Launderの音楽は当初から予想以上の注目を集めており、Stereogumは「90年代のローファイとシューゲイザーが交差する場所」と評し、Gorilla vs. BearはJohnの「切なさと高鳴るコーラスで、これらの曲をずっと知っていたかのようにすぐに感じさせるようなセンス」に注目し言及している。2020年にライヴを休止し、彼は溢れるアイデアの作曲とアレンジに没頭する。思考をメロディーとテクスチャーに費やし、すべてのリソースが制作のギアに投入され、このアルバムのすべての音、ノイズ、そしてハミングまでもが彼の世界となった。そして完成したのが計13曲のフル・アルバムである。『Happening』は時代を超越し、メロディよりも大きなもの、カタルシスと優しさにフォーカスし、インディ・ロックの偉大なアーティストに敬意を表しながら、現代的で慎重な自省に基づくものであることが分かる。
冒頭を飾る「Unwound」は出だしにふさわしいパンチと高揚感のあるフックが効いている。この曲の初期のデモを「アリーナ・ロック」と称していたように、ザクザクのギター・リフで空間を埋め尽くす展開が印象的で、Nirvanaの「Serve The Servants」、The Jesus and Mary Chain「Darklands」、The Stone Rosesの「I Wanna Be Adored」などのアルバム・オープニングとして説得力のある楽曲で、彼の若かりし頃の静と剛が交錯するソングライティングを凝縮したまさに序章。故郷のダナポイントで古いギターで書いた孤独への頌歌である「Blue Collar」では、フィードバックがウネリをあげ、奇抜なチューニングで演奏されている。「曲作りの際、催眠状態になるまで30分ほど曲の一部をループさせることがあるが、ここでもそれが起こった。このリフはどこから来たのかわからないけど、このアルバムで最も好きな曲のひとつだよ。」と評している。「On A Wire」では、「あなたのわずかな部分すべて」を思い起こさせ、彼の歌詞のラインがギターの表現に反響し、穏やかな曲調からノイジーなギターを織り交ぜ緩急の効いた展開を見せる。
フランス人アーティストSokoがリード・ヴォーカルをとる「Become」は、きらめきと砕け散るようなギターの間に織り込まれたベースラインにヴォーカルが乗っていく。「この曲は、このアルバムの中で最もコラボレーションが捗った曲で、それがうまくいってとてもうれしかった。」と語っている。アルバム中最も短く甘い曲のひとつである「Chipper」は、うっすらとしたダウンキャストのギター・フレーズに、明晰なポップネスが加わっている。その簡潔な構成は、大胆な自信と飄々とした冷たさの両方を示している。この曲は、儚い欲望を告発するようなラブ・ソングだ。
ロサンゼルスを拠点に活動する様々なエッセンスを織り交ぜ唯一無二のドリーミーでカラフルなサウンドをみせるベッドルーム・ポップの奇才、Dylan MoonのMOJO、Pitchfork、Uncut、Loud & Quiet、Bandcamp Dailyなどで絶賛された2019年のデビュー作『Only the Blues』に続く名門RVNG Intl.からのセカンド・アルバム『Option Explore』から先行セカンド・シングル「Deep Time」がリリース&MVが公開されました。
このニュー・シングル「Deep Time」は、粘着性のあるエレクトロニカとダンスを取り入れたビートが融合しながらトラックを牽引し、心地よいヴォーカルが浮遊する幻想感と高揚感のある万華鏡のようなサウンドです。
タイトルの「Deep Time」は『LSD and the Mind of the Universe: Diamonds from Heaven』(Christopher M. Bache博士著)という本の中の章タイトルから引用したものとのことです。
また、公開されたミュージック・ビデオはDylan本人が自らディレクターを務めています。
Dylan Moon new single “Deep Time” out now
Artist: Dylan Moon
Title: Deep Time
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
彼の2019年のデビュー・アルバム『Only the Blues』からの大きな出発を告げるもので、その中心はサイケデリアの片隅にある寂れたフォーク・レコードである。少し神秘的ではあるが、最終的にはその内部の論理が明晰で、独立した、しかし歌える曲を惜しみなく収録しているのだ。2020年のEP『Oh No Oh No Oh No』は、彼の作曲とリスニングの習慣の変化を示唆し、2021年のコンピレーション『Moon’s Toons Vol.1』で最高潮に達することになる。『Option Explore』では、Dylanは意志を持って多数のものを紡ぎ出している。シンセポップの入念な研究、歪んでいながら揺るぎないギター・グルーヴへの傾倒、そして巧みな作曲能力によって、彼はありえない収束に身を任せ、ジャンルの神聖さを無視した、深く未来的なものに到達している。
印象的である忘れ去られていた懐かしいデジタルな音色のリプロセッシングは、Television PersonalitiesやCleaners From Venus、そしてThe Clientele、Cate Le Bonといったその後のリバイバリストのポップ・クオリティと奇抜さに呼応している。しかし、彼の研究的な素材の探求と再利用は想像力に富んだもので、単純なノスタルジアではない。彼のプロセスが描こうとすることは、見たことのない色を視覚化しようとするような一見不可能とも思えるものであり、『Option Explore』は多くのものを参照しヒントを得ているが、最終的には全く新しいものを探求することを選択している。
「The after event of Rave Racers X THE-INTL. JAPAN’s pop-up」
Rave Racers and South Korea-based The Internatiiional hosts an after party for their pop-up event.
VISION, while belonging to the same brand from Korea, wields his skills as a promoter. Yetsuby, also based in Korea, is a DJ/Producer who has contributed mixes for SCR, NTS, and has released an EP from the Taiwan-based label〈JIN〉, will be making their appearance. From the local scene we have Rave Racers, the collaborator of the pop-up, Seiho, global artist/producer hailing from Osaka who’s been featured on Pitchfork and performed at SXSW, Okadada, a DJ/Producer and writer for the magazine USCA, and FELINE, the scene’s breakthrough artist who specializes in bass music with a touch of leftfield.
Also, other acts in the lineup consists of artists affiliated with the pop-up such as Romy Mats of 解体新書 (Kaitai-Shinsho), who has previously contributed a mix for The Internatiiional podcast, and age, the frontman of the band gato who recently released a new track featuring JUBEE from Rave Racers.
Salamanda new album “ashbalkum” 6/10 release
Artist: Salamanda
Title: ashbalkum Label: PLANCHA / Human Pitch
Cat#: ARTPL-170
Format: CD / Digital
Release Date: 2022.06.10
Price(CD): 2,000 yen + tax