Author: PLANCHA

Kate NVが現時点での最新アルバム『Room for the Moon』から「Ça Commence Par」のミュージック・ビデオを公開


2018年の初の単独来日ツアー、2019年に浜離宮恩賜庭園で開催された花紅柳緑(RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2019)への出演も話題となった、ロシアはモスクワをベースに活動する折衷的エクスペリメンタル・ポップ・アーティスト、Kate Shilonosovaによるソロ・プロジェクト、Kate NVの現時点での最新アルバム『Room for the Moon』から「Ça Commence Par」のミュージック・ビデオが公開されました。

ディレクターはBeach Houseなどのミュージック・ビデオも手がけている、マルチメディア・アーティストのJennifer Juniper Stratfordです。

Kate NV — Ça Commence Par (Video)
https://www.youtube.com/watch?v=tal07jq-0OE

Director : Jennifer Juniper Stratford / @jjstratford
1st AC Stephi Duckula
AD Mikki Yamashiro
Costume Designer Kiki Stash
Hair + Makeup Samantha Lepre
A Telefantasy Studios Production @telefantasystudios

 

NEW ALBUM “Room for the Moon” NOW ON SALE


Artist: Kate NV
Title: Room for the Moon
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-134
Format: CD / Digital
※解説・歌詞・対訳付き予定
※ボーナス・トラック収録
※CDリリースは日本のみ
Release Date: 2020.06.12
Price(CD): 2,000 yen + tax

ロシアはモスクワをベースに活動する折衷的エクスペリメンタル・ポップアーティスト、Kate Shilonosovaによるソロ・プロジェクト、Kate NVの待望の新作『Room for the Moon』が再びRVNG Intl.から登場!
自身のルーツである70年代〜80年代のロシアと日本のポップスからの影響をベースにしつつ、Orange Milk Recordsからリリースした『BINASU』のポップ・センスと、RVNGからリリースした『для FOR』で見せたアンビエント〜ミニマル〜ニューエイジが見事なバランスで融合した傑作誕生!
先行シングル「Sayonara」はPitchforkのベスト・ニュー・トラックに選出!

通算3作目となる『Room for the Moon(月の部屋)』は2018年にリリースした『для FOR』以来となる本作は実のところ『для FOR』の前から制作をし始めていたものの形にはならず、時を経てようやく形になったとのこと。

自宅とモスクワのスタジオスペースにて録音されており、長年のコラボレーターであるJenya Gorbunov(ベース)、Vladimir Luchanskiy(サックス)、Quinn Oulton(ベース/サックス)に加え、共にRed Bull Music Academy出身で交流の深い日本人アーティスト、Nami Sato(スポークン・ワード)等の協力のもと完成した。

70年代〜80年代のロシアと日本のポップ・ミュージック&映画からの影響が色濃い本作は、Orange Milk Recordsからリリースした『BINASU』のポップ・センスと、RVNGからリリースした『для FOR』で見せたアンビエント〜ミニマル〜ニューエイジが見事なバランスで融合している。

小気味良いシンセとサックスにコロコロとしたシンセと軽やかなヴォーカルが絡む「Not Not Not」で幕を開け、シンセとマレット、マリンバを基調にした牧歌的ミニマル「Du Na」へと続く。Pitchforkでベスト・ニュー・トラックに選出され絶賛された「Sayonara」はケイト・ブッシュとも比較される飛躍的なヴォーカルにエッジーなギター、タッピング・ドラムを絡めて駆け上がっていくような極上のシンセ・ポップ。歌詞も英語、日本語、ロシア語がミックスされている。フランス語の歌詞で実験的ながら楽しげな「Ça Commence Par」やFound Sound Nationの「Broken Orchestra」サンプルパックのサンプルのみを使用して、サックス・ソロを作成したという「Plans」、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番からメロディーを借用した「Tea」、パーティへと誘うかのうようなアップテンポなポップ・ソング「Telefon」など、豊かな実験精神とポップ・センスに裏打ちされたヴァラエティに富んだ内容。

様々なルーツと要素を折衷させ独自解釈したその幻想的サウンドを生成し、Lizzy Mercier Desclouxや矢野顕子、Ann Steelまでを彷彿/横断する稀有な存在。その圧倒的才能がさらに開花した傑作の誕生。

TRACK LIST:

Japanese CD version:
01. Not Not Not
02. Du Na
03. Sayonara (Full Moon Version)
04. Ça Commence Par
05. Marafon 15
06. Tea
07. Lu Na
08. Plans
09. If Anyone’s Sleepy
10. Telefon
11. Sayonara (Single Edit)
12. Tea (Small Sip Edit)
13. Arigato song (Bonus Track for Japan)

Japanese digital:
01. Not Not Not
02. Du Na
03. Sayonara (Full Moon Version)
04. Ça Commence Par
05. Marafon 15
06. Tea
07. Lu Na
08. Plans
09. If Anyone’s Sleepy
10. Telefon
11. Arigato song (Bonus Track for Japan)

 


KATE NV:

ロシアはモスクワをベースに活動しているプロデューサー/DJ/演奏家/ヴォーカリスト、ケイト・シロノソヴァによるソロ・プロジェクト。元々はSonic YouthやDinosaur Jr.などに影響を受けたオルタナティヴ・ロック〜ポストパンク・バンド、Glintshakeのヴォーカルとして活動。また、同時に20世紀のクラシカルなミュージシャン達とCornelius Cardewのアイデアとアヴァンギャルドなコンポーズを再構築するMoscow Scratch Orchestraのメンバーでもある。それらと平行してソロとしてNVを始動させ、2014年にジャパニーズ・ポップスやニュージャックスウィング、90’s R&Bなどの影響を感じさせるEP『Pink Jungle』を発表し注目を集め、同年、Red Bull Music Academy Tokyoで初来日を果たす。2016年に待望のソロ・デビュー・フル・アルバム『Binasu』を2016年にGiant ClawとSeth Graham主宰の重要レーベル、Orange Milkからファースト・アルバム『BINASU』をリリース。各所で絶賛され、世界各国をライヴで飛び回る。その才能はエクスペリメンタル・ミュージック・シーンの最先鋭レーベルであるブリルックリンのRVNG Intl.の目にとまり、契約を果たし、2018年にセカンド・アルバム『для FOR』をリリースした。その後初の単独来日ツアーを成功させ、収録曲「вас YOU」は細野晴臣のラジオで2度に渡りプレイするなど、日本でも話題となり、浜離宮恩賜庭園で開催された花紅柳緑(RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2019)への出演も果たした。2020年待望のサード・アルバムを完成。引き続き現代エクスペリメンタル・ミュージックの最先鋭レーベル、RVNG Intl.からリリースした。


dip in the pool によるユニークなライブイベントの第一弾として『Immersive voices 1st set』が9/11に渋谷WWWで開催決定

近年は世界的な再評価も高まっている木村達司(track)と甲田益也子(vo)によるエレクトリック・デュオ、dip in the pool。昨年、1997年にリリースしていたポップでカラフルなアルバム『Wonder 8』から6曲を抜粋しリマスタリング、そして新曲2曲を追加してアップデートした『8 red noW』をリリースし、東京、京都、北海道でライヴを行うなどコロナ禍以降の活動を活発化させてきた彼等がユニークなライブイベントをシリーズを開催することが決定致しました。

詳細は以下をご確認ください。

Immersive voices 1st set:
甲田益也子 (Vocal) と木村達司 (Track) によるエレクトリック・デュオ、 dip in the pool がユニークなライブイベントをシリーズ開催します。
Immersive voices 1st set と題されたこのシリーズ第一弾はドラムにダニエル・バエデール(ブラジ ル)、コントラバスにパール・アレキサンダー(アメリカ)、そしてビブラフォンに山田あずさ(日本)を 迎え、室内楽と電子音楽の融合を彼らならではのバランスで披露。
渋谷 WWW で開催されるこのライブは株式会社コルグの全面協力の下『Live Extreme』(KORG の高音質配信システム)を用いてリアルタイムでスタジオクオリティーのハイレゾ(96kHz)+バイノーラル音声で世界配信され、後日にはハイレゾ+サラウンド音声(5.1ch)でのアーカイブ視聴も可能という、イマーシブ(=没入感のある)オーディオ時代のライブ配信を他に先駆けて実現。また今回のシリーズでは海外ではスタンダードになりつつある当日の会場入場チケットとオンライン・アーカイブ視聴チケットをセットにしたスペシャルチケットもご用意。
凛々しくも柔らかい甲田益也子の歌声と個性豊かなゲストと共に紡ぎ出す dip in the pool ならではのビジョナリーな音世界にダイブして存分にお楽しみください。

Immersive voices 1st set – dip in the pool 2022 live

日時:9月11日(日)
時間:Open(DJ time)17:00 / Start(Live time)18:00
会場:渋谷 WWW
料金:
渋谷 WWW 前売入場チケット 6,000 円(税込) *ドリンク別 / 当日入場チケット 6,500 円(税込) *ドリンク別
オンライン視聴シリアルキー = 3,000 円(税込)
前売入場チケット+視聴シリアルキー = 8,000 円(税込) *ドリンク別 / 当日入場チケット+視聴シリアルキー = 8,500 円(税込) *ドリンク別
チケット&キー販売サイト https://econtent.jp/store/dipinthepool

ゲストミュージシャン :
Daniel Baeder (Drums) / Pearl Alexander (Contrabass) / Azusa Yamada (Vibraphone)

オープニングアクト : Chee Shimizu (DJ)

主催:dip in the pool
協賛:株式会社コルグ
制作:株式会社 ROCK MADE

文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業


dip in the pool:

1983年に作/編曲を担当する木村達司(track)と、作詞担当の甲田益也子(vo)が結成したデュオ。独特の音楽センスとファッショナブルなヴィジュアルが話題を呼び、86年にイギリスはROUGH TRADEよりデビュー。国内では86年MOON RECORDS(現在はワーナーミュージック内のレーベル)よりデビューアルバムをリリース。88年にTV-CMに使用されたシングル「Miracle Play ~ 天使の降る夜」で大きな人気を集めた。
過去にレコーディング参加したミュージシャンは、佐久間正英、清水靖晃、窪田晴男、富家哲、トニー・レヴィン、ミノ・シネル、モーガン・フィッシャー、ピーター・シェラー(アンビシャス・ラバーズ)、といった個性豊かな実力者ばかりであった。
マイペースな活動と並行して、甲田益也子が89年に映画『ファンシイダンス』で役者としてもデビューし、映画『白痴』では主演をつとめた。木村達司は他アーティストのプローデュース、アレンジやCM、映画音楽制作等、個々の活動も多彩に展開している。
MOON RECORDSでアルバム4枚、EPIC SONY (現在のEPIC RECORD)で3枚、EAST WORKSでアルバム1枚を発表。98年にはEAST WORKSより作曲及びプロデューサーに細野晴臣、清水靖晃、テイ・トウワ、ゴンザレス三上、ピーター・シェラー、etc.という豪華な顔ぶれを迎えた甲田益也子のソロアルバムをリリース。
その後の活動休止を経て2011年に本格的に再始動、14年ぶりになるアルバム『brown eyes』をリリース。
2013年には木村達司がモーガン・フィッシャー、安田寿之と共にアンビエント・エレクトロニカ・アルバム『Portmanteau』をリリース。甲田益也子がゲストボーカルとして4曲参加している。
2015年1月に伊藤ゴロー、古川初穂らをゲストに迎えた10枚目のアルバム『HIGHWIRE WALKER』をリリース。
2016年にアムステルダムに本拠を置き世界中に多くのファンを擁する復刻レコード専門レーベルMusic From Memoryから89年に発表した『On Retinae』が12 inch・シングルとしてリイシューされ世界的に再評価される。
2017年にはアメリカのアンビエント・デュオVisible Cloaksからの依頼を受けシングルを共作リリースし、来日イベントでは共演も果たしている。
2018年、オーストラリアはメルボルンとシドニーのでのフェス、イベントに参加。
2019年、フランスはパリ、スウェーデンはストックホルムでのフェス参加、ライブ公演を行う。
2020年、カナダの奇才、CFCFとの共作曲をdip in the pool名義としては4年振りにシングルをリリース。
また、世界を三つのタイムゾーン(JST for Asia, Oceania, CET for Europe, Africa, CDT for North and South America.)に分け、それぞれのゾーンに向けたオンラインライブ配信=バーチャル・ワールドツアー ‘Around the World in a Day’ を開催し話題となる。
2021年、9/24リリースのシングル「What about this love」を含むニュー・アルバム『8 red noW』を10/20にリリース。そして東京、京都、北海道を巡る『dip in the pool tour 2021“Departures”』を行った。


Kankyō Recordsが新たにスタートするリスニング・イベント“Kanshō”の第一回目にSalamandaとAsa Toneが選盤

アンビエント作家であり、建築家でもあるH.Takahashi氏が昨年三軒茶屋にオープンしたKankyō Recordsが新たにスタートする、劇場で映画を楽しむように、良いリスニング環境で音楽を鑑賞するイベント “Kanshō” 。
Kankyō Recordsがおすすめするアーティストのアルバムをドイツの音響機器メーカーADAM Audioが提供するスタジオ仕様のリスニング環境で体験することで日々の音楽鑑賞に対する意識の変化を促すというコンセプトの本イベントの第一回目としてPLANCHAから日本盤をリリースしているSalamanda『ashbalkum』、Asa Tone『Temporary Music』の2作を選んでいただきました。

イベントの詳細は以下をご確認ください。


Music Listening Meetup

Kankyō Records Presents

“鑑賞 Kanshō Vol.01”

Supported by ADAM Audio

Kankyō Recordsが音楽のリスニングイベント “Kanshō” を開催します。
劇場で映画を楽しむように、良いリスニング環境で音楽を鑑賞するイベントです。
良いリスニング環境は音楽の持つ様々な側面を引き出してくれます。
音が本来持つ細かな表情や質感、遠くの方でわずかに鳴る音が聴こえてくることで感じる立体感、
ひとつひとつの音がそれぞれ意思を持って動き出していくような感覚。
そして、それらを踏まえて音楽を制作している多くのアーティストが存在します。
そう、良いリスニング環境はそんなアーティストが表現したい音楽を正確に鳴らしてくれるのです。
Kankyō Recordsがおすすめするアーティストのアルバムを
ドイツの音響機器メーカーADAM Audioが提供するスタジオ仕様のリスニング環境で体験することで
日々の音楽鑑賞に対する意識の変化を促す、そういったイベントになることを願っています。

【開催概要】
2022年7月29日(金)
18:00開場/19:00開演/21:00終演
入場チケット:1,300円(1d付き)
会場:ADAM Audio Listening Studio(中野富士見町駅 徒歩5分)
→ 会場の詳細住所は購入後にお知らせします
完全予約制
Ticket購入 > https://kankyorecords.com/?pid=169234590 SOLD OUT!

【演目】
前半・・・Salamanda “ashbalkum”
後半・・・Asa Tone “Temporary Music”

【注意事項】
・当日は必ずマスク着用で参加してください。
・入場に際し、検温・手指の消毒をしていただきます。
・鑑賞中は飲食禁止。(ペットボトルはOK)
・途中退席/途中入場はなるべくお控えください。


KAITLYN AURELIA SMITH “Let’s Turn It Into Sound” [ARTPL-178]

Artist: Kaitlyn Aurelia Smith
Title: Let’s Turn It Into Sound
Cat#: ARTPL-178
Format: CD

※解説:佐々木敦(HEADZ)
※対訳付き
※正方形紙ジャケット仕様

Release Date: 2022.08.26
Price(CD): 2,200yen + tax


「アートは畏敬の念を抱かせ、アートは神秘的な表現である。」「アートは、たとえそれが脳で経験されたとしても、身体的で、それは感じられる。」

ウェストコーストを拠点に活動しているコンポーザー/アーティスト/プロデューサー、Kaitlyn Aurelia SmithがGhostly Internationalへ移籍しての2作目であり、通算9作目のスタジオアルバムである『Let’s Turn It Into Sound』の中心となる謎は、知覚、表現、コミュニケーションに関係している。話し言葉が不十分な場合、どうすればコミュニケーションできるるのか?私たちが感じていることをどのように理解するのか?私たちの世界の経験を他の誰かが理解できるものにどのように変換するのか?

自称「フィーラー(feeler)」である彼女にとって、答えは英語以外の言語の複合語、翻訳、彫刻的ファッション、ダンス、舞踏、武術少林、その他感覚的・身体的体験の形態からインスピレーションを得ている。ファッションが線、形、色、質感、シルエットを使って意識とは別の感覚的なレベルでコミュニケーションを図るように『Let’s Turn it Into Sound』は音を使って言葉だけでは伝えられないことを伝えようと努めている。

“このアルバムはパズルです。そして曲のタイトルは、その感情を分解し、理解するための指示なのです”と彼女は説明する。
エネルギーに満ちた「Is it Me or is it You?」は、自分が自分をどう見ているか、そして他の人が自分をどう見ているかのギャップを、彼ら自身の投影というフィルターを通して横断することから生まれているのです。「There is Something」は、ある部屋に入ると、そこに存在するダイナミックな要素を無意識のうちに意識してしまうような、静かな啓示の感覚を表している。その間、スミスはこれらの感情を音を通して解釈する。

3か月間、自宅のスタジオで一人で録音し、モジュラー・シンセ、アナログ・シンセ、レアなシンセサイザー(愛用するBuchlaを含む)、オーケストラ・サウンド、ヴォイスという通常のツールキットに加えて新しい実験を行うことにした。彼女は新しいヴォーカル処理技術を作成し、典型的な曲の構造に従ったものではなく、直感的に感じられるペースを追求するアプローチを取り入れた。彼女は最も風の強い季節にサブウーファーのバックパックと傘を持って歩き回り、時速60マイルの突風の中でアルバムのローエンドを聴いた。彼女は自分自身に耳を傾け、そうすることで、突然彼女に開かれた内なる共同体に耳を傾けたのである。

このアルバムの根底にあるのは、彼女の言うところの6つの異なる声、それぞれが多面的なストーリーテラーの間のダイナミックな関係である。これらの登場人物を認めることで、彼女は自分の存在全体を認めることになった。織り成す自己の複数性、内なる葛藤に気づき解決する複雑なプロセス、流動の中に調和を見出す喜びなど。「私は、これらの登場人物のすべてを体現していると感じるようになったのです。このアルバムは、私の内なるコミュニティがコミュニケーションしたいのに、そのコミュニケーション手段として英語を持っていない、そのため、それに話をさせ、それを判断せず、ただ遊ばせるスペースを与えるという形だったのです。”期待される曲の構成にこだわらないことで、それぞれの曲はより会話のように感じられ、それぞれのキャラクターが自分自身を完全に表現することができる。

Kaitlynはアンビエントというジャンルの会話にうまくはまることはありませんでしたが、このアルバムでは、さらにその外側を開拓し、アバンギャルド・ポップ、新古典派、その他分類できないものを横断しています。その結果、遊び心があり、好奇心旺盛で、刺激的な作品は、社会的で敏感な動物としての私たちに訴えかけ、リスナーを完全に特異な世界へと誘うのである。『Let’s Turn it Into Sound』を通して進むことは、秘密の領域を覗き見るようなものです。それは、日常の中に隠された魔法の発見と、入り口が閉じた後も長く残る煌めきの両方を楽しませてくれるものなのです。


TRACK LIST:
01. Have You Felt Lately?
02. Locate
03. Let it Fall
04. Is it Me or is it You?
05. Check Your Translation
06. Pivot Signal
07. Unbraid: The Merge
08. Then the Wind Came
09. There is Something
10. Give to the Water

Kaitlyn Aurelia Smith – Have You Felt Lately? (Official Visualizer)
https://www.youtube.com/watch?v=yHeZDxAfzSI

Kaitlyn Aurelia Smith – Is it Me or is it You? (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=9LHW7-coLEI

Graphics by Sean Hellfritsch @Cool Maritime
Performance by @Kaitlyn Aurelia Smith using a @Rokoko smartsuit pro

 


90年代ローファイとシューゲイザーを交錯させる衝撃的なサウンドで20年代のオルタナ〜インディ・シーンで注目を集めるLaunderがGhostlyから7/15リリースするデビュー・アルバムから新曲「Intake」を公開


90年代ローファイとシューゲイザーを交錯させ感情を揺さぶるJohn Cudlipによるプロジェクト、LaunderがGhostly Internationalと契約し、7/15に発売する衝撃のデビュー・アルバム『Happening』から新曲「Intake」が公開されました。

アルバム『Happening』はSonny DiPerri(My Bloody Valentine、Nine Inch Nails、DIIV)が共同プロデュース、エンジニア、ミックスを担当し、ゲストにフランス生まれのシンガーソングライター/女優のSokoや盟友DIIVのZachary Cole Smithが参加しております。

また、日本盤にはニュー・アルバム『Search + Destroy』をリリースしたばかりの東京のオルタナティヴ・ロック・バンド、Luby Sparksの加藤夏樹さんにご執筆いただきましたアルバム解説、歌詞対訳が封入されます。

 

Launder new song “Intake” out now


Artist: Launder
Title: Intake
Format: Digital Single

Launder – Intake (Official Visualizer)
https://www.youtube.com/watch?v=KnFpH_UYWBA

 

Launder debut full album “Happening” 7/15 release


Artist: Launder
Title: Happening
Label: PLANCHA / Ghostly International
Cat#: ARTPL-173
Format: CD
Release Date: 2022.07.15
Price(CD): 2,000 yen + tax

※解説・歌詞対訳: 加藤夏樹(Luby Sparks


90年代のローファイとシューゲイザーが交錯し感情を揺さぶる衝撃のサウンド!オルタナ〜シューゲイズ〜ドリーム・ポップまでを飲み込む圧巻のデビュー作!
LAを拠点に活動するJohn Cudlipによるプロジェクト、LaunderがGhostly Internationalと契約し、衝撃のデビュー・アルバムを完成。Sonny DiPerri(My Bloody Valentine、Nine Inch Nails、DIIV)が共同プロデュース、エンジニア、ミキサーを担当し、ゲストにフランス生まれのシンガーソングライター/女優のSokoや盟友DIIVのZachary Cole Smithが参加!

オレンジ・カウンティ出身で現在はLAを拠点に活動するJohn CudlipによるプロジェクトLaunder。元々は2019年に友人であるDay WaveことJackson Phillips、フランス生まれのシンガーソングライター/女優のSoko、DIIVのZachary Cole Smith等とのカジュアルなセッションから派生し、Launderへと発展した。約3年の歳月と60曲のデモを経てGhostly Internationalと契約し、遂に完成したのがこのフルレングス・デビュー・アルバム『Happening』である。

共同プロデュース、エンジニア、ミキサーをMy Bloody Valentine、Nine Inch Nails、DIIVなどの仕事で知られるSonny DiPerriが担当し、Chase Meier(ベース)、Bryan DeLeon(ドラム)、Nathan Hawelu(リード・ギター)をレコーディング・メンバーに迎え、Elliott Smithがかつて所有していたカリフォルニア州ヴァンナイスにあるビンテージ・アナログ/モダン・デジタル・レコーディング・スタジオ、New Monkey Studioで録音された。そしてもちろんSokoとZachary Cole Smithがゲスト参加している。

Launderの音楽は当初から予想以上の注目を集めており、Stereogumは「90年代のローファイとシューゲイザーが交差する場所」と評し、Gorilla vs. BearはJohnの「切なさと高鳴るコーラスで、これらの曲をずっと知っていたかのようにすぐに感じさせるようなセンス」に注目し言及している。2020年にライヴを休止し、彼は溢れるアイデアの作曲とアレンジに没頭する。思考をメロディーとテクスチャーに費やし、すべてのリソースが制作のギアに投入され、このアルバムのすべての音、ノイズ、そしてハミングまでもが彼の世界となった。そして完成したのが計13曲のフル・アルバムである。『Happening』は時代を超越し、メロディよりも大きなもの、カタルシスと優しさにフォーカスし、インディ・ロックの偉大なアーティストに敬意を表しながら、現代的で慎重な自省に基づくものであることが分かる。

「EPや7インチのリリースに比べ、より自立した作家へと進化したように感じるが、バンドなしにはこのレコードを作ることはできなかった」「バンドと一緒にリハーサルをすることで、曲に命が吹き込まれ、まるでスイッチが入ったようだった」と彼は言う。

冒頭を飾る「Unwound」は出だしにふさわしいパンチと高揚感のあるフックが効いている。この曲の初期のデモを「アリーナ・ロック」と称していたように、ザクザクのギター・リフで空間を埋め尽くす展開が印象的で、Nirvanaの「Serve The Servants」、The Jesus and Mary Chain「Darklands」、The Stone Rosesの「I Wanna Be Adored」などのアルバム・オープニングとして説得力のある楽曲で、彼の若かりし頃の静と剛が交錯するソングライティングを凝縮したまさに序章。故郷のダナポイントで古いギターで書いた孤独への頌歌である「Blue Collar」では、フィードバックがウネリをあげ、奇抜なチューニングで演奏されている。「曲作りの際、催眠状態になるまで30分ほど曲の一部をループさせることがあるが、ここでもそれが起こった。このリフはどこから来たのかわからないけど、このアルバムで最も好きな曲のひとつだよ。」と評している。「On A Wire」では、「あなたのわずかな部分すべて」を思い起こさせ、彼の歌詞のラインがギターの表現に反響し、穏やかな曲調からノイジーなギターを織り交ぜ緩急の効いた展開を見せる。
フランス人アーティストSokoがリード・ヴォーカルをとる「Become」は、きらめきと砕け散るようなギターの間に織り込まれたベースラインにヴォーカルが乗っていく。「この曲は、このアルバムの中で最もコラボレーションが捗った曲で、それがうまくいってとてもうれしかった。」と語っている。アルバム中最も短く甘い曲のひとつである「Chipper」は、うっすらとしたダウンキャストのギター・フレーズに、明晰なポップネスが加わっている。その簡潔な構成は、大胆な自信と飄々とした冷たさの両方を示している。この曲は、儚い欲望を告発するようなラブ・ソングだ。

デビュー作が荒削りな可能性に満ちていることが多い中、Launderは深く研ぎ澄まされたコレクションを作り上げている。本作はプロセス志向のアルバムであると同時に芸術と共に成熟する人の作品であり、スリリングでアンセミックな展開とともに自分の限界に挑戦するソングライターの音である。2020年代のオルタナ〜インディ・シーンを牽引することは間違いない大注目の逸材の誕生だ。


Track List:
01. Unwound
02. Intake
03. Blue Collar
04. On a Wire
05. Become (feat. Soko)
06. Beggar
07. Rust
08. Withdraw
09. Lockwood
10. Harbour Mouth
11. Chipper
12. Parking Lot
13. Lantern

Launder – Unwound
https://www.youtube.com/watch?v=axMOjt2PBCA

Launder – Chipper
https://www.youtube.com/watch?v=nZ_z-yuawkc


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