ニュージャージー出身で現在はウィスコンシンを拠点に、人類学および民族音楽学の共同博士号を追求しながら、Real Estateのリード・ギタリストとしても活動しているJulian Lynchの来年1月18日発売となるソロ新作『Rat’s Spit』からセカンド・シングルとなる「Hexagonal Field」が公開されました。
輝くチャイムとファジーに渦巻くアストラルなドリームスケープに息吹のようなヴォーカルが溶け込んでいくドリーミーでサイケデリックなトラックです。
Julian Lynch – Hexagonal Field
Artist: Julian Lynch
Title: Rat’s Spit
Cat#: ARTPL-111
Format: CD / Digital
※ボーナス・トラック収録予定
※解説・歌詞・対訳: 清水祐也(Monchicon!)
※日本のみでCD化
Release Date: 2019.01.18
Price(CD): 2,000yen + tax
Payment: PayPal / Shipping Wordlwide: Post (small packet)
ベッドルームから国籍も飛び越え宇宙へ
かつてはPitchforkでベスト・ニュー・ミュージックも獲得し、現在はReal Estateのリード・ギタリストとしてそのサウンドの根幹を担う才人、Julian Lynchの2013年以来となる新作アルバム!国籍も飛び越え、ローファイ・ベッドルーム・ポップからニューエイジ・フォークへと飛躍した一大傑作!
ニュージャージー出身で現在はウィスコンシンをベースに活動しているJulain Lynchの2013年以来となる新作アルバムが完成。2000年代のインディ・ミュージック・シーンを牽引したレーベルのひとつ、Olde English Spelling Beeからリリースした『Mare』がPitchforkで8.5点のベスト・ニュー・ミュージックを獲得し、注目を集めた彼だが、Real Estateへの加入もあり、2013年以降ソロ作をリリースしていなかった。しかしついに新作ソロ・アルバムとなる『Rat’s Spit』が完成。
Tears for Fears、Yes、Cocteau Twins、Kate Bush、George Clintonの自主制作のソロ・レコード、Brian Eno、そしてSteve Vaiの『Flex-Able』などにみられるより偏重なポスト・ザッパ・プロダクションなどからインスピレーションを得ており、Lynchのエレクトリック・ギターへのユニークなアプローチは、Robert Frippのレガート演奏、Henry Kaiserの拡張テクニック、そしてAdrian Belewのミディ・ピックアップによるアナログ・シンセのレイヤリングなど、楽器のより型にはまらない手法と可能性を探求している。
もちろんこれまでの延長線上にあるサウンドだが、多彩なコーラス・ワーク〜サイケデリックなギター〜シンセ〜エフェクトのレイヤーはより的確且つ多重になり、時に朧げに沸き立つように、時に一体感を纏ってダイナミックにと、変幻自在且つドリーミーに展開。
ウィスコンシン大学マディソン校で民族音楽学を学んだ後、スミソニアンフォークウェイズレコーディングのために働いていという経歴を持つ彼らしい、国籍も飛び越え、ローファイ・ベッドルーム・ポップからニューエイジ・フォークへと飛躍した一大傑作の誕生。
TRACK LIST:
01. Catapulting
02. Meridian
03. Rat’s Spit
04. Floater
05. Peanut Butter
06. Baa
07. Strawberry Cookies
08. Hexagonal Field
09. Reallu
+ボーナス・トラック収録予定
Real Estateの現ギタリストであり、スミソニアン・フォークウェイズで働いていたこともあるというJulian Lynchが来年1月18日にリリースする新作『Rat’s Spit』からの一曲、民族音楽の博士号を持つ彼らしい無国籍ニュー・エイジ・フォークの傑作です! https://t.co/jsCThPjzpQ
— monchicon (@monchicon) 2018年11月8日
Julian Lynchはニュージャージーはリッジウッド出身で、現在はウィスコンシンを拠点にしているマルチ・インストゥルメンタリスト/シンガー・ソングライター。ウィスコンシン大学マディソン校で民族音楽学を学んだ後、スミソニアンフォークウェイズレコーディングでも働いていた。4トラックで曲を録音し始め、2008年から2010年にかけて2枚の7インチ、2作のCD-R作品、Olde English Speling Beeから2作のレコードをリリース。中でも2010年にリリースした『Mare』はPitchforkにてベスト・ニュー・ミュージックを獲得し、大きな話題となった。
そしてニュージャージーの盟友レーベルUnderwater Peoplesから2011年と2013年にアルバムをリリースしたものの、その後ソロ活動は一旦休止する。2016年にはReal Estateにギタリストとして加入し、そちらの活動にフォーカスしていたが、遂に2013年以来となる新作ソロ・アルバムが完成した。