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Galcher Lustwerkの最新アルバムの楽曲のインストルメンタル・ヴァージョンやダビーなヴァージョン、さらには2曲の新曲も追加収録した『Information (Redacted)』がデジタル・リリース

Photo credit: Collin Hughes

Photo credit: Collin Hughes

昨年来日も果たした、独特のヒップハウスでNYのアンダーグラウンド・ダンス・ミュージック・シーンの中核を担う、Galcher LustwerkがGhostly Internationalへ移籍し、2019年リリースしたアルバム『Informatin』の楽曲のインストルメンタル・ヴァージョンを主体にダビーでヒプノティックなヴァージョン、さらには2曲の新曲も追加収録した『Information (Redacted)』がデジタル・リリースされました。

Artist: Galcher Lustwerk
Title: Information (Redacted)
Label: Ghostly International
Format: Degital
Release Date: 2021年2月5日
https://ghostly.ffm.to/lustwerk-redacted

1. Graham (Instrumental) 02:32
2. I See A Dime (Instrumental) 03:31
3. Another Story (Instrumental) 04:07
4. Overpay, Overstay (Instrumental) 04:00
5. Proof (Instrumental) 04:45
6. I Had To Slow It Down (Instrumental) 04:16
7. Plainview (Instrumental) 02:04
8. Bit (Instrumental) 03:03
9. Cig Angel (Instrumental) 02:51
10. Fathomless Irie (Instrumental) 05:57
11. Been A Long Night (Instrumental) 04:29
12. Speed (Instrumental) 04:20
13. Leave (Instrumental) 04:44
14. Another Story (Another Version) (Instrumental) 03:52
15. Cig Angel (Dance Mix) (Instrumental) 04:02
16. Left In The Dark (Slowed) 04:18
17. Warming Up 03:36
18. Thermonics (Slowed) 04:18
19. Waltz 04:43

 


Artist: Galcher Lustwerk
Title: Infomation
Cat#: ARTPL-123
Format: CD / Digital

※日本のみでCDリリース
※ボーナス・トラック1曲のダウンロード・コード付き(帯裏)
※初回プレス限定盤

Release Date: November 22, 2019
Price(CD): 2,200yen + tax


その卓越されたヒップハウス・サウンドで、ニューヨーク地下のダンス・ミュージック・シーンのど真ん中に君臨するGalcher Lustwerkが、Ghostly Internationalから新作をリリース。
生ドラムとサックスをフィーチャーし新たなダイナミズムを描き出した秀作。CDリリースは日本のみ。

クリーブランドで生まれ育ち、現在はニューヨークを拠点活動しているプロデューサー/DJであるGalcher Lustwerk。2013年にミックス『100%GALCHER』(Resident Advisorの2013年のベスト・オンラインミックスに選出され「2013年のベスト・サプライズ」と賞賛)を発表し、シーンに登場して以来彼独特のロウキーなビートダウン〜ヒップハウスは大きな注目を集めている。

これまでYoung MaleとDJ Richardが主催するニューヨークのアンダーグラウンド・ダンス・ミュージック・シーンの中核レーベル、White Materialや自身のレーベル、Lustwerk Musicなどから作品をリリースしてきたが『Infromation』はエレクトロニック・ミュージックの老舗Ghostly Internationalからの初となる作品。本作は半分夢の中にいるようなナイトライフと、ゲットーなクラブの秘密のランデブーが、まるで色褪せた記憶のように編集されている。
Ghostlyからのリリースにあたり、アメリカ中西部出身である彼はミッドウェスト的なフックの多いトラックをまとめるのベストだと考え、同郷の他のプロデューサーの作品にしばしばみられるビタースウィートなテイストを表現したかったようだ。

スタイル的にはこれまでのサウンドの延長線上であるが、生ドラムとジャズ・サックスを大きくフィーチャーし、新たなダイナミズムを演出している。
ライヴ感のあるビートの上でヒップホップ〜モダン・ファンク〜リズム&ブルース〜ディープ・ハウスなどを通過したサウンドと、気だるくも中毒性にみちたラップ/ヴォーカルが融合し、独特のディープなヒップハウスを構築している。


TRACK LIST:

01. Left In The Dark
02. I See A Dime
03. Another Story
04. Overpay, Overstay
05. Plane View
06. Bit
07. Thermonics
08. Cig Angel
09. Fathomless Irie
10. Been A Long Night
11. Speed
12. Cig Angel (Dance Mix) (Bonus Track) ※ボーナス・トラックはCD帯裏のダウンロード・コードから入手可能です。

 

Galcher Lustwerk:
クリーブランド出身で、現在はニューヨークはブルックリンを拠点に活動しているプロデューサー/DJ。Young MaleとDJ Richardによって設立されたWhite Materialから2013年にデビューEP『Tape 22』をリリースし、その後Yaeji、Helm、CFCF、Ben UFO等も参加している実験ミックス・テープ・プロジェクトBlowing Up The Workshopから発表したミックス『100% Galcher』がResident Advisorのその年の年間ベスト・オンライン・ミックスに選出され、一躍ニューヨーク地下ダンス・ミュージック・シーンの中心へと躍り出る。翌年にはTsuba Recordsから『Nu Day』と『Remixes』の2作のEPをリリース。2015年には自身のレーベルLustwerk Musicを立ち上げ、『I Neva Seen』と『Parlay』のEPも発表した。2017年にはWhite Materialからファースト・アルバム『Dark Bliss』を、翌2018年には自身のLustwerk Musicからセカンド・アルバム『200% Galcher』リリースした。様々なアーティストからもリスペクトを受け、ビートダウン〜ヒップ・ハウスの雄としてシーンの中核を担っている。2018年と2020年に来日も果たした。

 


Pauline Anna Stromの遺作『Angel Tears in Sunlight』からセカンド・シングル「Equatorial Sunrise」がリリース&MVが公開

credit: Aubrey Trinnaman

credit: Aubrey Trinnaman

昨年12月に惜しくも急逝した、80年代に知る人ぞ知る傑作を残してきた、ニューエイジ〜アンビエントの伝説的存在である盲目の電子音楽家、Pauline Anna Stromのおよそ33年ぶりとなる新作にして遺作となってしまった、2/19リリースとなる『Angel Tears in Sunlight』から最後の先行セカンド・シングルとして「Equatorial Sunrise」がリリース&MVが公開されました。

「Equatorial Sunrise」のビデオは、RVNGレーベルのトップであるMatt Werthへのヴォイス・メールに残された彼女自身の言葉で始まり、それはStromsのヴィジョンを紹介しています。RVNGはESP TVと再び提携し、彼女のサウンド世界の構築を万華鏡のようなヴィジュアルで表現しました。
Equatorial Sunrise」は遊び心のあるパーカッシヴなテクスチャーと希望に満ちた明るいメロディーがアルバム全体を通してキラキラと輝いているのが聴こえてきます。

 

Pauline Anna Strom – Equatorial Sunrise [Digital Single]
https://orcd.co/4yonpzr

Pauline Anna Strom – Equatorial Sunrise [Video]
https://youtu.be/WjMfcqDgFKU

 

Angel Tears in Sunlight 2021/02/19 RELEASE


Artist: Pauline Anna Strom
Title: Angel Tears in Sunlight
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-148
Format: CD / Digital
Release Date: 2021.02.19
Price(CD):
2,000yen + tax

※ボーナス・トラック2曲収録
※松山晋也・門脇綱生によるダブル解説封入

先日惜しくも他界した、80年代に知る人ぞ知る傑作を残してきた、ニューエイジ〜アンビエントの伝説的存在である盲目の電子音楽家、Pauline Anna Stromのおよそ33年ぶりとなる新作

ニューエイジの黎明期に神秘的なサウンドの『Trans-Millenia Consort』で登場し、1982年から1988年にかけて素晴らしいアルバムの数々をリリースしていたものの、熱心なマニア以外にはそれほど認知はされていなかった。しかし近年のニューエイジ・リヴァイヴァルで発見・再評価が進み、RVNG Intl.が2017年に80年代にリリースした音源からコンパイルした編集盤『Trans-Millenia Music』をリリースし話題となり、Resident Advisorが選ぶ「2010年代の最重要リイシュー作」の1枚として選出されるなど評価が高まっている中で完成したまさかの新作。

ニューエイジの黎明期に神秘的なサウンドの『Trans-Millenia Consort』で登場し、1982年から1988年にかけて素晴らしいアルバムの数々をリリースしていたものの、熱心なマニア以外にはそれほど認知はされていなかった。しかし近年のニューエイジ・リヴァイヴァルで発見・再評価が進み、RVNG Intl.が2017年に80年代にリリースした音源からコンパイルした編集盤『Trans-Millenia Music』をリリースし話題となり、Resident Advisorが選ぶ「2010年代の最重要リイシュー作」の1枚として選出された。

もちろんニューエイジ再評価の中、今日における様々なアーティストのアプローチの礎とも言えるサウンドであるが故、その存在の認知度は広まっていたが、まさかの30年以上ぶりの新作『Angel Tears in Sunlight』が届けられた。40年近く住んでいたサンフランシスコのアパートで制作されたという本作は遠い時代の万華鏡のようなエコーを受け入れながら、想像の世界の広がりと微細さを屈折させる音楽の集合体。ハードウェアの周波数と、レコードの有機的なトーンの領域での自然の出現との共生を明らかにし、原始的な形状のメロディックなパルスを融合。原初的なエネルギーを未来へと誘うサウンドに注ぎ込んでいくようなスピリチュアルかつ幻想的な世界観に引き込まれる。パイオニアとしての貫禄と、現代的なアップデートも相まって、過去と未来を横断し浮遊していくようなニューエイジ〜アンビエント・サウンドは色褪せるどころか新鮮さに満ちている。

また本作『Angel Tears in Sunlight』は制作中に他界した親友ジョン・ジェニングスに捧げられており、この作品のタイトルは、永遠のスペクトルの中で一緒に崩壊した人生と喪失の処理の総体を反映したものである。

なお、このリリースの収益の一部は、野生イグアナとその生息地の保護、意識向上、科学的プログラムを支援する非営利団体である国際イグアナ財団に寄付される。

TRACK LIST:
01. Tropical Convergence
02. Marking Time
03. I Still Hope
04. Temple Gardens at Midnight
05. The Pulsation
06. The Eighteen Beautiful Memories
07. Equatorial Sunrise
08. Small Reptiles on the Forest Floor
09. Tropical Rainforest
10. Underground Caverns (Bonus Track)
11. The Pain of Loss (Bonus Track)

 

Pauline Anna Strom
サンフランシスコを拠点に活動しているコンポーザー。自然、空想科学小説、古代の歴史に触発されたニューエイジ〜アンビエント・ミュージックを創造している。彼女は生まれてから盲目で、ニューオーリンズの近くで育ち、子供の頃は多くのクラシックやオーディオ・ブックを聴いて過ごす。その後彼女は結婚し、サンフランシスコに引っ越した。そこで、彼女はインディペンデント・ラジオ局KPFAの番組「Hearts of Space」を発見し、クラウス・シュルツェ、喜多郎などのニューエイジ〜アンビエント・アーティストの音楽に魅了される。そして電子オルガンを購入した後、いくつかのシンセサイザーとTascam4トラックレコーダーを手に入れる。彼女は音楽創作に没頭し、朝方まで取り組むこともしょっちゅうであった。やがて彼女は、Ether Ship Collectiveの創設者であるLemon DeGeorgeとWillard Van De Bogartに出会い、彼らのプロデュースの元、デビュー・アルバムである1982年の『Trans-Millenia Consortをリリース。一部で注目されたものの、その後はあいまいとなる。そして幾つかの問題があり、Ether Shipとの関係も終了し、自らレーベルTrans-Millenia Consort Recordingsを立ち上げ、幻覚的なサウンドの『Plot Zero』、そして『Spectre』をヴァイナルでリリース。しかしお金を使い果たし、ヴァイナルのリリースは諦め、4年後に2度目の結婚をした後、1988年に4つのカセットをリリースした。その後は経済的な問題のため機材を売却し、スピリチュアルヒーラーおよびレイキマスターとしてのビジネスに専念。しかし近年のニューエイジのリヴァイバルで注目を集め、2017年にRVNG Intl.が音源をコンパイルした編集盤『Trans-Millenia Music』をリリースし話題となる。そして30年以上の時を経て新作のリリースが決定したが、2020年12月14日にRVNG Intl.か他界したことが発表され、結果的に遺作となってしまった。ニューエイジ


Oliver Coates『skins n slime』がele-kingの年間ベストで1位獲得!日本盤CDのボーナスの30分超えのトラック「Sidestepped」がデジタル・リリース

トム・ヨークがその才能を認め、ソロ・ツアーのオープニング・アクトに抜擢、そしてレディオヘッドやアクトレス、ローレル・ヘイロー等の作品や、ジョニー・グリーンウッドが手がけたサントラへの参加、ミラ・カリックスとのコラボ、さらにはMica Leviと共作をリリースするなど、名だたるアーティスト達から賞賛を受ける、王立音楽アカデミー、そして、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ出身の気鋭のモダン・クラシカル・チェリストにして、コンポーザー/プロデューサー、Oliver Coatesの最新作『skins n slime』がele-kingの年間ベストで1位を獲得しました。


ele-king vol.26
ele-king編集部(編)
2020/12/25
本体 1,550円+税
ISBN:978-4-909483-79-9
http://www.ele-king.net/books/007937/

そして日本盤CDのボーナス・トラックとなっていた30分を超える大曲「Sidestepped」がデジタル・リリースされました。

Artist: Oliver Coates
Title: Sidestepped
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single

iTunes/Apple Music: https://music.apple.com/jp/album/sidestepped/1544204299
Spotify: https://open.spotify.com/album/1ogREirqRJAd2cjifdAKt5?si=kmq_JKvtQ9yGK5g_26SrLg

 

NEW ALBUM 10/16 RLEASE


Artist: Oliver Coates
Title: skins n slime
Cat#: ARTPL-139
Format: CD / Digital
※ボーナス・トラック1曲収録
※解説付き

※日本のみでCD化
Release Date: 2020.10.16
Price(CD): 2,000 yen + tax


作曲家としてのダークな感性が覚醒した、アカデミックでエクスペリメンタルなネオ・クラシカル・サウンド!
トム・ヨークがその才能を認め、ソロ・ツアーのオープニング・アクトに抜擢、そしてレディオヘッドやアクトレス、ローレル・ヘイロー等の作品や、ジョニー・グリーンウッドが手がけたサントラへの参加、ミラ・カリックスとのコラボ、さらにはMica Leviと共作をリリースするなど、名だたるアーティスト達から賞賛を受ける、王立音楽アカデミー、そして、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ出身の気鋭のモダン・クラシカル・チェリストにして、コンポーザー/プロデューサーOliver Coatesの2018年の傑作『Shelley’s on Zenn-La』以来の新作『skins n slime』を完成。
USは再びNYのRVNG Intl.から。CDリリースは日本のみ。

現在の活動拠点であるスコットランドのグラスゴーで2019年の12月に完成したという本作は、ドイツ人のコンセプチャル・アーティストであるハンネ・ダルボーフェンの音楽的な数秘術や、オランダの無名の音楽家Enno Velthuysの作曲からもインスピレーションを受けたといい、濃密でシンセティックなモジュレーションを通したストリングスでエネルギッシュなパフォーマンスをみせている。この重厚な新しいサウンドのために苦しみと喜びの両方を受け入れ、アルバムのライヴ・パフォーマンス全体にチェロの “スライム”を作るという自作の方法を取り入れた。この豊かな層の溶け合いは、チェロの音色を変調させる2つのデジタル・ルーパー、ディストーション、コーラスのチェーンを通して染み出していく。

「Caregiver」パート1~5の組曲は、深い和声的不協和音を通して体験された、目に見えない犠牲と精神的な出会いの粛清。「Caregiver」のパート2(午前4時)とパート5(お金)は痛みを伴うような息切れのないのクレッシェンド噴流の中を激しく歪んだ音でまぶされていく。まるでコーツの感情の起伏を表現しているかのよう。本作の光と闇の虹色のコントラストは、崩壊するドローンに純粋なチェロの柔らかなサウンドが傍に寄り添い構築されており、Marianna Simnettの短編映画「The Bird Game」のサウンドトラックにも収録された「Philomela Mutation」の悲壮なストロークは、「Butoh baby」の明快なストリングの独奏と、「Reunification 2018」の猛烈な音へとつながっていく。これらの3曲はトム・ヨークとのツアーを回るために制作した楽曲とのこと。

そしてメロディックなつぶやきが印象的な「Still Life」から高騰する浮遊感に圧倒される「Honey」へとつながり、最後のトラック「Soaring X」では、前作にも参加していた女性アーティスト、Malibuをフィーチャーし、透明感のあるヴォイスがチェロに寄り添い、崇高なムードの中、心地よく幕を閉じる。

各所で高い評価を得た2018年の『Shelley’s on Zenn-La』はIDM~エレクトロニカの愛好家でもある彼ならではの、クラシカルな素養と電子音楽を融合させたハイブリッドな実験サウンドであったが、前作を”陽”とするなら、本作は彼の作曲家としての感性のダークな側面を呼び覚まされた印象。前作と異なりノンビートでチェロを主体に構築したサウンドの厳かさに才気が迸る。

CDリリースは日本のみ。CDにのみ30分を超えるトラック「Sidestepped」がボーナス・トラックとして収録される。

なお、本作の収益の一部はスコットランドのダウン症支援に寄付されます。


TRACK LIST:

01. Caregiver part 1 (breathing)
02. Caregiver part 2 (4am)
03. Caregiver part 3 (slorki)
04. Caregiver part 4 (spirit)
05. Caregiver part 5 (money)
06. Philomela Mutation (from The Bird Game soundtrack*)
07. Butoh baby
08. Reunification 2018
09. Still Life
10. Honey
11. Soaring X (feat. Malibu)
12. Sidestepped (Bonus Track)

 


OLIVER COATES:
現在はロンドンからスコットランドに居を移し活動しているチェリストで、これまでクラシック、オルタナティヴ、エクスペリメンタル、エレクトロニック・ミュージックなど様々なアーティストの作品に関わりながら、革新的なソロ作品を制作するプロデューサーでもある。王立音楽アカデミーでクラシックを学び、大学史上最高の成績を収め、オーロラ・オーケストラ、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ、ロンドン・シンフォニエッタなどのオーケストラと共演を果たす。また、その一方で彼はAutechre等に触発されたエレクトロニック・ミュージックを制作している。Mira CalixとWarpの企画『The Elephant in the Room: 3 Commissions』でコラボを果たし、『Warp20 (Recreated)』のコンピでもMiraと共にBoards of Canadaのカヴァーを披露した。その他にも電子音楽家の重鎮Laurie Spiegel、現代音楽家John Luther Adamsとのコラボ、ポスト・クラシカル・アーティストとして注目を集めていたNico Muhlyのアルバム『Seeing Is Believing』や、Jonny Greenwoodが手がけた『There Will Be Blood』と『The Master』のサントラにも参加している。

2012年にはコンポーザー、Leo Abrahamsとエレクトロ・アコースティック的コラボ作『Crystals Are Always Forming』をリリース。翌2013年にデビュー・ソロ・アルバム『Towards the Blessed Islands』を発表した。その才能はThom Yorkeの目にとまり、Radioheadのアルバム『A Moon Shaped Pool』に参加し、その後HerbertやDemdike Stareも絶賛するMica Leviとコラボ作も発表。2016年にセカンド・アルバム『Upstepping』をリリースした後、NYの最先鋭レーベルRVNG Intl.との契約に至り、『Shelley’s on Zenn-La』を発表各所で絶賛された。その後Thom Yorkeのサポート・アクトに抜擢されワールド・ツアーを回り、2020年再びRVNG Intl.から新作をリリースする。


Com Truiseの12/4リリースの『In Decay,Too』からリリース前の最後の先行シングルとして「Compress—Fuse」が公開


ヴェイパーウェイヴにも共振する、シンセ・ウェイヴ〜スローモーション・ファンクの重要人物Com Truiseの2014年にリリースされた音源集『In Decay』の第二弾となる、新たな過去の未発表音源やレア音源をコンパイルしたレアリティ・コレクション『In Decay,Too』からリリース前の最後の先行シングルとして「Compress—Fuse」が公開されました。

Com Truise – Compress—Fuse


YouTube: https://youtu.be/mcOK9PcXgrc

 

“In Decay,Too” 12/4 RELEASE

Artist: Com Truise
Title: In Decay,Too
Label: PLANCHA / Ghostly International
Cat#: ARTPL-146
Format: CD
※日本独自CD化
Release Date: 2020.12.04
Price(CD): 2,200yen + tax

ヴェイパーウェイヴにも共振する、シンセ・ウェイヴ〜スローモーション・ファンクの重要人物の過去の未発表音源やレア音源がまたも発掘!
かつては「ボーズ・オブ・カナダが80年代にタイムスリップしたよう」と形容された、反復を駆使した独特のレトロ・フューチャー感に満ちたロボティックなグルーヴのメロディックなビート・ミュージック、いわゆる「Com Truise節」が終始炸裂する。
Tychoなど様々なアーティストへ多大な影響を与えてきた片鱗が存分に垣間見られるエレクトロニック・ミュージックのリスナー必携の間違いない作品。

NY出身で現在はLAを拠点に活動している、Seth Haleyによるプロジェクト、Com Truise(トム・クルーズの頭文字を入れ替えたもの)の2017年の傑作『Iteration』、そして昨年これまでのサウンドとはやや異なるヒューマニックな印象のミニ・アルバム『Persuasion System』を発表し、新作フル・アルバムが待たれる中、2014年にリリースされた未発表音源やレア音源集『『In Decay』の第二弾である『In Decay,Too』がリリース決定。

ヴェイパーウェイヴの総本山的レーベルであったAMDISCS(現Yves TumorのTeams名義のデビュー作もリリース)からリリースしたEP『Cyanide Sisters』(後にGhostlyからフィジカル含めて再リリース)が話題となり、(Pitchhforkでは8点獲得)2011年にリリースしたデビュー・フル・アルバム『Galactic Melt』でみせたレトロかつノスタルジックなコズミック・シンセ・サウンドは「ボーズ・オブ・カナダが80年代にタイムスリップしたよう」と形容されるなど各所で絶賛され、Daft Punkのリミックス集にも参加した現代エレクトロニック・ミュージック・シーンのキーマンの1人の、その才気の片鱗が如何なく収録されている。

重層的なシンセで浮かび上がるような「Zeta」始まり、続く「Compress-Fuse」では、トレードマークであるシンセラインと深くて不吉なローエンドのベース・スタブを使ったロボティック・グルーヴを聴かせてくれる。ドラム・パターンとサイレンのような鍵盤が迷路のように入り組んだ「False Ascendancy」で聴き手を否応なしに引き込み、「Constant Fracture」ではシンセとビートが乱れ飛びぶつかり合う。このトラックじわじわとタメを作るように展開していき、後半劇的な連打でピークに到達し、フェードアウト。そしてビートレスで瞑想的な「Trajectory」で幕を閉じる。

もちろんレトロで独特のメロディ、ファンキーで図太いリズム、ロボティックなグルーヴ、朧げなノスタルジアなどCom Truise節は満載で、オリジナル・アルバムと言っても遜色のない圧倒的サウンド。

TRACK LIST:
01. Zeta
02. Compress—Fuse
03. Chemical Legs
04. Reciprocity
05. She melts
06. Trying Times for the Indirect
07. I Dream (for You)
08. Surf
09. Galactic Melt
10. Post Hawaii
11. Peach (6809)
12. False Ascendancy
13. Constant Fracture
14. Trajectory

 


Com Truise:
Com Truiseはニューヨークの北部で生まれ育ちで、現在はLAを拠点に活動している、プロデューサー/デザイナー、Seth Haleyによるソロ・プロジェクト。彼のシンセサイザーやサイエンスフィクションに特化した独特のメロディのノスタルジックなビート・ミュージックは幅広い支持を得ている。
彼は15年以上に渡り音楽制作をしており、元々影響を受けているJoy DivisionやNew Order、Cocteau Twinsなどのサウンドのエッセンスは随所に垣間みられるものの、彼のサウンドは決して過去からのものではなく、レトロ・フューチャー的に精巧に練り上げている。
2010年にAMDISCSからEP『Cyanide Sisters』をリリース。そのキャッチーでユニークなIDMやトリッピーなシンセ・ファンクを融合させたサウンドに目を付けたGhostluy Internationalが契約し、2011年にデビュー・フル・アルバム『Galactic Melt』を発表。その後いくつかのEPやB面曲や未発表曲をコンパイルした編集盤『In Decay』をリリース。2017年6年ぶりのオリジナル・アルバムとなる『Iteration』をリリース。2019年にはデジタル・オーディオ・ワークステーションを切り替え、自分のサウンドのパレットを作り直し、新たな試みをみせたミニ・アルバム『Persuasion System』を発表した。


Heliosの12/11リリースの新作『Domicile』から「Domain」が公開


新作をリリースしたばかりのポスト・クラシカル的なアプローチのGoldmund、ドリーミーな作風の妻のホリーとのユニットMint Julep、双子の兄弟とのユニットSONOとしての活動でも知られ、数多くのサウンドトラック、CM音楽なども手掛ける、米ペンシルベニア出身のマルチなコンポーザー、Keith KenniffのHelios名義でのGhostly Internationalから2作目となる12/11リリースの新作『Domicile』から「Domain」が公開されました。

『Domicile』は、人の住居を意味する言葉であり、「バックグラウンドミュージック」をより意図的なものとして再定義した心地よいアンビエント作です。
CDリリースは日本のみで、ボーナス・トラック2曲が収録。
アートワークは『Eingya』『Caesura』『Yume』などHeliosの名作のアートワークを手がけたイラストレーター、Matthew Woodsonが再び担当。本編のマスタリングはTaylor Deupree、日本盤のみのボーナス・トラックのマスタリングは畠山地平が担当しております。

Helios – Domain
https://youtu.be/ao_Clx895vY

 

NEW ALBUM “Domicile” 12/11 RELEASE


Artist: Helios
Title: Domicile
Label: PLANCHA / Ghostly Internatinal
Cat#: ARTPL-147
Format: CD
※ボーナス・トラック2曲収録
※日本独自CD化
Release Date: 2020.12.11
Price(CD): 2,200 yen + tax


Goldmund名義や奥方とのユニットMint Julepなどでも活動し、マルチなコンポーザーとして活躍する、Keith KenniffによるHelios名義での2年ぶりの新作はBGMをより意図的なものとして再定義した、日常を穏やかに彩る極上のアンビエント・サウンド。

新作をリリースしたばかりのポスト・クラシカル的なアプローチのGoldmund、ドリーミーな作風の妻のホリーとのユニットMint Julep、双子の兄弟とのユニットSONOとしての活動でも知られ、数多くのサウンドトラック、CM音楽なども手掛ける、米ペンシルバニア出身のマルチなコンポーザー、Keith Kenniffが2004年から行っているHelios名義での新作が再びGhostly Internationalから登場。

Helios名義ではかつては生音とエレクトロニクスを織り交ぜ、エレクトロニカとポストロックを融合させたようなサウンドをみせていたが、2018年にGhostly Internationalに移籍してからはノンビートのアンビエントへと傾倒しており、本作でもその路線を踏襲するサウンドをみせている。

現在は太平洋岸北西部で家族と音楽を中心とした静かな生活を送っている。今回リリースされる『Domicile』は、人の住居を意味する言葉であり、それは日々の神聖な場所であり、具体的な実例と出来事の間の空間に宿っているものであるという。穏やかなシンセトーンとテクスチャーのコレクションを、家の中で(パンデミックの前であったが、現在はさらに適切)で再生するというビジョンを持って制作し、「バックグラウンドミュージック」をより意図的なものとして再定義している。始まりや終わりという構造化された仕組みがない中で、各トラックは最小限の方向性や存在感を持って進行していく。窓の光や木の影が壁を横切るように、これらの音は、控えめで儚い美しさを持って余韻に浸らせてくれる。日常を穏やかに心地よく彩る至極のアンビエント・サウンド。

アートワークは『Eingya』『Caesura』『Yume』などHeliosの名作のアートワークを手がけたイラストレーター、Matthew Woodsonが再び担当。本編のマスタリングはTaylor Deupree、日本盤のみのボーナス・トラックのマスタリングは畠山地平。


TRACK LIST:

01. One And The Same
02. Their Places
03. Our Distance
04. Never Will You Be Without
05. Penumbra
06. Glass Curtain
07. Domain
08. Spectrum
09. A Sense Of Ending
10. Surface (Bonus Track)
11. Open Window (Bonus Track)

 


Helios:
米ペンシルベニア出身のプロデューサー、Keith Keniffによるプロジェクト。様々なサウンドトラックやCM音楽など多岐に渡る音楽制作や、ポスト・クラシカル的な路線のGoldmund、奥方ホリーとのユニットMint Julep、双子の兄弟とのSONOとしても名を馳せるが、本名義では2004年からエレクトロニカ的なサウンドをみせている。かつては老舗レーベルMerckやTypeから作品をリリースし、その後は自身のレーベルUnseen Recordsからリリースを重ねていたが、Ghostly Internationalと契約し、2018年に『Veriditas』をリリースした。
Heliosとしては2009年には来日し、Goldmundとしても数度来日を果たしている。


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