Artist: Gree-House
Title: A Host For All Kinds of Life
Cat#: ARTPL-204
Format: CD / Digital
※解説:柴崎祐二
※日本独自CD化
※正方形紙ジャケット仕様
Release Date: 2023.10.13
Price(CD): 2,200 yen + tax
人間と自然を調和させる現代アンビエント・シーンの再注目アーティスト、Green-HouseのLeaving Recordsから『Six Songs for Invisible Gardens (EP)』『Music for Living Spaces』に続く”エコ・アンビエント”作3作目にして、通算2作目となるフル・レングス『A Host For All Kinds of Life』が完成。
Olive Ardizoniが立ち上げたプロジェクトで、現在はMichael Flanagan(デザイナーでもあり、これまでのGreen-Houseの作品のアートワークも手がけている)をフィーチャーしたデュオとして活動しているGreen-Houseが、Leaving Recordsから3作目のリリースとなる”エコ・アンビエント”・アルバム『A Host For All Kinds of Life』を完成。このアルバムは、環境変化/劣化に対する反応として個人が経験する憧れや苦悩である「ソラスタルジア」(自分のなれ親しんだ土地が戦争や環境破壊で変貌してしまうのではないかという苦悩や哀愁)という半流行のコンセプトを扱っている。深く根付いた、政治的根拠を持つ楽曲群で、明確な構造、勢い、揺らぎを持つサウンドを特徴としている。リスナーには、ゆっくりとした時間を過ごし、自分を見つめ直し、周囲の人間だけに止まらず世界に耳を傾け、これから起こる不確実性を踏まえて勇気と喜びを集めるよう促している。
Green-HouseのデビューEP『Six Songs for Invisible Gardens』は、2020年にリリースされ、コロナ禍の”ロックダウン”の真っ只中と重なった。カセット・リリースのパッケージには、リスナーが撒けるように野草の種が入っていたことでも知られている。このジェスチャーは、Ardizoniの真摯で真剣な信念の証である。このEPをカルト的なエコ・アンビエント・ヒットとして定着させた方式をさらに洗練させた『Music for Living Spaces』は、2021年にGreen-Houseの初のフルレングスとしてリリースされた。そしてこのたびリリースとなる『A Host For All Kinds of Life』は、一連のリリース・シリーズの3作目であり、そのタイトルはすべて”for”を中心に展開されている。
本作は間違いなくGreen-Houseの中でも最も広がりのあるリリースである。アルバムのタイトルと、Flanaganがデザインした万華鏡のようなフラクタルなジャケット・アートを考慮すればわかるだろう。『A Host For All Kinds of Life』は、Green-Houseが常に緊張関係にある「アンビエント・ミュージック」の概念そのものを悩ませている。一見ソフトに見える曲が、実はエッジの効いたものだとしたら? 気楽で瞑想的な喜びが、私たちの考え方を根本的に変えてしまうとしたら? 世俗的な主体としての私たちの役割そのものなのだろうか? Lynn Margulisの作品と、生物学的相互主義(両方の種が利益を得る種同士の結びつき)の進化的役割に関する我々の急成長中の理解を元にしているという本作は、深く根付いた、政治的根拠のある歌の組曲である。9曲目の「Everything is Okay」(ちなみにこの曲は、彼らの母親がArdizoniに残した優しいメッセージという、このリリース唯一の人間の声で終わっている)の金色に輝く60年代を彷彿とさせるメロディックなアラベスクを見てほしい。
Ardizoniは会話の中で、喜びの中心性についてよく話している。Green-Houseの存在そのものが、反抗的な行為として喜びを選ぶだけでなく、自分たちの身近にあるどんな植物の生命にも喜びを見出そうという意識的な決断にさかのぼることができるのだ。この意味で、Green-Houseのすべてのリリース(特に『A Host for All Kinds of Life』)は、カジュアルなリスナーや初めて聴くリスナーには理解できないかもしれないラディカルさを体現している。病める世界で喜びを選択し、模範とし、表現するには勇気が必要だ。A Host For all Kinds of Life』は、聴く人に、ゆっくりとした時間を持ち、自分の周りにある人間以上の世界に耳を傾け、これから起こる不確実性を踏まえて勇気と喜びを集めるように促す。
TRACK LIST:
01. Coquina
02. Lichen Maps
03. Desire Path
04. Castle Song
05. Far More Other
06. Luna Clipper
07. Ferndell Shade
08. A Host For All Kinds Of Life
09. Everything Is Okay
10. Many Years Later
ロサンゼルスを拠点とするノンバイナリー・アーティスト、Olive Ardizoniによるプロジェクトとして始動し、現在は盟友Michael Flanagan(Green-Houseの諸作を始め様々なアーティストの作品のデザインも手がけるデザイナーでもある)をフィーチャーしたデュオとして活動している。ノンバイナリー・アーティストとして、演奏者としても聴き手としても障壁の少ない空間を創りたいと考えており、意図的に素朴さを持ってプロジェクトに取り組み、シンプルさを通して自由を見つける曲を作り上げている。2020年にリリースされた「植物とその世話をする人々の相互のコミュニケーション」をコンセプトにしたファーストEP『Six Songs for Invisible Gardens』がロングセラーとなり、現行のアンビエント・アーティストとして最注目の存在となる。2021年にはファースト・フル・アルバム『Music For Living Spaces』を発表し、EPでみせたミニマルな構成を踏襲しつつも、親しみ易いメロディーを加味してエモーショナルな円弧を描くような進化を遂げ、パンデミックの憂鬱を解消する、人と自然をつなぐ生活空間のための音のオアシスを紡ぎ出し、さらに評価を高めた。2022年には2021年〜2022年の間に録り溜められていた未発表曲、レア音源のコレクション『Solar Editions』を発表。そして2023年10月にセカンド・アルバム『A Host For All Kinds of Life』がリリースされることが発表され、遂に待望の初来日ツアーが決定した。
遂に待望の初来日ツアーも控える現代アンビエント・シーンの最注目アーティスト、Green-House(Olive Ardizoniが立ち上げたプロジェクトで、現在はMichael Flanaganをフィーチャーしたデュオとして活動)。
Leaving Recordskから『Six Songs for Invisible Gardens (EP)』『Music for Living Spaces』に続く”エコ・アンビエント”リリース第三弾として、10/13リリースにリリースされるセカンド・フル・レングス『A Host For All Kinds of Life』から先行セカンド・シングルとしてタイトル・トラックの「A Host For All Kinds Of Life」がリリースされました。
「A Host For All Kinds Of Life」は宮崎駿の映画特に『風の谷のナウシカ』に影響を受けているようで、Green-Houseは “宮崎映画について、自然と現代の関係を描く方法についてよく話していたんだ。特に『風の谷のナウシカ』は、私たちにとって大きな参照点となった。この曲は、その同じ精神を捉えようとしたものなんだ”
と語っています。
Green-HouseはMatthewdavidと共に今月末から来日ツアー始まります。アルバムは『A Host For All Kinds of Life』ツアーで先行販売される予定です。
Green-House new single “A Host For All Kinds Of Life” out now
Artist: Green-House Title: A Host For All Kinds Of Life Label: PLANCHA / Leaving Records Format: Digital Single Buy / Listen: https://orcd.co/n3bp7p
Green-House new album “A Host For All Kinds of Life” out Oct 13
Artist: Green-House Title: A Host For All Kinds of Life Label: PLANCHA / Leaving Records Cat#: ARTPL-204 Format: CD / Digital Release Date: 2023.10.13 Price(CD): 2,200 yen + tax
※日本独自CD化 ※解説付き予定
人間と自然を調和させる現代アンビエント・シーンの再注目アーティスト、Green-HouseのLeaving Recordsから『Six Songs for Invisible Gardens (EP)』『Music for Living Spaces』に続く”エコ・アンビエント”作3作目にして、通算2作目となるフル・レングス『A Host For All Kinds of Life』が完成。
Olive Ardizoniが立ち上げたプロジェクトで、現在はMichael Flanagan(デザイナーでもあり、これまでのGreen-Houseの作品のアートワークも手がけている)をフィーチャーしたデュオとして活動しているGreen-Houseが、Leaving Recordsから3作目のリリースとなる”エコ・アンビエント”・アルバム『A Host For All Kinds of Life』を完成。このアルバムは、環境変化/劣化に対する反応として個人が経験する憧れや苦悩である「ソラスタルジア」(自分のなれ親しんだ土地が戦争や環境破壊で変貌してしまうのではないかという苦悩や哀愁)という半流行のコンセプトを扱っている。深く根付いた、政治的根拠を持つ楽曲群で、明確な構造、勢い、揺らぎを持つサウンドを特徴としている。リスナーには、ゆっくりとした時間を過ごし、自分を見つめ直し、周囲の人間だけに止まらず世界に耳を傾け、これから起こる不確実性を踏まえて勇気と喜びを集めるよう促している。
Green-HouseのデビューEP『Six Songs for Invisible Gardens』は、2020年にリリースされ、コロナ禍の”ロックダウン”の真っ只中と重なった。カセット・リリースのパッケージには、リスナーが撒けるように野草の種が入っていたことでも知られている。このジェスチャーは、Ardizoniの真摯で真剣な信念の証である。このEPをカルト的なエコ・アンビエント・ヒットとして定着させた方式をさらに洗練させた『Music for Living Spaces』は、2021年にGreen-Houseの初のフルレングスとしてリリースされた。そしてこのたびリリースとなる『A Host For All Kinds of Life』は、一連のリリース・シリーズの3作目であり、そのタイトルはすべて”for”を中心に展開されている。
本作は間違いなくGreen-Houseの中でも最も広がりのあるリリースである。アルバムのタイトルと、Flanaganがデザインした万華鏡のようなフラクタルなジャケット・アートを考慮すればわかるだろう。『A Host For All Kinds of Life』は、Green-Houseが常に緊張関係にある「アンビエント・ミュージック」の概念そのものを悩ませている。一見ソフトに見える曲が、実はエッジの効いたものだとしたら? 気楽で瞑想的な喜びが、私たちの考え方を根本的に変えてしまうとしたら? 世俗的な主体としての私たちの役割そのものなのだろうか? Lynn Margulisの作品と、生物学的相互主義(両方の種が利益を得る種同士の結びつき)の進化的役割に関する我々の急成長中の理解を元にしているという本作は、深く根付いた、政治的根拠のある歌の組曲である。9曲目の「Everything is Okay」(ちなみにこの曲は、彼らの母親がArdizoniに残した優しいメッセージという、このリリース唯一の人間の声で終わっている)の金色に輝く60年代を彷彿とさせるメロディックなアラベスクを見てほしい。
Ardizoniは会話の中で、喜びの中心性についてよく話している。Green-Houseの存在そのものが、反抗的な行為として喜びを選ぶだけでなく、自分たちの身近にあるどんな植物の生命にも喜びを見出そうという意識的な決断にさかのぼることができるのだ。この意味で、Green-Houseのすべてのリリース(特に『A Host for All Kinds of Life』)は、カジュアルなリスナーや初めて聴くリスナーには理解できないかもしれないラディカルさを体現している。病める世界で喜びを選択し、模範とし、表現するには勇気が必要だ。A Host For all Kinds of Life』は、聴く人に、ゆっくりとした時間を持ち、自分の周りにある人間以上の世界に耳を傾け、これから起こる不確実性を踏まえて勇気と喜びを集めるように促す。
TRACK LIST:
01. Coquina 02. Lichen Maps 03. Desire Path 04. Castle Song 05. Far More Other 06. Luna Clipper 07. Ferndell Shade 08. A Host For All Kinds Of Life 09. Everything Is Okay 10. Many Years Later
PLANCHA 15th anniversary vol. 2 LEAVING RECORDS JAPAN TOUR 2023 GREEN-HOUSE x MATTHEWDAVID
<LIVE>
Banksia Trio(JP) Black Boboi (JP) East Forest & Peter Broderick(US) Fabiano do Nascimento(BR) Green-House(US) H.Takahashi(JP) ハチスノイト (UK) カフカ鼾 (JP) Matthewdavid(US) The Vernon Spring(UK) 222 guest 太田美帆(JP)
<DJ> Shhhhh 原雅明 YAMA a.k.a SAHIB
<space opera symphony> マイケルフランク(生意気)、デビッドデュバルスミス(生意気)、CUZ23(タートルアイランド)、EROCHEMIST、GRGR family、海老原セイジ、勝見淳平 with manyothers
Green-House: ロサンゼルスを拠点とするノンバイナリー・アーティスト、Olive Ardizoniによるプロジェクトとして始動し、現在は盟友Michael Flanagan(Green-Houseの諸作を始め様々なアーティストの作品のデザインも手がけるデザイナーでもある)をフィーチャーしたデュオとして活動している。ノンバイナリー・アーティストとして、演奏者としても聴き手としても障壁の少ない空間を創りたいと考えており、意図的に素朴さを持ってプロジェクトに取り組み、シンプルさを通して自由を見つける曲を作り上げている。2020年にリリースされた「植物とその世話をする人々の相互のコミュニケーション」をコンセプトにしたファーストEP『Six Songs for Invisible Gardens』がロングセラーとなり、現行のアンビエント・アーティストとして最注目の存在となる。2021年にはファースト・フル・アルバム『Music For Living Spaces』を発表し、EPでみせたミニマルな構成を踏襲しつつも、親しみ易いメロディーを加味してエモーショナルな円弧を描くような進化を遂げ、パンデミックの憂鬱を解消する、人と自然をつなぐ生活空間のための音のオアシスを紡ぎ出し、さらに評価を高めた。2022年には2021年〜2022年の間に録り溜められていた未発表曲、レア音源のコレクション『Solar Editions』を発表。そして2023年10月にセカンド・アルバム『A Host For All Kinds of Life』がリリースされることが発表され、遂に待望の初来日ツアーが決定した。
10月に待望のセカンド・フル・アルバム『A Host For All Kinds of Life』がリリースされることも発表された現代アンビエント・ミュージック・シーンの中核であるGreen-Houseと、Green-Houseも所属するLAの名門Leaving Recordsのボスであり、今年ニュー・アルバム『Mycelium Music』をリリースしたMatthewdavidのジョイント・ツアーが決定しました。Green-Houseは初来日となります。
なお、Green-Houseの10/13発売予定のニュー・アルバム『A Host For All Kinds of Life』、同時発売のEP『Solar Editions』の日本盤CDは本ツアーから先行発売致します。
・9/21更新:東京追加公演が決定しました。10/4(水)@晴れたら空に豆まいて 共演:畠山地平
PLANCHA 15th anniversary vol. 2 LEAVING RECORDS JAPAN TOUR 2023 GREEN-HOUSE x MATTHEWDAVID
<LIVE>
Banksia Trio(JP) Black Boboi (JP) East Forest & Peter Broderick(US) Fabiano do Nascimento(BR) Green-House(US) H.Takahashi(JP) ハチスノイト (UK) カフカ鼾 (JP) Matthewdavid(US) The Vernon Spring(UK) 222 guest 太田美帆(JP)
<DJ> Shhhhh 原雅明 YAMA a.k.a SAHIB
<space opera symphony> マイケルフランク(生意気)、デビッドデュバルスミス(生意気)、CUZ23(タートルアイランド)、EROCHEMIST、GRGR family、海老原セイジ、勝見淳平 with manyothers
Green-House: ロサンゼルスを拠点とするノンバイナリー・アーティスト、Olive Ardizoniによるプロジェクトとして始動し、現在は盟友Michael Flanagan(Green-Houseの諸作を始め様々なアーティストの作品のデザインも手がけるデザイナーでもある)をフィーチャーしたデュオとして活動している。ノンバイナリー・アーティストとして、演奏者としても聴き手としても障壁の少ない空間を創りたいと考えており、意図的に素朴さを持ってプロジェクトに取り組み、シンプルさを通して自由を見つける曲を作り上げている。2020年にリリースされた「植物とその世話をする人々の相互のコミュニケーション」をコンセプトにしたファーストEP『Six Songs for Invisible Gardens』がロングセラーとなり、現行のアンビエント・アーティストとして最注目の存在となる。2021年にはファースト・フル・アルバム『Music For Living Spaces』を発表し、EPでみせたミニマルな構成を踏襲しつつも、親しみ易いメロディーを加味してエモーショナルな円弧を描くような進化を遂げ、パンデミックの憂鬱を解消する、人と自然をつなぐ生活空間のための音のオアシスを紡ぎ出し、さらに評価を高めた。2022年には2021年〜2022年の間に録り溜められていた未発表曲、レア音源のコレクション『Solar Editions』を発表。そして2023年10月にセカンド・アルバム『A Host For All Kinds of Life』がリリースされることが発表され、遂に待望の初来日ツアーが決定した。