Satomimagae

Satomimagaeの4/23リリースのニュー・アルバム『Hanazono』からセカンド・シングル「Houkou」がリリース&MVも公開

Photo by Mana Hiraki

Photo by Mana Hiraki

孤高のサウンドで唯一無二の世界観を紡ぎ出す、東京を中心に活動しているエクスペリメンタル・フォーク・アーティスト、Satomimagaeが名門RVNG Intl.へ移籍して4/23にリリースするニュー・アルバム『Hanazono』からセカンド・シングル「Houkou」がリリース、そしてアニメーション・ビデオも公開されました。

ビデオのディレクター/アニメーションは、主に油彩、ドローイングを中心に日本、ドイツ(ベルリン)、オーストラリア(メルボルン)で個展を多数開催し、モントリオール世界映画祭や新千歳空港国際アニメーション映画祭2016にノミネート暦があり、2020年には岡本太郎賞を受賞した野々上聡人。
3DCGは南カリフォルニア大学Jaunt VR LabにてInteractive Animation、VR/XRを滞在研究。西海岸の魔女カヴンにて現代魔女宗をフィールドワーク、WitchcraftやModernPrimitiveの実践を行なう、未来魔女会議主宰の円香。

Satomimagaeが『Hanazono』で好奇心の対象としたものが、メロディとテクスチャーの層になっていくように、野々上氏のアニメーションは、水彩画から浮かび上がり鮮やかな環境を作り出し、その音楽の独特のフォークの緊張感を、繊細かつ広大なイメージに包み込んでいます。
『Hanazono』は、石や川、風などがもたらす純粋で私的な驚きという、日常的な神秘性への賛辞です。Satomiは「小さな宇宙空間」と表現していますが、この音の包囲は、アーティストが自分のためだけに創作活動を行うことができる、世界から離れた安全な場所なのです。

以下ディレクター野々上氏の本ビデオのステートメントです。

Japanese
どうしようもなくこれでもかと大人になってしまった僕達の中にある無邪気君が放たれて、大人になろうと急ぐ子供たちの魂と交差して、抜き差しならないこの街でなんとかおかしさをみつけて生きて行く。

English
The innocence born of children’s souls and inside us all, is released. This innocence is somehow more than we can handle as adults (we were in such a hurry to grow), but we can find it by moving within our surroundings with levity and curiosity.

 

Satomimagae – Houkou [Video]

YouTube: https://youtu.be/qow6hqGd5s0

Animations by Akihito “Nono” Nonowe
https://www.instagram.com/nonowe_akihito/
3DCG by Madoka
https://twitter.com/kamadooma

 

Satomimagae – Houkou [Digital Single]


Artist: Satomimagae
Title: Houkou
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-151S2
Format: Digital Single
Release Date: 2021.03.31

Buy / Stream: https://orcd.co/0d6qpba

 

“Hanazono” 2021/04/23 RELEASE


Artist: Satomimagae
Title: Hanazono
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-151
Format: CD / Digital
Release Date: 2021.04.23
Price(CD):
2,000yen + tax

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック1曲収録
※ヴァイナルはUSはRVNG Intl.、オランダはGuruguru Brainからリリース

Pre-order: https://orcd.co/r6qoo37

孤高のサウンドで唯一無二の世界観を紡ぎ出す、東京を中心に活動しているエクスペリメンタル・フォーク・アーティスト、Satomimagaeが名門RVNG Intl.へ移籍して4作目のアルバム『Hanazono』。
リスナーに繊細に共鳴するエネルギーで包みこんだ音の地球儀を託す。まるで、あなたの身近な世界や空想の世界を楽しむために送られた招待状のような作品。

『Hanazono(花園)』は日々に潜む神秘へのオマージュであり、石ころや川、あるいは風によって呼び覚まされる純粋でプライベートな不思議な感覚を表現しているとも言える。Satomimagaeが「小さな宇宙空間」と表現するこの音の空間は、彼女が自身のためだけに創作することができる、世界から安全に切り離されたもののようでもある。

Satomimagaeはこれまでに3枚のアルバムと数枚のEPを東京近郊の”この空間”から発表してきた。前作『Kemri』 (2017)と前々作『Koko』(2014)は畠山地平が主宰するレーベルWhite Paddy Mountainからリリースされた。畠山自身の創作でも見られるテクスチャーを取り入れながらも、Satomimagaeのアプローチは常に従来のフォークの様式の外へと向けられている。彼女の幼少期の思い出や無邪気さを原点とした”音楽を作ること”に対する彼女のスタンスが窺える。

『Hanazono』に収録されている曲はそれぞれシンプルなテーマ、対象物、イメージに沿って作られており、そのときどきに合わせて揺れなびく花のように、何層にも重なった温かみのあるシンプルなメロディーが生まれている。鳥の鳴き声やURAWA Hideki(今アルバムではミキシング/プロデュースも担当)によるエレキ・ギターが加わり、まるで広大な大地を包む音の天空が広がっている。
彼女のこれまでのパーソナルで内観的な趣からの変化が表現されており、孤独、繊細さを聞き取ることが出来ると同時に、外の世界に対しても共鳴する、繊細な光のバランスのようなものが垣間見れる。目を大きく見開いてこの世界を見渡し、自分がその世界の一部であるような感覚があるのだ。それは青々と生茂る音の草原はフォークテールのレリーフ画さながらのアルバム・カバーにも反映されている。

CDはPLANCHAから日本のみ。ヴァイナルはRVNG Intl.と、幾何学模様のGoとTomo主宰のアムステルダムを拠点にするレーベル、Guruguru Brainからリリースされます。

Track List:
01. Hebisan
02. Manuke
03. Suiheisen
04. Tsuchi
05. Houkou
06. Uzu
07. Kaze
08. Numa
09. Ashi
10. Ondo
11. Kouji
12. Uchu
13. Kunugi (Bonus Track)

 

Satomimagae
東京を中心に活動しているアーティスト。ギター、声、ノイズで繊細な曲を紡ぎ、有機的と機械的、個人的と環境的、暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。
彼女の音楽的ルーツは中学生の時にギターを始めたことから始まる。父親がアメリカからテープやCDに入れて持ち帰った古いデルタ・ブルースの影響もあり、10代の頃にはソング・ライティングの実験をするようになる。その後PCを導入したことで、より多くの要素を加えた曲を作ることができるようになり、彼女の孤独な作業はアンサンブルへの愛に後押しされるようにななった。大学で分子生物学を専攻していた時にバンドでベースを弾いていたことから、様々な音の中にいることへの情熱と生き物や自然への情熱が交錯し、それが彼女の音の世界を育んでいったのである。
この間、アンビエント音楽、電子音楽、テクノなどの実験的でヴォーカルのない音楽に没頭するようになり、聴き方の幅が広がっていった。サンプラーを手に入れ、日本のクラブやカフェでのソロライブを始めた。苗字と名字を融合させた「サトミマガエ」は、彼女の独特のフォークトロニックな考察を伝える公式キャラクターとなった。
初期のアンビエント・フォーク・シンセサイザーを集めたファースト・アルバム『awa』(2012年)は、ローファイ/DIYのセルフ・レコーディング技術を駆使した作品である。2枚目のアルバム『Koko』(2014年)では、彼女は控えめでライヴ感のあるパフォーマンスと、フォークの伝統に馴染んだ温かく牧歌的なエネルギーの冷却を追求した。続いて、『Kemri』(2017)では、より豊かな和音とリズムで伝えられる人間的な感覚に触発されて、この効果をバランスよく調整している。彼女の2作品をリリースしたレーベル、White Paddy Mountainとそのディレクター畠山地平の影響を受けて、スタジオ環境の中でよりコンセプチュアルな方向に進むことができたが、彼女の作曲やレコーディングのプロセスは、自分で作ったものであることに変わりはない。
そしてNYの最先鋭レーベル、RVNG Intl.へ移籍してのリリースとなる『Hanazono』では、URAWA Hidekiのエレクトリック・ギターとバード・コールが加わったことで、子供のような魅力を持つSatomiの微細なヴィジョンが融合している。Satomiの姉であり、アルバムやウェブサイトのすべての作品を担ってきたNatsumiの直感的なビジュアルが、温かみのあるものとクールなもの、手作りと機械で作られたものが混ざり合うというSatomiの夢を、彼女の別世界への窓のように機能する木版画で見事に表現している。


SATOMIMAGAE “Hanazono” [ARTPL-151]


Artist: Satomimagae(サトミマガエ)
Title: Hanazono

Cat#: ARTPL-151
Format: CD / Digital

※日本独自CD化
ボーナス・トラック1曲収録

Release Date: 2021.04.23
Price(CD): 2,000 yen + tax

Payment: PayPal / Shipping Worldwide: Post (small packet) ※日本でご購入の方はこちらから(クリックポストは送料無料)


孤高のサウンドで唯一無二の世界観を紡ぎ出す、東京を中心に活動しているエクスペリメンタル・フォーク・アーティスト、Satomimagaeが名門RVNG Intl.へ移籍して4作目のアルバム『Hanazono』。
リスナーに繊細に共鳴するエネルギーで包みこんだ音の地球儀を託す。まるで、あなたの身近な世界や空想の世界を楽しむために送られた招待状のような作品。

『Hanazono(花園)』は日々に潜む神秘へのオマージュであり、石ころや川、あるいは風によって呼び覚まされる純粋でプライベートな不思議な感覚を表現しているとも言える。Satomimagaeが「小さな宇宙空間」と表現するこの音の空間は、彼女が自身のためだけに創作することができる、世界から安全に切り離されたもののようでもある。

Satomimagaeはこれまでに3枚のアルバムと数枚のEPを東京近郊の”この空間”から発表してきた。前作『Kemri』 (2017)と前々作『Koko』(2014)は畠山地平が主宰するレーベルWhite Paddy Mountainからリリースされた。畠山自身の創作でも見られるテクスチャーを取り入れながらも、Satomimagaeのアプローチは常に従来のフォークの様式の外へと向けられている。彼女の幼少期の思い出や無邪気さを原点とした”音楽を作ること”に対する彼女のスタンスが窺える。

『Hanazono』に収録されている曲はそれぞれシンプルなテーマ、対象物、イメージに沿って作られており、そのときどきに合わせて揺れなびく花のように、何層にも重なった温かみのあるシンプルなメロディーが生まれている。鳥の鳴き声やURAWA Hideki(今アルバムではミキシング/プロデュースも担当)によるエレキ・ギターが加わり、まるで広大な大地を包む音の天空が広がっている。
彼女のこれまでのパーソナルで内観的な趣からの変化が表現されており、孤独、繊細さを聞き取ることが出来ると同時に、外の世界に対しても共鳴する、繊細な光のバランスのようなものが垣間見れる。目を大きく見開いてこの世界を見渡し、自分がその世界の一部であるような感覚があるのだ。それは青々と生茂る音の草原はフォークテールのレリーフ画さながらのアルバム・カバーにも反映されている。

本作のフィジカル・リリースは、CDはPLANCHAから日本のみ。ヴァイナルはRVNG Intl.と幾何学模様のGoとTomo主宰のアムステルダムを拠点にするレーベル、Guruguru Brainからリリースされる。


TRACK LIST:

01. Hebisan
02. Manuke
03. Suiheisen
04. Tsuchi
05. Houkou
06. Uzu
07. Kaze
08. Numa
09. Ashi
10. Ondo
11. Kouji
12. Uchu
13. Kunugi (Bonus Track)


SATOMIMAGAE

Photo credit: Mana Hiraki

Photo credit: Mana Hiraki

東京を中心に活動しているアーティスト。ギター、声、ノイズで繊細な曲を紡ぎ、有機的と機械的、個人的と環境的、暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。
彼女の音楽的ルーツは中学生の時にギターを始めたことから始まる。父親がアメリカからテープやCDに入れて持ち帰った古いデルタ・ブルースの影響もあり、10代の頃にはソング・ライティングの実験をするようになる。その後PCを導入したことで、より多くの要素を加えた曲を作ることができるようになり、彼女の孤独な作業はアンサンブルへの愛に後押しされるようにななった。大学で分子生物学を専攻していた時にバンドでベースを弾いていたことから、様々な音の中にいることへの情熱と生き物や自然への情熱が交錯し、それが彼女の音の世界を育んでいったのである。
この間、アンビエント音楽、電子音楽、テクノなどの実験的でヴォーカルのない音楽に没頭するようになり、聴き方の幅が広がっていった。サンプラーを手に入れ、日本のクラブやカフェでのソロライブを始めた。苗字と名字を融合させた「サトミマガエ」は、彼女の独特のフォークトロニックな考察を伝える公式キャラクターとなった。
初期のアンビエント・フォーク・シンセサイザーを集めたファースト・アルバム『awa』(2012年)は、ローファイ/DIYのセルフ・レコーディング技術を駆使した作品である。2枚目のアルバム『Koko』(2014年)では、彼女は控えめでライヴ感のあるパフォーマンスと、フォークの伝統に馴染んだ温かく牧歌的なエネルギーの冷却を追求した。続いて、『Kemri』(2017)では、より豊かな和音とリズムで伝えられる人間的な感覚に触発されて、この効果をバランスよく調整している。彼女の2作品をリリースしたレーベル、White Paddy Mountainとそのディレクター畠山地平の影響を受けて、スタジオ環境の中でよりコンセプチュアルな方向に進むことができたが、彼女の作曲やレコーディングのプロセスは、自分で作ったものであることに変わりはない。
そしてNYの最先鋭レーベル、RVNG Intl.へ移籍してのリリースとなる『Hanazono』では、URAWA Hidekiのエレクトリック・ギターとバード・コールが加わったことで、子供のような魅力を持つSatomiの微細なヴィジョンが融合している。Satomiの姉であり、アルバムやウェブサイトのすべての作品を担ってきたNatsumiの直感的なビジュアルが、温かみのあるものとクールなもの、手作りと機械で作られたものが混ざり合うというSatomiの夢を、彼女の別世界への窓のように機能する木版画で見事に表現している。


Satomimagaeが名門RVNG Intl.へ移籍して4作目のアルバム『Hanazono』のリリースが4/23に決定。先行ファースト・シングルとして「Numa」がリリース、そしてMVが公開。

Photo credit: Mana Hiraki

Photo credit: Mana Hiraki

孤高のサウンドで唯一無二の世界観を紡ぎ出す、東京を中心に活動しているエクスペリメンタル・フォーク・アーティスト、Satomimagaeが名門RVNG Intl.へ移籍して4作目のアルバム『Hanazono』のリリースが4/23に決定。

CDはPLANCHAから日本のみ。ヴァイナルはRVNG Intl.と、幾何学模様のGoとTomo主宰のアムステルダムを拠点にするレーベル、Guruguru Brainからリリースされます。

『Hanazono』から先行ファースト・シングルとして「Numa」がリリース、そしてMVが公開されました。

 

Satomimagae – Numa [Digital Single]
Buy & Stream: https://orcd.co/qexlamy

Satomimagae – Numa [Video]
YouTube: https://youtu.be/cPvcW7N1gTU

Starring: Gaku Hosokawa, Yudai Nogawa
Director: Soh Ideuchi https://sohideuchi.com​
Cameraman: Ryo Yoshiya https://448.tokyo​, Tetsuya Nakagawa http://www.tetsuyanakagawa.com
Costume Design: Misaki Kuroi https://instagram.com/misakikuroi​
Stylist: Moe Murakami http://moe-murakami.com​
Make-up Artist: Shizuka Satake http://r.goope.jp/shizukasatake​
MA/Foley Artist: Junya Nakabayashi
Extra: SUNAGANI BROS.
Production Assistant: Shinnosuke Fujita

 

“Hanazono” 2021/04/23 RELEASE


Artist: Satomimagae
Title: Hanazono
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-151
Format: CD / Digital
Release Date: 2021.04.23
Price(CD):
2,000yen + tax

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック1曲収録
※ヴァイナルはUSはRVNG Intl.、オランダはGuruguru Brainからリリース

Pre-order: https://orcd.co/r6qoo37

孤高のサウンドで唯一無二の世界観を紡ぎ出す、東京を中心に活動しているエクスペリメンタル・フォーク・アーティスト、Satomimagaeが名門RVNG Intl.へ移籍して4作目のアルバム『Hanazono』。
リスナーに繊細に共鳴するエネルギーで包みこんだ音の地球儀を託す。まるで、あなたの身近な世界や空想の世界を楽しむために送られた招待状のような作品。

『Hanazono(花園)』は日々に潜む神秘へのオマージュであり、石ころや川、あるいは風によって呼び覚まされる純粋でプライベートな不思議な感覚を表現しているとも言える。Satomimagaeが「小さな宇宙空間」と表現するこの音の空間は、彼女が自身のためだけに創作することができる、世界から安全に切り離されたもののようでもある。

Satomimagaeはこれまでに3枚のアルバムと数枚のEPを東京近郊の”この空間”から発表してきた。前作『Kemri』 (2017)と前々作『Koko』(2014)は畠山地平が主宰するレーベルWhite Paddy Mountainからリリースされた。畠山自身の創作でも見られるテクスチャーを取り入れながらも、Satomimagaeのアプローチは常に従来のフォークの様式の外へと向けられている。彼女の幼少期の思い出や無邪気さを原点とした”音楽を作ること”に対する彼女のスタンスが窺える。

『Hanazono』に収録されている曲はそれぞれシンプルなテーマ、対象物、イメージに沿って作られており、そのときどきに合わせて揺れなびく花のように、何層にも重なった温かみのあるシンプルなメロディーが生まれている。鳥の鳴き声やURAWA Hideki(今アルバムではミキシング/プロデュースも担当)によるエレキ・ギターが加わり、まるで広大な大地を包む音の天空が広がっている。
彼女のこれまでのパーソナルで内観的な趣からの変化が表現されており、孤独、繊細さを聞き取ることが出来ると同時に、外の世界に対しても共鳴する、繊細な光のバランスのようなものが垣間見れる。目を大きく見開いてこの世界を見渡し、自分がその世界の一部であるような感覚があるのだ。それは青々と生茂る音の草原はフォークテールのレリーフ画さながらのアルバム・カバーにも反映されている。

本作のフィジカル・リリースは、CDはPLANCHAから日本のみ。ヴァイナルはRVNG Intl.と幾何学模様のGoとTomo主宰のアムステルダムを拠点にするレーベル、Guruguru Brainからリリースされる。

Track List:
01. Hebisan
02. Manuke
03. Suiheisen
04. Tsuchi
05. Houkou
06. Uzu
07. Kaze
08. Numa
09. Ashi
10. Ondo
11. Kouji
12. Uchu
13. Kunugi (Bonus Track)

 

Satomimagae
東京を中心に活動しているアーティスト。ギター、声、ノイズで繊細な曲を紡ぎ、有機的と機械的、個人的と環境的、暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。
彼女の音楽的ルーツは中学生の時にギターを始めたことから始まる。父親がアメリカからテープやCDに入れて持ち帰った古いデルタ・ブルースの影響もあり、10代の頃にはソング・ライティングの実験をするようになる。その後PCを導入したことで、より多くの要素を加えた曲を作ることができるようになり、彼女の孤独な作業はアンサンブルへの愛に後押しされるようにななった。大学で分子生物学を専攻していた時にバンドでベースを弾いていたことから、様々な音の中にいることへの情熱と生き物や自然への情熱が交錯し、それが彼女の音の世界を育んでいったのである。
この間、アンビエント音楽、電子音楽、テクノなどの実験的でヴォーカルのない音楽に没頭するようになり、聴き方の幅が広がっていった。サンプラーを手に入れ、日本のクラブやカフェでのソロライブを始めた。苗字と名字を融合させた「サトミマガエ」は、彼女の独特のフォークトロニックな考察を伝える公式キャラクターとなった。
初期のアンビエント・フォーク・シンセサイザーを集めたファースト・アルバム『awa』(2012年)は、ローファイ/DIYのセルフ・レコーディング技術を駆使した作品である。2枚目のアルバム『Koko』(2014年)では、彼女は控えめでライヴ感のあるパフォーマンスと、フォークの伝統に馴染んだ温かく牧歌的なエネルギーの冷却を追求した。続いて、『Kemri』(2017)では、より豊かな和音とリズムで伝えられる人間的な感覚に触発されて、この効果をバランスよく調整している。彼女の2作品をリリースしたレーベル、White Paddy Mountainとそのディレクター畠山地平の影響を受けて、スタジオ環境の中でよりコンセプチュアルな方向に進むことができたが、彼女の作曲やレコーディングのプロセスは、自分で作ったものであることに変わりはない。
そしてNYの最先鋭レーベル、RVNG Intl.へ移籍してのリリースとなる『Hanazono』では、URAWA Hidekiのエレクトリック・ギターとバード・コールが加わったことで、子供のような魅力を持つSatomiの微細なヴィジョンが融合している。Satomiの姉であり、アルバムやウェブサイトのすべての作品を担ってきたNatsumiの直感的なビジュアルが、温かみのあるものとクールなもの、手作りと機械で作られたものが混ざり合うというSatomiの夢を、彼女の別世界への窓のように機能する木版画で見事に表現している。


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