUN TAKAYAMA):

90年代よりspeedometer.として活動、6作のアルバムをリリース。イルリメとのユニット「SPDILL」、中納良恵(ego-wrappin’)、山中透(ex.ダムタイプ)とのコラボレーションから、二階堂和美の編曲、ビッグポルノ楽曲担当、市川準監督作品への楽曲提供など。近年はAUTORA(山本アキヲ+高山純+砂十島NANI+森雄大)としても2作のアルバムをリリース。アパレルブランド「mizuiro-ind」のコレクションに楽曲提供、台湾・蔡健雅のアルバムに編曲者として参加。2015年から、slomosとしてのソロ活動を開始。2017年、slomos album”slomos” (felicity)をリリース、2018年、shrine.jpより”CEE / DEE”e.p.をリリース。2019年秋よりspeedometer.の活動再開。2021年、鴨田潤主宰のJUN RECORDSより17年ぶりのアルバムをリリース。
https://takayamajun.com/


metome:

南大阪を拠点に活動する音楽家Takahiro Uchiboriのソロ・プロジェクト。2013年に1stアルバム『Opus Cloud』、翌年には2ndアルバム『Objet』を発表、2015年には米ツアーを敢行する。同2015年にEP『Angel』、2016年にEP『Palm』を発表、コンテンポラリー・ダンス・ユニットKaycee Rice & Bailey Holtへの楽曲提供。2018年にEP『Shibboleth』、3rdアルバム『Dialect』をリリース。同年、台湾、北京でのライブを敢行する。


Immersive voices 2nd set – dip in the pool 2022 live

さる9月11日に開催され好評を博した第一回に続く”Immersive voices”シリーズ第二回は、12月4日に渋谷WWWにおいてドラムにダニエル・バエデール、ベースに松井敬治、ギターに窪田晴男、そしてビブラフォンに山田あずさを迎え、第一回とは趣を異にしたバンドスタイルで開催が決定。
オープニングアクトには木村達司がプロデュース中の若手アーティストToshi & Ashleyが登場し日本初ライブを披露致します。

このライブイベントは株式会社KORGの全面協力の下『Live Extreme』(KORGの高音質 配信システム)を用いてリアルタイムでスタジオ・クオリティーのハイレゾ(96kHz)+バイノーラル音声で世界配信、後日にはハイレゾ+サラウンド音声(5.1ch)でのアーカイブ視聴も可能という、イマーシブ(=没入感のある)オーディオ時代のライブ配信を他に先駆けて実現。

凛々しくも柔らかい甲田益也子の歌声と個性豊かなゲストと共に紡ぎ出すdip in the poolならではの美しくビジョナリーな音世界にダイブして存分にお楽しみください!

詳細は以下をご確認ください。

Immersive voices 2nd set – dip in the pool 2022 live

日時:12月4日(日)
時間:Open 17:00 / Start 18:00
会場:渋谷 WWW

・会場ライブ
料金 : 前売 6,000円 / 当日 6,500円
(+1drink/全椅子席自由/消費税込)
前売予約サイト : イープラス
https://eplus.jp/dipinthepool2022live/

・オンライン配信
料金 : 3,000円 (消費税込)
*アーカイブ閲覧可能
配信視聴サイト : dip in the pool Live Extreme
https://econtent.jp/store/dipinthepool

出演:
dip in the pool / Toshi & Ashley / 窪田晴男 (Guitar) / 山田あずさ (Vibraphone)

dip in the pool よりお知らせ
2022.12.04 Immersive voices 2nd set – dip in the pool 2022 liveのサポート・ミュージシャンであるDaniel Baeder(Drums)、松井敬治(Bass)が体調不良の為今公演は不参加となりました。
両名の参加を楽しみにして頂いたお客様には申し訳ございません。
当日は一部演目、演出を変更しミクスチャーなライブ構成となります。
尚、本変更による払い戻しはございません。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
※12/2(金)18:00更新

主催 dip in the pool
企画制作 dip in the pool / ROCK MADE
協賛 株式会社コルグ
協力 Powered by Live Extreme
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業


dip in the pool:

1983年に作/編曲を担当する木村達司(track)と、作詞担当の甲田益也子(vo)が結成したデュオ。独特の音楽センスとファッショナブルなヴィジュアルが話題を呼び、86年にイギリスはROUGH TRADEよりデビュー。国内では86年MOON RECORDS(現在はワーナーミュージック内のレーベル)よりデビューアルバムをリリース。88年にTV-CMに使用されたシングル「Miracle Play ~ 天使の降る夜」で大きな人気を集めた。
過去にレコーディング参加したミュージシャンは、佐久間正英、清水靖晃、窪田晴男、富家哲、トニー・レヴィン、ミノ・シネル、モーガン・フィッシャー、ピーター・シェラー(アンビシャス・ラバーズ)、といった個性豊かな実力者ばかりであった。
マイペースな活動と並行して、甲田益也子が89年に映画『ファンシイダンス』で役者としてもデビューし、映画『白痴』では主演をつとめた。木村達司は他アーティストのプローデュース、アレンジやCM、映画音楽制作等、個々の活動も多彩に展開している。
MOON RECORDSでアルバム4枚、EPIC SONY (現在のEPIC RECORD)で3枚、EAST WORKSでアルバム1枚を発表。98年にはEAST WORKSより作曲及びプロデューサーに細野晴臣、清水靖晃、テイ・トウワ、ゴンザレス三上、ピーター・シェラー、etc.という豪華な顔ぶれを迎えた甲田益也子のソロアルバムをリリース。
その後の活動休止を経て2011年に本格的に再始動、14年ぶりになるアルバム『brown eyes』をリリース。
2013年には木村達司がモーガン・フィッシャー、安田寿之と共にアンビエント・エレクトロニカ・アルバム『Portmanteau』をリリース。甲田益也子がゲストボーカルとして4曲参加している。
2015年1月に伊藤ゴロー、古川初穂らをゲストに迎えた10枚目のアルバム『HIGHWIRE WALKER』をリリース。
2016年にアムステルダムに本拠を置き世界中に多くのファンを擁する復刻レコード専門レーベルMusic From Memoryから89年に発表した『On Retinae』が12 inch・シングルとしてリイシューされ世界的に再評価される。
2017年にはアメリカのアンビエント・デュオVisible Cloaksからの依頼を受けシングルを共作リリースし、来日イベントでは共演も果たしている。
2018年、オーストラリアはメルボルンとシドニーのでのフェス、イベントに参加。
2019年、フランスはパリ、スウェーデンはストックホルムでのフェス参加、ライブ公演を行う。
2020年、カナダの奇才、CFCFとの共作曲をdip in the pool名義としては4年振りにシングルをリリース。
また、世界を三つのタイムゾーン(JST for Asia, Oceania, CET for Europe, Africa, CDT for North and South America.)に分け、それぞれのゾーンに向けたオンラインライブ配信=バーチャル・ワールドツアー ‘Around the World in a Day’ を開催し話題となる。
2021年、9/24リリースのシングル「What about this love」を含むニュー・アルバム『8 red noW』を10/20にリリース。そして東京、京都、北海道を巡る『dip in the pool tour 2021“Departures”』を行った。

https://dipinthepool.com/


Toshi & Ashley:
Toshi & Ashley (“トシアシュ”)は東京・ニューヨークを拠点に活動するサウンドアーティスト・鶴岡利久と詩人・Ashley Munizによるエクスペリメンタル・エレクトロニック音楽バンド。「 声( 詩 )」に直感的な「音」を織り交ぜ、音楽と文学への好奇心を融合するデュエット。
これまでに朗読とAIによる音楽生成の研究をInternational Computer Music Conference (2019 New York)で発表したり、Inter BEE (2021/2022 幕張メッセ)でのサラウンド展示など、様々なシーンで活躍している。

https://www.toshiandashley.com/


Kate NVが新機軸を感じさせる目まぐるしくカラフルな新曲「early bird」をリリース&ミュージック・ビデオも公開

Credit: Jenia Filatova

Credit: Jenia Filatova

マルチハイフネイト・アーティスト、Kate ShilonosovaによるKate NVが、新曲「early bird」を公開しました。インストゥルメンタルで2分半強のコンパクトな楽曲で、2020年のアルバム『Room for the Moon』のアヴァン・ポップ・モードとは若干異なっていますが、2021年のシングル「d d don’t」や2022年に軍事紛争地域から避難する人々を支援する団体Helping To Leaveへのベネフィットのためにリリースした長年のコラボレーターであるAndrey Bessonovと即興で作った音楽のセレクション作品『bouquet』に続く、軽快な趣きのサウンドとなっています。

「early bird」は、陽気で熱狂的で、意図的に荒廃させた音の集合体です。渦巻きやスプリング、ピエロの自転車のクラクションを模した金管楽器、アート・オブ・ノイズ風の弦楽器の突き刺すような音、膨らむ風船、そしてもちろん、ねじまき鳥のさえずりと鳴き声の群れが丸ごと入っているのです。この曲の唐突な終わり方は、アーティストが曲の構成に新しいアプローチを取ったことを示唆しています。音楽的な驚きと興味の瞬間的な断片、あるいはKateが言うところの「面白い小さな音」- ここではミクロがマクロとなり、視点が鮮やかな驚きに変わります。

Kateの持ち前のユーモアのセンスと、音楽へのアプローチの遊び心をさらに高め、「early bird」はリスナーを万華鏡のゴーグルをつけて、彼女の見ている世界を一瞬だけ見つことができるように誘います。ゴーグルをかけても効果がない場合は、Vladimir “Vova” Shlokovによるミュージック・ビデオをご覧ください。

 

Kate NV new single “early bird” out now


Artist: Kate NV
Title: early bird
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
Buy / Listen: https://orcd.co/a2em69a

Kate NV — Early Bird (Official Video)

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=86UHdsbNZKs

created by Vladimir Shlokov

KATE NV:
ロシアはモスクワをベースに活動しているプロデューサー/DJ/演奏家/ヴォーカリスト、ケイト・シロノソヴァによるソロ・プロジェクト。元々はSonic YouthやDinosaur Jr.などに影響を受けたオルタナティヴ・ロック〜ポストパンク・バンド、Glintshakeのヴォーカルとして活動。また、同時に20世紀のクラシカルなミュージシャン達とCornelius Cardewのアイデアとアヴァンギャルドなコンポーズを再構築するMoscow Scratch Orchestraのメンバーでもある。それらと平行してソロとしてNVを始動させ、2014年にジャパニーズ・ポップスやニュージャックスウィング、90’s R&Bなどの影響を感じさせるEP『Pink Jungle』を発表し注目を集め、同年、Red Bull Music Academy Tokyoで初来日を果たす。2016年に待望のソロ・デビュー・フル・アルバム『Binasu』を2016年にGiant ClawとSeth Graham主宰の重要レーベル、Orange Milkからファースト・アルバム『BINASU』をリリース。各所で絶賛され、世界各国をライヴで飛び回る。その才能はエクスペリメンタル・ミュージック・シーンの最先鋭レーベルであるブリルックリンのRVNG Intl.の目にとまり、契約を果たし、2018年にセカンド・アルバム『для FOR』をリリースした。その後初の単独来日ツアーを成功させ、収録曲「вас YOU」は細野晴臣のラジオで2度に渡りプレイするなど、日本でも話題となり、浜離宮恩賜庭園で開催された花紅柳緑(RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2019)への出演も果たした。2020年待望のサード・アルバムを完成。引き続き現代エクスペリメンタル・ミュージックの最先鋭レーベル、RVNG Intl.からリリースした。


Gold Pandaが11/11におよそ6年ぶりにリリースする4作目の新作アルバム『The Work』から新たな先行シングル「The Dream」がリリース&MV公開

Photo Credit: Laura Lewis

Photo Credit: Laura Lewis

自身の個人的な経験や成長をそのサウンドで一際エモーショナルに表現するロンドンのエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、Derwin DickerによるGold Pandaが11月11日におよそ6年ぶりにリリースする通算4作目の新作アルバム『The Work』から新たな先行シングル「The Dream」がリリース、同時にミュージック・ビデオも公開されました。

ダーウィンはこの曲に関して、“The Dreamはもともと複数の曲で構成されていて、ハープの音の部分は別々だったんですが、そのサンプルをこの曲に落とし込んだら、とてもうまくいったのです。ドラムはmax/mspで作ってMPCでサンプリングしたものです。オーガニックなレコード・サンプルとデジタル・ドラム、テクスチャーは私のお気に入りの組み合わせです。“
“この曲がどのように仕上がるのか、当初は全く予想がつきませんでした。夢のように、新しい要素が導入され、一見場違いなように見えて、他のパートが再び入ってくる…そして突然完成したのです!そして今、私はようやくこの曲を全体を通して聴くことができます。それは長い間、複数の曲として存在していたので意味は無いと思っていたのですが、(それらを融合することで)完全に意味があるものでした。”と説明し、
MVを監督したRob Brandonはヴィジュアルについて、”iPhone 6でVRアプリをいろいろ試していたら、楽しいものに行き当たった。去年から探っていたものを組み合わせたんだ ”
と語っています。

 

Gold Panda New Single “The Dream” out now


Artist: Gold Panda
Title: The Dream
Label: PLANCHA / City Slang
Format: Digital Single
Buy / Listen: https://orcd.co/v5ve9b4

Gold Panda “The Dream” (Official Video)

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=eVx0W5nl8a8

Video by Rob Brandon

 

Gold Panda New Album “The Work” 11/11 release


Artist: Gold Panda
Title: The Work
Label: PLANCHA / City Slang
Cat#: ARTPL-183
Format: CD / Digital
Release Date: 2022.11.11
Price(CD): 2,200 yen + tax

※ボーナス・トラック2曲収録
※解説付き


自身の心象風景とフロアを地続きに横断するエモーショナルなエレクトロニック・ミュージックを構築するロンドンのプロデューサー、Gold Pandaのおよそ6年ぶりの新作アルバム!父親になるという大きな変化を経て、大胆で遊び心に満ちた傑作を完成!

アーティストがリリースするレコードを通じて、自身の個人的な経験や成長を時系列で表現することはそれほど珍しいことでないが、Gold Pandaほどエモーショナルにそれを表現するエレクトロニック・アーティストはなかなかいない。

Gold PandaことDerwin Dickerの待望の4thフルアルバム「The Work」。このアルバムのタイトルは、彼が6年の歳月をかけて制作したレコードを文字通りに表現していると同時に、より深く掘り下げると、彼が今この場所に辿り着くまでの経緯も同じように反映されているという、興味深いものとなっている。
「”The Work”は、私のセラピーでよく使われているもので、セルフケアやメンタルヘルスに関する本でもよく耳にする言葉です。私はセラピー、ランニング、ピラティス、そしてオステオパスを実践してきました」と笑います。しかし、ここ数年は「セルフケアと、自分のどこが悪いのか、なぜ落ち込んでいるのかを知るために自分自身に働きかけること」が主な目的だったと、より簡潔に語っている。また、長女が生まれたことで自分の時間を作ることが難しくなったという。

ダーウィンは、人生観とセルフケアの両方を変える必要があると気づいた、とても具体的な瞬間を挙げている。「日本にいたとき、とてもひどいホテルに泊まったんです。窓がひとつしかなくて、その窓はバスルームにあったんです。ホテルの部屋から出ると、そこは24階建ての巨大なタワーマンションで、人が飛び降りないようにメッシュのネットが張られていたんです。とても憂鬱だったし、『なんてこった、まだジャンプできる』と思った」。

「本当に二日酔いだったんだ」と彼は明かす。「それが最後の泥酔だった。お酒を飲むのは好きだけど、二日酔いや後悔、不安や憂鬱には耐えられないんだ。その時はまだシラフでライヴをしたことがなかったから、リアルタイムで自分が何をやっているのか意識しながら、新しいことを克服しなければならなかった。アルコールがあると、間違った自信を持つことになります。それに、恐怖や緊張に対抗したり克服したりするために酔うのではなく、恐怖や緊張を感じることを選択し、自分の感情ともっと向き合うことを学ばなければなりませんでした」。

個人的にもアーティストとしても、明らかに幸せでリラックスしている彼は、現在進行中の変化の最大のきっかけは父親になったことであることを明かしています。「娘たちが生まれた今、目標は生き続けることだ」「40代で幸せになれるとは思っていなかった。でも、40歳になったことで、他の人が期待していることではなく、自分が好きで心地よくできることに気づけたと思う」と付け加えました。期待に応えることは、ダーウィンの私生活と同様に新曲にも表れており、「The Work」がこれまでで最も変化に富み、驚くべきレコードになったことを彼は喜んでいる。「多くの曲は、あなたが期待するような方向には進まないと思う。たくさんの変化と、たくさんのことが起こっているんだ」。

Gold Pandaのレコードはどれも、彼自身の人生の重要な分岐点にあったことは明らかだ。デビュー作『Lucky Shiner『(2010年)は、彼の20代後半の姿を映し出したもので、自由で、固定観念に縛られない、目まぐるしい作品だった。その次のアルバムは『Half of Where You Live』(2013年)というタイトルで、当時の彼の感情的な見通しがよくわかるタイトルだ。彼は音楽の境界線を押し広げながら、評価が高まり、個人的にも仕事的にも都市間を移動する生活を送るアーティストとはどういうことかを問いかけた。3枚目のアルバム『Good Luck And Do Your Best』(2016年)は、故郷エセックスと、かつては一時定住したこともあり、たびたび訪れていた日本に根ざし、自己とサウンドを温かく再確認させるものだった。

そして6年後の現在、『The Work』は、自分自身と音楽の実践を振り返り、適応し、改善するために時間と注意を払い、驚くべき結果を出した作品だ。この作品は、彼のこれまでのキャリアを特徴づけてきたエモーショナルな資質を呼び起こすと同時に、より大胆で遊び心のあるものに仕上がっている。本作は、明らかにダーウィンに良い影響を与えており、2022年までの自身の音楽の旅について、嬉しそうに考察している。「私はいつも”クール”な音楽をやりたかったんだけど、自分が作る音楽しか作れないんだよね。だからクラブ・ミュージックを作るのは難しいんだと思う。クラブにいる時間が少ないんだ」と笑う。”自分がどこに当てはまるのかわからない、それがいいのかもしれない”と彼は笑う。


TRACK LIST:

01. Swimmer
02. The Dream
03. The Corner
04. The Want
05. I’ve Felt Better (ThanIDoNow)
06. Plastic Future
07. New Days
08. I Spiral
09. Arima
10. Chrome
11. Joni’s Room
ボーナス・ダウンロード・コード
12. I’ve Felt Better (Daniel Avery Remix) [Bonus Track]
13. Plastic Future (Skee Mask Remix) [Bonus Track]
(帯裏のダウンロード・コードから入手可能)
※諸事情によりボーナス・トラックの仕様が変更になりました。

 


反復とポリリズムを駆使しスリリングなサウンドをみせるHorse Lordsが劇的な進化を遂げて名門RVNG Intl.から放つ新作アルバム『Comradely Objects』からセカンド・シングル「May Brigade」がリリース&MV公開

Photo credit: Margaret Rorison

反復とポリリズムを駆使し、マス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうなスリリングで中毒性の高いインストゥルメンタルを構築する、ボルチモアのAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse LordsがNYの名門、RVNG Intl.と契約して11/4にリリースする通算5枚目となる新作アルバム『Comradely Objects』から先行セカンド・シングルとなる新曲「May Brigade」がリリース、合わせてミュージック・ビデオも公開されました。

この新曲「May Brigade」は、フリー・ジャズ、モード・ジャズ、その他のジャズ・フォームにバンドが影響を受けていることが窺える曲です。サックス奏者のAndrew Bernsteinのソロ、Max EilbacherとSam Habermanのリズム・セクションは、曲調、テンポ、ボトムエンドの間で揺れ動く中、Owen GardnerはMiles Davisのライヴ盤『Dark Magus』での展開を彷彿とさせるオーヴァードライヴィンなギターのスクラッチを炸裂させています。彼らが今回の新作アルバムで新しく採用したスタジオ・レイヤリングの新鮮味を楽しみながら一体感を増して、最後はドローンでフェイドアウトする目まぐるしい展開の曲で、現在のバンドの真骨頂とも言えるサウンドです。

ミュージック・ビデオのディレクターにはマルチディスィプリナリィ・アーティストのMary Helena Clarkを起用しています。ビデオに関して彼は ”私の作品はすべて、因果関係や生気を操る音と映像の関係性、つまりシンクロニシティ(共時性)で勝負しています” ”「May Brigade」では、曲のリズムにマッチする人間以外のイメージを探しました。ズームやフラッシュライトの光がメロディラインやリズムにマッチして、被写体を探すこと自体が被写体になりました。” と語っています。

 

Horse Lords New Single “May Brigade” out now


Artist: Horse Lords
Title: May Brigade
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
https://orcd.co/nvnp9m

Horse Lords – May Brigade [Official Video]

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=FQpBwbey-dY

Video by Mary Helena Clark

 

Horse Lords New Album “Comradely Objects” 11/04 release


Artist: Horse Lords
Title: Comradely Objects
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-182
Format: CD / Digital

※日本独自CD化
※解説付き

Release Date: 2022.11.04
Price(CD): 2,200 yen + tax


RVNGと電撃契約!劇的な進化!反復とポリリズムを駆使し、バトルス、CAN、キング・クリムゾン、Zs、アニコレ等も想起させるマス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうな刺激的サウンドでスリリングなダイナミズムを操るHorse Lordsの通算5作目の衝撃的ニュー・アルバム!

ボルチモアのAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse Lordsが通算5枚目のニュー・アルバム『Comradely Objects』で帰還!

これまでの4枚のアルバムと4つのミックス・テープでは本質的なインストゥルメンタル・サウンドを堅持してきたが、このアルバムではそのサウンド・アプローチに再び焦点が当てられ、バンドの幅広い音楽的視野の中の異質な要素が、推進力のあるリズムのグリッドにしっかりと引き寄せられている。『Comradely Objects』は、新たな自由度と冷静なコントロールによって様々な音像が舞い上がる。この変化は、ある意味、状況によってもたらされたものだ。パンデミックで世界がひっくり返る中、2020年初頭のアルバム『The Common Task』のツアーをキャンセルせざるを得なくなったHorse Lordsは、すぐにボルチモアのスタジオに戻り、『Comradely Objects』の元となる音楽の組み立てを始めた(Bernstein、Eilbacher、Gardnerはその後ドイツに移住している)。ツアー中に新しい音楽を洗練させるという試行錯誤の方法から離れ、4人組はライブでの演奏性を確保するためのエネルギーを減らし、リハーサルとレコーディングに注力した。珍しく、じっくりと作曲とレコーディングを行った結果、創造性と音楽性の新たなピークを示す作品群が生まれ、スタジオでの散漫な作業に陥ることもなく、充実したものとなったという。

ミニマリズムとグローバルな伝統音楽のマントラ的な反復、複雑な対位法、微分音による繊細さ、アヴァンギャルドから引き出された幅広い音色と質感など、Horse Lordsが確立したパレットを構成するお馴染みの要素に加え、いくつかのスタイル上の際立った革新が反映された作品となっている。このアルバムは、バンドの他の作品よりもフリー・ジャズに近く、エレクトロ・アコースティックのスペクトルを持ち、予想外で変則的でありながらも快活なシンセサイザーで鼓動している。これらの新しい要素は、スタジオで時間をかけて丁寧に作られた証拠だが、『Comradely Objects』には、バンドの最高の瞬間を活気づける、目もくらむばかりの強烈なリズムのエネルギーが残されている。

Horse Lordsのインストゥルメンタルは、それ自体、この4人組が共有する音楽的、社会政治的なビジョンを語るために不可欠なものだ。タイトルは、美術史家のクリスティーナ・カイエルが2008年に出版したロシア構成主義のデザインに関する本『Imagine No Possessions』に由来している。構成主義者は、資本主義芸術の芸術的エゴイズムや貴重な芸術品を敬遠し、大衆のための実用的なオブジェを支持してきた。”『Comradely Objects』は、集団的で平等主義的な理想を促進するものでなければならない”とバンドは指摘する。”彼らは、実用性を重視し、素材を前面に押し出したシンプルで飾り気のないフォルムを好む傾向にあった。『Comradely Objects』は、このことが音の素材、音楽、アルバム、そして21世紀の芸術制作にとってどのような意味を持つかを通じて作品を制作している。”

『Comradely Objects』は、Horse Lordsのこれまで培ってきたフォーマットの可能性を再定義するだけでなく、自信と精巧さの新しい輪郭を加えている。また、ラディカルな音楽的・政治的アイデアを現代音楽に持ち込む第一人者としての彼らの地位は、偶然にもロックであることを証明し、音符、ビート、生の音とともに、美学と社会の形式、目的、意図を問い続けるバンドの最も崇高なドキュメントを提示している。新しいユートピアを記録しているのではなく、進行中の革命のスリリングな肖像画を描いているのだ。

Horse LordsとRVNG Intl.を代表して、このリリースによる収益の一部は、中部大西洋地域の主要な移民団体であり、移民家族を支援し、すべての人が社会に完全に参加するために必要な中核的支援を保証する全米のリーダーであるCASAに寄付されます。


TRACK LIST:

01. Zero Degree Machine
02. Mess Mend
03. May Brigade
04. Solidarity Avenue
05. Law of Movement
06. Rundling
07. Plain Hunt on Four


Emily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2022 開催延期

開催延期のお知らせ

10月1日〜10月10日に開催を予定していたEmily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2022は新型コロナウイルスの影響により日本への入国ビザの取得に関する予期せぬ事情が生じたため、止むを得ず開催を延期させていただきます。
(EACH STORYの出演キャンセルに関しましてはすでに木曜日に発表されております)

楽しみにされていた皆様にはご不便をお掛け致しますが、ご理解頂けますようお願い致します。

Emily A. Spragueのツアーは当初は2020年3月に計画し、今回2年半ぶりの仕切り直しとして、盟友Cool Maritimeも加えて計画し、開催に向けて関係者一同で尽力してきたものの、このような結果となり大変申し訳ございません。

来年秋以降に改めてツアーを計画するべく協議しております。
現在いただいておりますご予約はキャンセルとさせていただき、新たな日程とツアー詳細が決定次第改めてお知らせさせていただきます。

公演を楽しみにしてくださっていたお客様、関係者の皆様にはご迷惑お掛けしますことを心よりお詫び申し上げると共に、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

 

開催延期 Emily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2022

・10/01(土)~10/02(日) 長野 @Each Story 出演キャンセル
・10/04(火) 松本 @Give me little more. 公演中止
・10/05(水) 名古屋 @KD Japon 公演中止
・10/06(木) 大阪 @CIRCUS Osaka 公演中止
10/07(金) 北海道 @Precious Hall 公演中止
10/08(土) 東京 @Galaxy-Gingakei 公演中止(追加公演 Floristソロセット)
10/09(日) 東京 @Ochiai Soup 公演中止
10/10(月・祝) 東京 @Ochiai Soup 公演中止

EACH STORY 〜THE CAMP〜 2022 出演キャンセル

⽇程:2022年10⽉1⽇(⼟)、2⽇(⽇)
会場:五光牧場オートキャンプ場 長野県南佐久郡川上村樋沢1417
時間:⼟曜⽇ 11:30 OPEN /START ~ 日曜日 17:30 CLOSE
料金:2日券 ⼤⼈ 13,500円 (当⽇ : 15,000円) / 1日券 ⼤⼈ 8,000円 (当⽇ : 9,000円)
子供 3,300円(一律)*共にキャンプ料金別途必要


松本公演 公演中止

日程:10/4(火)
会場:Give me little more.
時間:OPEN 19:00 START 19:30
料金:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime


名古屋公演 公演中止

日程:10/5(水)
会場:KDハポン
時間:OPEN 18:30 START 19:30
料金:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
猫町


大阪公演 公演中止

日程:10/6(木)
会場:CIRCUS Osaka
時間:OPEN 19:00 START 20:00
料金:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime


北海道公演 公演中止

日程:10/7(金)
会場:Precious Hall
時間:OPEN/START 20:00
料金:with flyer ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金(600円)
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
Special Guest: Kuniyuki (experimental /Ambient live set)
DJ: MITAYO


Florist (Solo Set) Japan Show 2022 (追加公演)公演中止

日程:2022年10月8日(土)
会場:Galaxy Gingakei 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目27−7 アルボーレ神宮前 B1
時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300 *別途1ドリンク代金
出演:
Florist (Solo Set)
Satomimagae

DJ: Cool Maritime


東京公演① 公演中止

日程:10/9(日)
会場:落合Soup
時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
Chihei Hatakeyama
H.Takahashi


東京公演② 公演中止

日程:10/10(月・祝日)
会場:落合Soup
時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
ASUNA
Closing DJ: 佐々木敦(HEADZ)

Emily A. Sprague:
エミリーは、ニューヨーク州北部のカータースキル・クローヴで生まれ育ち、現在もそこに住む音楽家である。幼少期に母の教えでピアノを始める。11歳の頃からギター・レッスンを受け始めたものの、一旦やめてしまうが、14歳の時に再びギターを弾き始め、本格的にソング・ライティングに興味を持つ。その後バンドFloristを結成し、2013年に6曲入りEP『We Have Been This Way Forever』でデビュー。もう一枚の自主制作EPを経て、Double Double Whammyと契約し、2015年にリリースしたEP『Holdly』でStereogumの「50 Best New Bands Of 2015」に選出される。2016年に『The Birds Outside Sang』、2017年に『If Blue Could Be Happiness』の2作のアルバムを発表、さらに2019年には最新作『Emily Alone』をリリースし、PitchfrokでBEST NEW ALBUMを獲得し、インディ・ミュージック・リスナーから多くの支持を受ける。
その活動と並行し、Emilyはモジュラー・シンセサイザーを用いたアンビエント・ミュージックの制作を開始しセルフ・リリースした『Water Memory』、「Mount Vision」が高い評価を得る。その才能に着目したNYの最先鋭レーベルRVNGよりリマスター、ボーナス・トラックを追加してフィジカル化(CD/LP)し、PitchforkにてBEST NEW REISSUEを獲得。2020年には初来日が企画されたものの、惜しくもコロナ禍により延期を余儀なくされる。そして同年現時点での最新アルバムである『Hill, Flower, Fog』をリリース。彗星のようなキラキラとした音色からオルゴールのような牧歌的なフレーズまでが滑らかなリヴァーブで彩るアンビエントを展開し、アンビエント・ミュージシャンとしての認知度をさらに高めた。そして2022年にはFloristとしての新作にしてセイム・タイトル・アルバム『Florist』をリリース。Pitchforkで8.5点の高得点でBest New Musicを獲得するなど、今最も注目されているミュージシャンの1人である。エミリーの作品は、万物のつながりに関するもので、地上の活動や人間との接触を導く神秘的な力に、生きた核となる形を与えている。記憶と視覚、海と山、問いと答え、感情と無限大。そして陽光、トカゲ、海の塩。


Cool Maritime:
Cool Maritimeは現在は太平洋岸北西部の島を拠点に活動しているエレクトロニック・ミュージシャン兼ヴィジュアル・アーテョストのSean Hellfritschによるソロ・プロジェクト。吉村弘のような日本のアンビエント・コンポーザーや、『MYST』などのコンピューター・ゲームのサウンドトラックからインスピレーションを得て、みずみずしく魅力的なサウンドスケイプを制作している。
サンタクルーズの郊外で育った後、家族と共にカリフォルニア州のレッドウッドの森近くの峡谷に引っ越した彼は、そこで豊かな自然に触れることができ、それが今日においても彼の音楽的および視覚的作品に大きな影響を与えているのだという。
Daren Rabinovitch、Isaiah Saxon等と共に、映画とアニメーションの制作スタジオ、Encyclopedia Picturaを設立し、Björk、Panda Bear、Grizzly Bearなどのミュージック・ビデオを監督し、Kanye Westの未発表のビデオ・ゲーム『ONLY ONE』にも取り組んだ。彼はまた、妻であり、Buchlaのアナログ・シンセサイザー愛好家のKaitlyn Aurelia Smithによるリリースのヴィジュアルも担当している。Cool Maritimeとしてはファースト・アルバム『Tea Time Travel』を2012年に自主制作にて発表。そしてMatthewdavid主宰の西海岸の最重要レーベル、Leaving Recordsと契約し、セカンド・アルバム『Some Sort of Wave Portal』を2016年に、サード・アルバム『Sharing Waves』を2018年にリリース。早耳のリスナー達から極めて高い評価を得て、西海岸モジュラー・シンセ・ウェイヴのムーヴメントにおいて、最注目の存在となる。2022年には名門Western Vinylから最新アルバム『Big Earth Energy』を発表。「ランチボックス」モジュラーシステムを含むノマドスタジオを使い、刺激的で人里離れた屋外で録音するという彼の実践によって、ショーンの音楽には絶え間ない冒険心と興奮が焼き付けられている。
Cool Maritimeは、畏敬の念、幸福感、ひらめきの瞬間をとらえた音楽的アイデアの統合である。サウンドは主にエレクトロニックで、フィーリングはオーガニック、アレンジは瑞々しく、オープンエアーを優雅に呼吸し、胸をなでおろすような感覚のものである。鋭い生態学的前提とサイケデリックな魅力のひねりを加えた架空のビデオ・ゲームのサウンドトラックのようなサウンドを紡ぎ、アナログ・シンセの即興演奏を、華麗に着飾った洗練されたメロディック・アレンジに置き換えたアプローチでさらなる高い評価を得ている。


10/7 名古屋公演出演者


Nekomachi / 猫町:
lo-fi,ambient,new age,drone,left field,などのエクスペリメンタル音楽作家。
2022年10月にコロナ禍によって制作された約10年ぶりの音源が上海の”eating music”より、カセットとデジタルで発売。
http://soundcloud.com/neko_machi


10/8 北海道公演出演者


Kuniyuki:
札幌を拠点に活動。Joe Claussell 主宰[Natural Resource]から自身のホームタウンであり、札幌のクラブをトリビュートした曲「Precious Hall」をリリース、そしてMule Musiq よりシングル「Earth Beats」をリリースし、各 DJから圧倒的な支持を得た。現在まで数々のアルバムをリリースし、「Feather World」ではジャズシーンでは独特の世界感を持つジャズピアニストの板橋文夫や盟友 Henrik Schwarz も参加し、新境地へと進んだ。 2018 年はオランダの Music From Memory より 80-90 年代初頭に制作したアンビエントや実験音楽を2タイトルリリース。
ヨーロッパ、南アフリカ、ブラジル、メキシコやUSA 等含め、国内外での liveも精力的に行い、即興性を軸にダンスミュージックから実験音楽までの幅を、様々な楽器を使用し独自のスタイルで live を行う。


MITAYO:
札幌を拠点に2005年より活動するDJ。テクノ/ハウスをバックボーンに変拍子、ダブ、ベース、宇宙、アシッド、バグをも雑食に咀嚼/消化し、代謝されたサウンドは享楽的フロアを創りあげる。
また自身が運営する〝スパイスの穴ムジナ〟にて不定期で『脱力音楽会』を主宰など、
ディープリスニングにもフィールドを広げ音楽都市札幌においても無二のDJとして存在を確立している。


10/9 東京公演出演者


Chihei Hatakeyama:
Chihei Hatakeyamaとして2006年にKrankyより、ファーストアル バムをリリース。以後Room40, Home Normal, Own Records, Under The Spire, hibernate, Students Of Decayなど世界中のレ ーベルから現在にいたるまで多数の作品を発表。デジタルとアナ ログの機材を駆使したサウンドが構築する美しいアンビエント・ド ローン作品が特徴。ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、韓国な ど世界中でツアーを敢行し、To Rococo Rot, Tim Heckerなどと 共演。映画音楽では、松村浩行監督作品『TOCHKA』の環境音を 使用したCD作品「The Secret distance of TOCHKA」を発表。第 86回アカデミー賞<長編ドキュメンタリー部門>にノミネートさ れた篠原有司男を描いたザカリー・ハインザーリング監督作品『 キューティー&ボクサー』(2013年)でも楽曲が使用された。また NHKアニメワールド:プチプチ・アニメ『エんエんニコリ』の音楽を 担当している。ソロ以外では伊達伯欣とエレクトロ・アコースティ ックデュオOpitopeとして、SPEKKから2枚のアルバムをリリース。 佐立努とのユニットLuis Nanookでは電子音と伝統的なフォーク サウンドが混ざり合う音楽世界で2枚のアルバムをリリース。 ASUNA、Hakobune等ともコラヴォレーションアルバムを発表。2022年に全米15箇所に及ぶUS Tourを敢行。


H.Takahashi:
作曲家、H.Takahashi名義の他、【Unknown Me】や【Atoris】などのユニットでも作曲をおこなっている。並行して建築家としても活動する。2021年11月に、アンビエントミュージックを専門的に扱う〈Kankyo Records〉をオープン。


10/10 東京公演出演者


ASUNA(アスナ):
石川県出身の日本の電子音楽家。語源から省みる事物の概念とその再考察を主題として作品を制作。同時に音の物理現象に関する美術作品の制作/パフォーマンスも行う。代表作に「organ」の語源からその原義である「機関・器官」としてオルガンを省みた『Each Organ』(2002)、本の語源としてのブナの木を元に情報の記録・運搬について扱った作品『Epidermis of Beech』(2012)などがある。近年は、干渉音の複雑な分布とモアレ共鳴に着目した作品『100 Keyboards』(2013)で、「メルボルン国際芸術祭」(2018)、「シンガポール国際芸術祭」(2019)、「ベルファスト国際芸術祭」(2019) 、など海外のアート・フェスティバルから多数の招待を受け展示/パフォーマンスを行い、昨年も米ニューヨークの名門・BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招待を受け、全公演ソールドアウトとなる単独公演を成功させた。並行した音楽制作では、10代の頃から東京の実験音楽/即興/音響シーンに関わり、様々なアコースティック楽器やPCベースによる作曲作品から即興演奏まで行いつつ、無数のオモチャ楽器と電子音楽によるパフォーマンス『100 Toys』(2007) を中心とし、録音作品では毎回多岐に渡るコンセプトながらも一貫した作品制作を行う。これまで海外25カ国以上で演奏/展示、CDやレコードなどをリリース。ドイツの電子音楽家のヤン・イェリネクや、美術家の佐藤実-m/s、トラックメーカーのshibataらと長年に渡りコラボレーションによる制作も行っている。


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