ヴィヴィアン・ガールズ、ウェイヴス…90年代初期のローファイ・ムーヴメントを想起させつつも、全く新しい感性が横溢するバンドたちを輩出し、一躍シーンのメッカとなったブルックリンの新進レーベル、ウッジスト。そのオーナーでもあるジェレミー・アールが率いるウッズは、もともとミネガーというパンク・バンドのメンバーだったジェレミーとクリスチャン・デロエックの2人による、フォーク寄りのサイド・プロジェクトとしてスタートしたものだ。ミネガーではそれぞれドラムとギターを担当していた彼らだが、ウッズでは互いに曲を持ち寄り、ヴォーカルも2人で分担。2005年にはジェレミーが主宰するカセット・テープ専門レーベルのファック・イット・テープスより、ファースト・アルバムとなるカセット2本組の『How To Survive In + Woods』をリリースしているが、これはニール・ヤングやタイニー・ティムを思わせるジェレミーのファルセット・ヴォイスと、いかにもパンク畑出身らしいエモーショナルなクリスチャンの歌声が奇跡的なバランスで同居した作品で、特に2人のデュエットによる「Silence Is Golden」は、涙なしには聴けない名曲だった。2007年にはルー・バーロウのセントリドーやマウンテン・ゴーツの初期作品で知られるカリフォルニアのシュリンパーから、セカンドの『At Rear House』をリリース。続けてファースト・アルバムもCDでリイシューされているが、この2作はどちらも当時ミネガーのメンバー4人が共同生活を送っていたブルックリンの通称“Rear House”(ミネガーのファースト・アルバム『I Was Born At The Night』のジャケットでその外観を確認することができる)でホーム・レコーディングされたもので、アートワークも対になっていることから、デュオ時代の2部作と言ってもいいだろう。
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Woods
Artist: WOODS
Title: At Echo Lake
Cat#: ARTPL-009
Format: CD
※解説: 清水祐也
※対訳: mmm
※紙ジャケット仕様
Release Date(CD) : 2010.06.09
Price(CD): 2,000yen + tax
奇跡の美ファルセット・ヴォーカル&メロディ!近年のローファイ・ムーヴメントをReal Estate と共にド真ん中で牽引しているのは、間違いなくこのwoodsだ!傑作『Songs Of Shame』に続く超傑作ニュー・アルバム『At Echo Lake』で遂に日本デビュー!
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