Julia HolterやLaurel Haloにスポットライトが当たるなら、やや強引ですが、もしかしてStormsも今こそ評価されたりするのでは?と個人的には思ったりしております(シンセ女子ではないけど、、)。
StormsはかつてToo Pureから作品をリリースしていた、シューゲイザー~ドリーム・ポップ系バンド、Seelyのピアニスト/ギタリストとして活躍し、スコット・ヘレンのレーベル、Eastern Developmentsからソロ作品『Circles』を2004年にリリース、HeftyオーナーJohn Hughesをして、”my favorite female instrumentalist”と言わしめた女性アーティスト、Lori Scaccoと、現在Savath & Savalasのメンバーとして活動している女性アーティスト、Eva Puyuelo Munsによるプロジェクトです。
僕はLoriのソロ作品『Circles』が今でも愛聴するほど本当に大好きで、数年前Helado Negro/Epstein/ROM/Savath & SavalasのRoberto Carlos Langeが来日した際に、「Loriが今作品を創っていて、レーベルを探しているけど興味はあるかい?」と言われ、「もちろん!」と答え、PLANCHAからのリリースに至りました。
Stormsの”Lay Your Sea Coat Aside”はLinda Perhacs, Extradition, Nico, そしてElis ReginaのMilton Nascimentoとのコラボ作などにインスパイアされたた作品で、アコースティック・ギターの滑らかな音色を主体にしつつ、ミニマルな打楽器や程よいエレクトロニクス、実験的音響アレンジを交えたミニマムなサウンドに、内省的で麗しいヴォーカルが漂う美しくドリーミーでリリカルなサイケデリック・フォーク・サウンド。派手さはありませんが、何度も繰り返し聴くことができるタイムレスな魅力に満ちています。
Sharon Van Ettenも来日時の奈良公演で、Pastel Recordsの寺田さんがDJでかけたのを聴いて、大変気に入り、先日来日したMark McGuireも好きだと言っておりました。気になった方はお時間あるときにでも是非チェックしてみてください。
Storms :: Sweet Cup from S T O R M S on Vimeo.
現在帰省中ですが、実家の周辺の名物の牛骨ラーメン。ちょっと甘みのあるコク旨スープが、なかなか他では味わえないのでいつも帰省の楽しみです!