Author: PLANCHA

反復とポリリズムを駆使しスリリングなサウンドをみせるHorse Lordsが劇的な進化を遂げて名門RVNG Intl.から放つ新作アルバム『Comradely Objects』からセカンド・シングル「May Brigade」がリリース&MV公開

Photo credit: Margaret Rorison

反復とポリリズムを駆使し、マス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうなスリリングで中毒性の高いインストゥルメンタルを構築する、ボルチモアのAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse LordsがNYの名門、RVNG Intl.と契約して11/4にリリースする通算5枚目となる新作アルバム『Comradely Objects』から先行セカンド・シングルとなる新曲「May Brigade」がリリース、合わせてミュージック・ビデオも公開されました。

この新曲「May Brigade」は、フリー・ジャズ、モード・ジャズ、その他のジャズ・フォームにバンドが影響を受けていることが窺える曲です。サックス奏者のAndrew Bernsteinのソロ、Max EilbacherとSam Habermanのリズム・セクションは、曲調、テンポ、ボトムエンドの間で揺れ動く中、Owen GardnerはMiles Davisのライヴ盤『Dark Magus』での展開を彷彿とさせるオーヴァードライヴィンなギターのスクラッチを炸裂させています。彼らが今回の新作アルバムで新しく採用したスタジオ・レイヤリングの新鮮味を楽しみながら一体感を増して、最後はドローンでフェイドアウトする目まぐるしい展開の曲で、現在のバンドの真骨頂とも言えるサウンドです。

ミュージック・ビデオのディレクターにはマルチディスィプリナリィ・アーティストのMary Helena Clarkを起用しています。ビデオに関して彼は ”私の作品はすべて、因果関係や生気を操る音と映像の関係性、つまりシンクロニシティ(共時性)で勝負しています” ”「May Brigade」では、曲のリズムにマッチする人間以外のイメージを探しました。ズームやフラッシュライトの光がメロディラインやリズムにマッチして、被写体を探すこと自体が被写体になりました。” と語っています。

 

Horse Lords New Single “May Brigade” out now


Artist: Horse Lords
Title: May Brigade
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
https://orcd.co/nvnp9m

Horse Lords – May Brigade [Official Video]

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=FQpBwbey-dY

Video by Mary Helena Clark

 

Horse Lords New Album “Comradely Objects” 11/04 release


Artist: Horse Lords
Title: Comradely Objects
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-182
Format: CD / Digital

※日本独自CD化
※解説付き

Release Date: 2022.11.04
Price(CD): 2,200 yen + tax


RVNGと電撃契約!劇的な進化!反復とポリリズムを駆使し、バトルス、CAN、キング・クリムゾン、Zs、アニコレ等も想起させるマス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうな刺激的サウンドでスリリングなダイナミズムを操るHorse Lordsの通算5作目の衝撃的ニュー・アルバム!

ボルチモアのAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse Lordsが通算5枚目のニュー・アルバム『Comradely Objects』で帰還!

これまでの4枚のアルバムと4つのミックス・テープでは本質的なインストゥルメンタル・サウンドを堅持してきたが、このアルバムではそのサウンド・アプローチに再び焦点が当てられ、バンドの幅広い音楽的視野の中の異質な要素が、推進力のあるリズムのグリッドにしっかりと引き寄せられている。『Comradely Objects』は、新たな自由度と冷静なコントロールによって様々な音像が舞い上がる。この変化は、ある意味、状況によってもたらされたものだ。パンデミックで世界がひっくり返る中、2020年初頭のアルバム『The Common Task』のツアーをキャンセルせざるを得なくなったHorse Lordsは、すぐにボルチモアのスタジオに戻り、『Comradely Objects』の元となる音楽の組み立てを始めた(Bernstein、Eilbacher、Gardnerはその後ドイツに移住している)。ツアー中に新しい音楽を洗練させるという試行錯誤の方法から離れ、4人組はライブでの演奏性を確保するためのエネルギーを減らし、リハーサルとレコーディングに注力した。珍しく、じっくりと作曲とレコーディングを行った結果、創造性と音楽性の新たなピークを示す作品群が生まれ、スタジオでの散漫な作業に陥ることもなく、充実したものとなったという。

ミニマリズムとグローバルな伝統音楽のマントラ的な反復、複雑な対位法、微分音による繊細さ、アヴァンギャルドから引き出された幅広い音色と質感など、Horse Lordsが確立したパレットを構成するお馴染みの要素に加え、いくつかのスタイル上の際立った革新が反映された作品となっている。このアルバムは、バンドの他の作品よりもフリー・ジャズに近く、エレクトロ・アコースティックのスペクトルを持ち、予想外で変則的でありながらも快活なシンセサイザーで鼓動している。これらの新しい要素は、スタジオで時間をかけて丁寧に作られた証拠だが、『Comradely Objects』には、バンドの最高の瞬間を活気づける、目もくらむばかりの強烈なリズムのエネルギーが残されている。

Horse Lordsのインストゥルメンタルは、それ自体、この4人組が共有する音楽的、社会政治的なビジョンを語るために不可欠なものだ。タイトルは、美術史家のクリスティーナ・カイエルが2008年に出版したロシア構成主義のデザインに関する本『Imagine No Possessions』に由来している。構成主義者は、資本主義芸術の芸術的エゴイズムや貴重な芸術品を敬遠し、大衆のための実用的なオブジェを支持してきた。”『Comradely Objects』は、集団的で平等主義的な理想を促進するものでなければならない”とバンドは指摘する。”彼らは、実用性を重視し、素材を前面に押し出したシンプルで飾り気のないフォルムを好む傾向にあった。『Comradely Objects』は、このことが音の素材、音楽、アルバム、そして21世紀の芸術制作にとってどのような意味を持つかを通じて作品を制作している。”

『Comradely Objects』は、Horse Lordsのこれまで培ってきたフォーマットの可能性を再定義するだけでなく、自信と精巧さの新しい輪郭を加えている。また、ラディカルな音楽的・政治的アイデアを現代音楽に持ち込む第一人者としての彼らの地位は、偶然にもロックであることを証明し、音符、ビート、生の音とともに、美学と社会の形式、目的、意図を問い続けるバンドの最も崇高なドキュメントを提示している。新しいユートピアを記録しているのではなく、進行中の革命のスリリングな肖像画を描いているのだ。

Horse LordsとRVNG Intl.を代表して、このリリースによる収益の一部は、中部大西洋地域の主要な移民団体であり、移民家族を支援し、すべての人が社会に完全に参加するために必要な中核的支援を保証する全米のリーダーであるCASAに寄付されます。


TRACK LIST:

01. Zero Degree Machine
02. Mess Mend
03. May Brigade
04. Solidarity Avenue
05. Law of Movement
06. Rundling
07. Plain Hunt on Four


Emily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2022 開催延期

開催延期のお知らせ

10月1日〜10月10日に開催を予定していたEmily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2022は新型コロナウイルスの影響により日本への入国ビザの取得に関する予期せぬ事情が生じたため、止むを得ず開催を延期させていただきます。
(EACH STORYの出演キャンセルに関しましてはすでに木曜日に発表されております)

楽しみにされていた皆様にはご不便をお掛け致しますが、ご理解頂けますようお願い致します。

Emily A. Spragueのツアーは当初は2020年3月に計画し、今回2年半ぶりの仕切り直しとして、盟友Cool Maritimeも加えて計画し、開催に向けて関係者一同で尽力してきたものの、このような結果となり大変申し訳ございません。

来年秋以降に改めてツアーを計画するべく協議しております。
現在いただいておりますご予約はキャンセルとさせていただき、新たな日程とツアー詳細が決定次第改めてお知らせさせていただきます。

公演を楽しみにしてくださっていたお客様、関係者の皆様にはご迷惑お掛けしますことを心よりお詫び申し上げると共に、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

 

開催延期 Emily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2022

・10/01(土)~10/02(日) 長野 @Each Story 出演キャンセル
・10/04(火) 松本 @Give me little more. 公演中止
・10/05(水) 名古屋 @KD Japon 公演中止
・10/06(木) 大阪 @CIRCUS Osaka 公演中止
10/07(金) 北海道 @Precious Hall 公演中止
10/08(土) 東京 @Galaxy-Gingakei 公演中止(追加公演 Floristソロセット)
10/09(日) 東京 @Ochiai Soup 公演中止
10/10(月・祝) 東京 @Ochiai Soup 公演中止

EACH STORY 〜THE CAMP〜 2022 出演キャンセル

⽇程:2022年10⽉1⽇(⼟)、2⽇(⽇)
会場:五光牧場オートキャンプ場 長野県南佐久郡川上村樋沢1417
時間:⼟曜⽇ 11:30 OPEN /START ~ 日曜日 17:30 CLOSE
料金:2日券 ⼤⼈ 13,500円 (当⽇ : 15,000円) / 1日券 ⼤⼈ 8,000円 (当⽇ : 9,000円)
子供 3,300円(一律)*共にキャンプ料金別途必要


松本公演 公演中止

日程:10/4(火)
会場:Give me little more.
時間:OPEN 19:00 START 19:30
料金:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime


名古屋公演 公演中止

日程:10/5(水)
会場:KDハポン
時間:OPEN 18:30 START 19:30
料金:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
猫町


大阪公演 公演中止

日程:10/6(木)
会場:CIRCUS Osaka
時間:OPEN 19:00 START 20:00
料金:ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime


北海道公演 公演中止

日程:10/7(金)
会場:Precious Hall
時間:OPEN/START 20:00
料金:with flyer ¥3,500 / DOOR ¥4,000 *別途1ドリンク代金(600円)
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
Special Guest: Kuniyuki (experimental /Ambient live set)
DJ: MITAYO


Florist (Solo Set) Japan Show 2022 (追加公演)公演中止

日程:2022年10月8日(土)
会場:Galaxy Gingakei 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目27−7 アルボーレ神宮前 B1
時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300 *別途1ドリンク代金
出演:
Florist (Solo Set)
Satomimagae

DJ: Cool Maritime


東京公演① 公演中止

日程:10/9(日)
会場:落合Soup
時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
Chihei Hatakeyama
H.Takahashi


東京公演② 公演中止

日程:10/10(月・祝日)
会場:落合Soup
時間:OPEN 18:00 START 19:00
料金:ADV ¥3,800 / DOOR ¥4,300
出演:
Emily A. Sprague
Cool Maritime
ASUNA
Closing DJ: 佐々木敦(HEADZ)

Emily A. Sprague:
エミリーは、ニューヨーク州北部のカータースキル・クローヴで生まれ育ち、現在もそこに住む音楽家である。幼少期に母の教えでピアノを始める。11歳の頃からギター・レッスンを受け始めたものの、一旦やめてしまうが、14歳の時に再びギターを弾き始め、本格的にソング・ライティングに興味を持つ。その後バンドFloristを結成し、2013年に6曲入りEP『We Have Been This Way Forever』でデビュー。もう一枚の自主制作EPを経て、Double Double Whammyと契約し、2015年にリリースしたEP『Holdly』でStereogumの「50 Best New Bands Of 2015」に選出される。2016年に『The Birds Outside Sang』、2017年に『If Blue Could Be Happiness』の2作のアルバムを発表、さらに2019年には最新作『Emily Alone』をリリースし、PitchfrokでBEST NEW ALBUMを獲得し、インディ・ミュージック・リスナーから多くの支持を受ける。
その活動と並行し、Emilyはモジュラー・シンセサイザーを用いたアンビエント・ミュージックの制作を開始しセルフ・リリースした『Water Memory』、「Mount Vision」が高い評価を得る。その才能に着目したNYの最先鋭レーベルRVNGよりリマスター、ボーナス・トラックを追加してフィジカル化(CD/LP)し、PitchforkにてBEST NEW REISSUEを獲得。2020年には初来日が企画されたものの、惜しくもコロナ禍により延期を余儀なくされる。そして同年現時点での最新アルバムである『Hill, Flower, Fog』をリリース。彗星のようなキラキラとした音色からオルゴールのような牧歌的なフレーズまでが滑らかなリヴァーブで彩るアンビエントを展開し、アンビエント・ミュージシャンとしての認知度をさらに高めた。そして2022年にはFloristとしての新作にしてセイム・タイトル・アルバム『Florist』をリリース。Pitchforkで8.5点の高得点でBest New Musicを獲得するなど、今最も注目されているミュージシャンの1人である。エミリーの作品は、万物のつながりに関するもので、地上の活動や人間との接触を導く神秘的な力に、生きた核となる形を与えている。記憶と視覚、海と山、問いと答え、感情と無限大。そして陽光、トカゲ、海の塩。


Cool Maritime:
Cool Maritimeは現在は太平洋岸北西部の島を拠点に活動しているエレクトロニック・ミュージシャン兼ヴィジュアル・アーテョストのSean Hellfritschによるソロ・プロジェクト。吉村弘のような日本のアンビエント・コンポーザーや、『MYST』などのコンピューター・ゲームのサウンドトラックからインスピレーションを得て、みずみずしく魅力的なサウンドスケイプを制作している。
サンタクルーズの郊外で育った後、家族と共にカリフォルニア州のレッドウッドの森近くの峡谷に引っ越した彼は、そこで豊かな自然に触れることができ、それが今日においても彼の音楽的および視覚的作品に大きな影響を与えているのだという。
Daren Rabinovitch、Isaiah Saxon等と共に、映画とアニメーションの制作スタジオ、Encyclopedia Picturaを設立し、Björk、Panda Bear、Grizzly Bearなどのミュージック・ビデオを監督し、Kanye Westの未発表のビデオ・ゲーム『ONLY ONE』にも取り組んだ。彼はまた、妻であり、Buchlaのアナログ・シンセサイザー愛好家のKaitlyn Aurelia Smithによるリリースのヴィジュアルも担当している。Cool Maritimeとしてはファースト・アルバム『Tea Time Travel』を2012年に自主制作にて発表。そしてMatthewdavid主宰の西海岸の最重要レーベル、Leaving Recordsと契約し、セカンド・アルバム『Some Sort of Wave Portal』を2016年に、サード・アルバム『Sharing Waves』を2018年にリリース。早耳のリスナー達から極めて高い評価を得て、西海岸モジュラー・シンセ・ウェイヴのムーヴメントにおいて、最注目の存在となる。2022年には名門Western Vinylから最新アルバム『Big Earth Energy』を発表。「ランチボックス」モジュラーシステムを含むノマドスタジオを使い、刺激的で人里離れた屋外で録音するという彼の実践によって、ショーンの音楽には絶え間ない冒険心と興奮が焼き付けられている。
Cool Maritimeは、畏敬の念、幸福感、ひらめきの瞬間をとらえた音楽的アイデアの統合である。サウンドは主にエレクトロニックで、フィーリングはオーガニック、アレンジは瑞々しく、オープンエアーを優雅に呼吸し、胸をなでおろすような感覚のものである。鋭い生態学的前提とサイケデリックな魅力のひねりを加えた架空のビデオ・ゲームのサウンドトラックのようなサウンドを紡ぎ、アナログ・シンセの即興演奏を、華麗に着飾った洗練されたメロディック・アレンジに置き換えたアプローチでさらなる高い評価を得ている。


10/7 名古屋公演出演者


Nekomachi / 猫町:
lo-fi,ambient,new age,drone,left field,などのエクスペリメンタル音楽作家。
2022年10月にコロナ禍によって制作された約10年ぶりの音源が上海の”eating music”より、カセットとデジタルで発売。
http://soundcloud.com/neko_machi


10/8 北海道公演出演者


Kuniyuki:
札幌を拠点に活動。Joe Claussell 主宰[Natural Resource]から自身のホームタウンであり、札幌のクラブをトリビュートした曲「Precious Hall」をリリース、そしてMule Musiq よりシングル「Earth Beats」をリリースし、各 DJから圧倒的な支持を得た。現在まで数々のアルバムをリリースし、「Feather World」ではジャズシーンでは独特の世界感を持つジャズピアニストの板橋文夫や盟友 Henrik Schwarz も参加し、新境地へと進んだ。 2018 年はオランダの Music From Memory より 80-90 年代初頭に制作したアンビエントや実験音楽を2タイトルリリース。
ヨーロッパ、南アフリカ、ブラジル、メキシコやUSA 等含め、国内外での liveも精力的に行い、即興性を軸にダンスミュージックから実験音楽までの幅を、様々な楽器を使用し独自のスタイルで live を行う。


MITAYO:
札幌を拠点に2005年より活動するDJ。テクノ/ハウスをバックボーンに変拍子、ダブ、ベース、宇宙、アシッド、バグをも雑食に咀嚼/消化し、代謝されたサウンドは享楽的フロアを創りあげる。
また自身が運営する〝スパイスの穴ムジナ〟にて不定期で『脱力音楽会』を主宰など、
ディープリスニングにもフィールドを広げ音楽都市札幌においても無二のDJとして存在を確立している。


10/9 東京公演出演者


Chihei Hatakeyama:
Chihei Hatakeyamaとして2006年にKrankyより、ファーストアル バムをリリース。以後Room40, Home Normal, Own Records, Under The Spire, hibernate, Students Of Decayなど世界中のレ ーベルから現在にいたるまで多数の作品を発表。デジタルとアナ ログの機材を駆使したサウンドが構築する美しいアンビエント・ド ローン作品が特徴。ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、韓国な ど世界中でツアーを敢行し、To Rococo Rot, Tim Heckerなどと 共演。映画音楽では、松村浩行監督作品『TOCHKA』の環境音を 使用したCD作品「The Secret distance of TOCHKA」を発表。第 86回アカデミー賞<長編ドキュメンタリー部門>にノミネートさ れた篠原有司男を描いたザカリー・ハインザーリング監督作品『 キューティー&ボクサー』(2013年)でも楽曲が使用された。また NHKアニメワールド:プチプチ・アニメ『エんエんニコリ』の音楽を 担当している。ソロ以外では伊達伯欣とエレクトロ・アコースティ ックデュオOpitopeとして、SPEKKから2枚のアルバムをリリース。 佐立努とのユニットLuis Nanookでは電子音と伝統的なフォーク サウンドが混ざり合う音楽世界で2枚のアルバムをリリース。 ASUNA、Hakobune等ともコラヴォレーションアルバムを発表。2022年に全米15箇所に及ぶUS Tourを敢行。


H.Takahashi:
作曲家、H.Takahashi名義の他、【Unknown Me】や【Atoris】などのユニットでも作曲をおこなっている。並行して建築家としても活動する。2021年11月に、アンビエントミュージックを専門的に扱う〈Kankyo Records〉をオープン。


10/10 東京公演出演者


ASUNA(アスナ):
石川県出身の日本の電子音楽家。語源から省みる事物の概念とその再考察を主題として作品を制作。同時に音の物理現象に関する美術作品の制作/パフォーマンスも行う。代表作に「organ」の語源からその原義である「機関・器官」としてオルガンを省みた『Each Organ』(2002)、本の語源としてのブナの木を元に情報の記録・運搬について扱った作品『Epidermis of Beech』(2012)などがある。近年は、干渉音の複雑な分布とモアレ共鳴に着目した作品『100 Keyboards』(2013)で、「メルボルン国際芸術祭」(2018)、「シンガポール国際芸術祭」(2019)、「ベルファスト国際芸術祭」(2019) 、など海外のアート・フェスティバルから多数の招待を受け展示/パフォーマンスを行い、昨年も米ニューヨークの名門・BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招待を受け、全公演ソールドアウトとなる単独公演を成功させた。並行した音楽制作では、10代の頃から東京の実験音楽/即興/音響シーンに関わり、様々なアコースティック楽器やPCベースによる作曲作品から即興演奏まで行いつつ、無数のオモチャ楽器と電子音楽によるパフォーマンス『100 Toys』(2007) を中心とし、録音作品では毎回多岐に渡るコンセプトながらも一貫した作品制作を行う。これまで海外25カ国以上で演奏/展示、CDやレコードなどをリリース。ドイツの電子音楽家のヤン・イェリネクや、美術家の佐藤実-m/s、トラックメーカーのshibataらと長年に渡りコラボレーションによる制作も行っている。


2020年のポラリス音楽賞のロングリストに選ばれた他、ジュノ賞にもノミネートされたモダン・クラシカルの才人、Flore Laurentienneが10/21にリリースするセカンド・アルバム『Volume II』から新曲「Promenade」がリリース&MV公開

Credit: Marc Etienne Mongrain

Credit: Marc Etienne Mongrain

2019年リリースのデビュー作『Volume I』が各所で高い評価を得て、2020年のポラリス音楽賞のロングリストに選ばれた他、ジュノ賞にもノミネートされたケベック出身のモダン・クラシカルの才人、Mathieu David Gagnonのによるソロ・プロジェクトFlore Laurentienneが10/21にRVNG Intl. / Costume Recordsからリリースするセカンド・アルバム『Volume II』から先行セカンド・シングルとなる新曲「Promenade」がリリースされ合わせてMVも公開されました。

“「Promenade」は、アルバムの他の作品に見られる要素を和音やモチーフを借りてモザイク状にしたものです”、”私にとってこの作品は、弦楽オーケストラに光を当て、その音楽家の名人芸を披露する機会となりました。” と作曲者のMathieu David Gagnonは説明しています。

 

Flore Laurentienne New Single “Promenade” out now


Artist: Flore Laurentienne
Title: Promenade
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
Listen / Buy: https://orcd.co/3j73ljd

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=jgh6xp-yfNw

 

Flore Laurentienne New Album “Volume II” 10/21 release


Artist: Flore Laurentienne
Title: Volume II
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-175
Format: CD / Digital

※日本独自CD化
※解説付き予定

Release Date: 2022.10.21
Price(CD): 2,200 yen + tax


2020年のポラリス音楽賞のロングリストに選ばれた他、ジュノ賞にもノミネートされたモダン・クラシカルの才人、Mathieu David Gagnonのによるソロ・プロジェクトFlore Laurentienneがセカンド・アルバムで日本デビュー決定!豊かなオーケストラ・サウンドの新たなパレットを提示し、変化する水の力が生と喪失の通路をナビゲートする隠喩的なマーカーをインスパイアする第2章!

Flore Laurentienneは、ケベック出身の作曲家Mathieu David Gagnonのによるソロ・プロジェクト。このプロジェクトは、Mathieuが生まれ育ったセントローレンス渓谷の植物を記録した目録の名前にちなんで、植物学の歴史に根ざしている。Flore Laurentienneの音楽的ヴィジョンは、Mathieuの最大のインスピレーション源であるコントラプンタル(相互に独立性の高い複数の音を組み合わせつつ、調和的な旋律を構成する音楽の作曲手法を示す概念)の巨匠、ヨハン・セバスティアン・バッハに照らし出されています。長年、他人のプロジェクトに携わるなど、裏方として活動してきたMathieuは、2019年にソロデビュー作『Volume I』をRVNG Intl.からリリース。この作品は、Mathieuのイマジネーションに満ちた生来の野心作で、15人の弦楽オーケストラとMinimoog Model D、EMS Synthi、コンボオルガンを含む初期のシンセサイザーを駆使して録音されている。このアルバムは高い評価を受け、2020年のポラリス音楽賞のロングリストに選ばれた他、ジュノ賞にもノミネートされた。

そしてこのたび、Flore Laurentienneがセカンド・アルバム『Volume II』で帰還。豊かなオーケストラ・サウンドの新たなパレットを提示し、変化する水の力が生と喪失の通路をナビゲートする隠喩的なマーカーをインスパイアする。このプロジェクトで、Mathieu David Gagnonは、環境と感情への航海を再開し、作曲家の出身地であるケベックの川と荒々しい荒野からインスピレーションを得ている。この第2章では、Mathieuは古典的な作曲の原型を拡張し、音のロマンティシズムの新しい領域に出会った。牧歌的で崇高な世界をさまよう主題は、きらめくような屈折へと変化し、自然のエネルギーが持つ感情や運動能力を伝えている。『Volume II』は、聴覚的な小宇宙の流れがダイナミックなコントラストの地平線に到達する河口を形成し、自然と人間の並行した進路を反映していく。

このプロジェクトは、ケベックの河川からインスピレーションを得ており、アルバムからの収益の一部は、セントローレンス川とその湾の生態系の保全と利用の維持を促進するサンローラン・アクション基金に寄付されます。この基金は、河川の保全、強化、再生のためのプロジェクトや、セントローレンス川に関する問題の教育・啓発のためのプロジェクトに資金を提供するものです。


TRACK LIST:

1. Voiles
2. Navigation II
3. Navigation IV
4. Fleuve V
5. Promenade
6. Kamouraska
7. Canon
8. Fleuve V (léger retour)
9. Navigation V (Bonus Track for Japan)


【Emily A. SpragueとCool Maritimeの”EACH STORY THE CAMP 2022”出演キャンセルのお知らせ】


10月1日と10月2日に開催される”EACH STORY THE CAMP 2022”に出演を予定しておりましたEmily A. SpragueとCool Maritimeですが、新型コロナウイルスの影響によりビザの手配に時間を要し、直前まであらゆる手段を尽くしたのですが、発給が間に合わず出演が不可能となりました。

出演を楽しみにしていただいていた皆様には深くお詫び申し上げます。

なお、10月1日のEmily A. Spragueの出演時間は、オルタナティヴ、ポストロック、エクスペリメンタル・ポップ、映画音楽、フリー・ミュージック、ジャズ、アメリカーナ、現代音楽など様々なジャンルの極北を切り開く越境的活動を行なう Jim O’Rourke のライブが決定いたしました。

10月2日のCool Maritimeの出演時間は、”Unknown Me”や”Atoris”などのユニットでも作曲をおこない 各国のレーベルよりアンビエント作品をリリースする H.Takahashi のライブも決定しております。

詳しくはEACH STORYのウェブサイトやSNSをご確認ください > https://www.eachstory.site/home-1

また、『Emily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2022』のその他の公演(松本・名古屋・大阪・札幌・東京)に関しては現在開催できるよう尽力しております状況です。

ご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い致します。


LORAINE JAMES “Building Something Beautiful For Me” [ARTPL-181]

Artist: Loraine James
Title: Building Something Beautiful For Me
Cat#: ARTPL-181
Format: CD

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック1曲収録
※解説:野田努(ele-king)

Release Date: 2022.10.07
Price(CD): 2,200yen + tax


初来日も決定した現代エレクトロニック・ミュージック・シーンで最注目のプロデューサー、Loraine Jamesが、1990年に惜しくも他界したものの近年再評価が著しい才人、Julius Eastmanの楽曲を独自の感性で再解釈・再創造した芳醇で美しい、息を呑むようなオマージュ。

初来日も決定した現代エレクトロニック・ミュージック・シーンで最も注目を集めているプロデューサーの1人、ロレイン・ジェイムスが、1990年に惜しくも他界したものの近年再評価が著しいニューヨークの重要な作曲家ジュリアス・イーストマンへの息を呑むようなオマージュとして、彼の主要な楽曲を再解釈、再創造し、彼女からのイーストマンへの回答として制作した通算3作目の新作アルバムが誕生。

49歳の若さで惜しくも他界した同性愛者で黒人の作曲家、ピアニスト、ヴォーカリスト、そしてダンサーでもあったジュリアス・イーストマン。アーサー・ラッセルやメレディス・モンクとの共演などでも知られているものの、薬物依存症、ホームレスとなっていた彼はスポットライトを浴びることなく、ひっそりとこの世を去った。しかし、彼が残した創造的な作品の遺産は、困窮よりもはるかに祝福にふさわしいものである。彼の音楽は残念ながら一部しか残っていないが、本作は私たちが名前を挙げられる現代の偉大な作曲家と完全に歩調を合わせた、輝かしく美しい色合いの作曲家の描写を表している.

本作のリリース元であるPhantom Limbは幸運にもジュリアスのある兄ジェリー・イーストマンとのコネクションを持っており、20世紀の作曲におけるイーストマンの正当な地位を復活させようとする現在の評価の潮流を継続することを願い、この新しいプロジェクトを2021年の夏に開始した。そしてロレインには、イーストマンのオリジナル曲(ジェリー・イーストマン提供)、Renee Levine-Packer & Mary Jane Leachの啓発的な伝記『Gay Guerilla』(ロチェスター大学出版、2015年)、変換したしたMIDI音源(Phantom LimbのA&RであるJames Vella提供)が提供され、結果として、アルバム『Building Something Beautiful For Me』は繊細さと感受性をもってイーストマンという才能の光を届けているのである。ロレインは、サンプル、メロディのモチーフ、テーマ、イメージ、そしてイーストマンの規範からインスピレーションを得て、サンプルをスライスし、エディットして切り刻んで、楽器のように演奏し、イーストマンの才能を崇拝しながら、彼女自身のスタイルを貫く素晴らしいアルバムを作り上げた。楽曲に静と動を横断してくような様々な展開をみせるサウンドは、ロレイン・ジェイムスと別名義Whatever The Weatherの中間のような色合いを見せている。

チャレンジングな環境で若くてゲイで黒人(ロレインはクィア黒人女性)のインディペンデントなクリエイターと同じような言葉で話す2人のミュージシャンは、5年半の人生の隔たり(ロレインは1995年生まれ)があるにも関わらず、密接に結ばれている。ロレインは多くの楽曲にイーストマンの原題を入れ、括弧書きで原曲を示すことで、天上から崇高なものへと続く作品の系譜を明確に示している。

イーストマンが残した原稿用紙の余白にインスパイアされたアルバム・パッケージには、高い評価を得ている黒人のデザイナー、Dennis McInnesが起用されている(Phantom Limbはイーストマンの重要なコードに沿って、レコードを完成させるために黒人のクリエーターを起用した)。


TRACK LIST:

1. Maybe If I (Stay On It)
2. The Perception of Me (Crazy Nigger)
3. Choose To Be Gay (Femenine)
4. Building Something Beautiful For Me (Holy Presence of Joan d’Arc)
5. Enfield, Always
6. My Take
7. Black Excellence (Stay On It)
8. What Now? (Prelude To The Holy Presence Of Joan D’Arc)
9. After (Bonus Track for Japan)


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