Author: PLANCHA

話題沸騰中のシンガー/プロデューサーEden Samaraのデビュー作『Rough Night』の国内盤CDにボーナス・トラックとして収録されたobject blueによる「Ultimatum」のリミックスがデジタル・リリース!


昨年12月には渋谷の街頭ヴィジョンにMVが公開されるなど、ここ日本でも話題沸騰中のシンガー/プロデューサーで先日デビュー・アルバム『Rough Night』が国内盤化されたEden Samara。
その国内盤CDにボーナス・トラックとして収録されていた東京生まれ北京育ち、現在はロンドン在住のプロデューサー/DJ、object blueによる「Ultimatum」のリミックスがデジタル・リリースされました。

また、限定プレスされた『Rough Night』のアナログ盤の帯付国内流通仕様盤のリリースも決定しました。

(なお、国内盤CDのもう1曲のボーナス・トラックとして収録されているLoraine Jamesによる「D4M」は今後もデジタル・リリースされる予定はなく、国内盤CDのみに収録です)

 

Eden Samara “Ultimatum (object blue Remix)” out now


Artist: Eden Samara

Title: Ultimatum (object blue Remix)
Label: PLANCHA / Local Action

Format: Digital Single
Release Date: 2023.03.08

Buy / Listen: https://orcd.co/pjbvv49

 

Eden Samara debut album “Rough Night” 帯付国内流通仕様盤LP

帯付国内流通仕様盤LP

帯付国内流通仕様盤LP

Artist: Eden Samara
Title: Rough Night
Label: Local Action

Cat#: ARTPL-188
Format: 帯付国内流通仕様盤LP
Release Date: 3月下旬入荷予定
Price: 4,500 yen + tax

※解説:高久大輝(TURN)
※歌詞・対訳付き

Pre-order:
https://www.artuniongroup.co.jp/plancha/shop/archives/3087
https://edensamara.bandcamp.com/album/rough-night

 

Eden Samara debut album “Rough Night” out now


Artist: Eden Samara
Title: Rough Night
Label: PLANCHA / Local Action

Cat#: ARTPL-188
Format: CD / Digital
CD Release Date: 2023.02.24
Price(CD): 2,200 yen + tax

Purchase / Listen: https://orcd.co/ddxby0y

※ボーナス・リミックス・トラック2曲収録(Loraine James, object blue)
※日本独自CD化
※解説:高久大輝(TURN)
※歌詞・対訳付き


話題沸騰中のシンガー/プロデューサー、Eden Samaraが遂に日本デビュー。
Call Super、Shanti Celeste、TSVI、Loraine James等、現代のエレクトロニック・ミュージックを牽引する実力者たちが参加したエッジーで多彩なダンス・ミュージック・トラックに、Edenの伸びやかでスムースながら存在感に満ちたヴォーカルを融合させた、躍動的でドリーミーなエレクトロR&Bを生成。日本のみのCDには盟友Loraine Jamesとobject blueのリミックスがボーナス・トラックとして収録。

カナダ出身で現在はロンドンを拠点にのシンガー・ソングライター、プロデューサーであるEden Samaraのデビュー・アルバム。2021年にLoraine Jamesのアルバム『Reflection』とParrisのシングル『Skater’s World』にヴォーカルとして参加し、注目を集め、Pitchfork、The Guardian、DJ Mag、Crack、Rolling Stoneなどから絶賛された。

コラボレーターであるトロントのRyan Pierreと共にプロデュースした本作は、Eden曰く「8つのシーンがあり、音楽を通して私自身の青春の物語を語っている」という8曲で構成されている。そしてCall Super、Shanti Celeste、TSVI、Loraine Jamesといった現代のクラブミュージックで最も刺激的なプロデューサー達が参加した充実のデビュー作。ファースト・シングル「Madonna」ではドライヴィンに闊歩するようなスリンキーなハウス・チューン、セカンド・シングルとしてリリースされた「The Local」では、シャッフルされたビートの上に、中毒性に満ちたキーボードを散りばめ、魂を揺さぶるマルチ・ハーモニー・ヴォーカルで駆け上がる展開を見せるなど、流れるように展開する全8曲は、前述の実力者たちとのコラボレーションによる刺激的で多彩なダンス・ミュージック・トラックに、Edenの伸びやかでスムースながら存在感に満ちたヴォーカルが融合しており、内省的なR&Bからフリーキーなクラブポップまで横断する傑作に仕上がっている。

Eden本作について、以下のように語っています。
“『Rough Night』は8つのシーンからなり、音楽を通して私自身の「青春」の物語を語っています。大人になった今でも、私たちは自分自身を失い、また見つけるというサイクルを繰り返していると思う。だからこのアルバムには、成長痛のサイクルと、同じように見えても内側では何かが変化しているような、もう一方の端から出てくるサイクルが含まれている。最初のシーンは、アルバムの冒頭で、私の頭の中が描かれています。その後、恋に落ち、自己受容し、喪失し、セックスとセクシュアリティに目覚め、混乱し、そして最初に戻ってくるという、時間の中の一瞬を捉えたシーンが続きます。このレコードは、アーティストとしての自分、そして音楽の作り方を発見するための重要な部分でもありました。アルバム全体として、少し洗練されていない、本物の人間がほとんど機材を使わずに心を込めて音楽を作っているようなサウンドにしたかった。エンジニア、コンプ、プロデュースの方法を模索し、それを学ぶために起こる失敗を経験したからこそ、このアルバムはベッドルーム・レコードのように聞こえるのです。このアルバムでは、そのようなミスをすべて聴くことができ、私はそれを誇りに思っています。プロデューサーのライアン・ピエールと私は、トロントでこれらの曲のスケッチを一緒に作り、ロンドンに移ってから出会った新しい友人たちの助けを借りて完成させたことを記録しています。このアルバムは、この2つの都市をまたいで、数え切れないほどのベッドルームやリビング・ルームで制作された。レコーディング中は、リスナーを一緒に旅に連れ出すために、私たちがお互いに会話している瞬間を残しておいたんだ。”

なお、CDリリースは日本のみで、本作にも参加しているLoraine Jamesと、東京生まれ北京育ち、現在はロンドン在住のプロデューサー/DJ、object blueの、兼ねてから交流の深い2組のリミックスがボーナス・トラックとして収録される。


TRACK LIST:

01. Ultimatum
02. The Local
03. Growing Into Your New Skin
04. Sophie
05. D4M
06. Interlude
07. Madonna
08. Rough Night
09. Ultimatum (object blue Remix) *
10. D4M (Loraine James Remix) *

* = Bonus Track

• All tracks written and produced by Eden Samara & Ryan Pierre. ‘The Local’ produced with Shanti Celeste with additional production by Peach; ‘Growing Into Your New Skin’ produced with Call Super; ‘Sophie’ additional production by Loraine James; ‘D4M’ produced with TSVI; ‘Madonna’ produced with Dan Only & Jim Junior
• All lyrics by Eden Samara
• ‘Growing Into Your New Skin’ mixed by Call Super, all other tracks mixed by Tommy Wallwork
• Mastered by Kevin McPhee at East End Mastering
• Cover photography by El Hardwick
• Image treatment by Joseph Durnan
• Design by All Purpose Studio

Eden Samara – Madonna (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=_JJNQUorRUw

Eden Samara – Sophie (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=r-AhkT3Ut0Y

 


Eden Samara:

カナダのブリティッシュ コロンビア州ネルソンにある小さなの山間の町で育った。周囲には広大な原野が広がる人口1万人ほどの町で、彼女は、Grizzly Bearなどのインディ・ポップ・バンドの万華鏡のようなサウンドや、USダブステップの心を溶かす低音など、新しい世界にアクセスする方法としてオンライン音楽検索に没頭していた。しかし、彼女が実験的なダンスミュージックの奔流を直接体験したのは、2008年にトロントに引っ越してからだった。まだアンダーグラウンドな存在だったBicepが出演するパーティーがあり、そこで彼女はエキサイティングの体験をし、UKクラブカルチャーへにのめり込み、2019年にロンドンに移住することになった。到着して数日後、彼女はHyperdubのアーティスト数人が主宰する制作ワークショップに参加した。ここでプロデューサーのLoraine Jamesと出会う。そして交流を深めLoraineの2021年のアルバム『Reflection』の「Running Like That」トラックにヴォーカルで参加した。同年、Edenは共通の友人であるDJのpeachに紹介され、スケートパークでCan you feel the sunの共同設立者であるParrisと出会う。Charli XCXに夢中になっていることで意気投合し、ハイパーポップが好きという共通点から、「Skater’s World」でコラボすることになった。Parrisがこれまでに発表した曲の中で最も勢いがあり、Edenがアーティストとして正しく紹介された曲である。そして2022年、Ryan Pierreとの共同プロデュースでトロント〜ロンドンで録音・制作されたアルバム『Rough Night』が名門Local Actionよりリリースされた。Call Super、Shanti Celeste、TSVI、Loraine James等が参加しており、Edenは「コラボレーションをアルバムの決定的な特徴の1つにしている」と言い、「多くのダンス ミュージック プロデューサーは、制作を完全に内省的なプロセスと見なしています」「ポップ ミュージックを作ると、そこから抜け出すことができます」と語っている。


独自のエレクトロ・アコースティック・アンビエントで注目を集める逸材M. SageがRVNG Intl.と契約して放つ新作『Paradise Crick』5/26リリース決定。先行ファースト・シングル「Crick Dynamo」がリリース&MV公開。

Credit - Lynette Sage

Credit – Lynette Sage

コロラド州出身で、現代アンビエント〜実験音楽シーンにおいて最注目の逸材であり、即興アンビエント・ジャズ・カルテットのFuubutsushi (風物詩)のメンバーでもあるMatthew SageがRVNG Intl.と契約して放つ5年の歳月をかけて完成させたM. Sage名義の新作『Paradise Crick』が5/26にリリース決定。
先行ファースト・シングルとして「Crick Dynamo」がリリース、そしてミュージック・ビデオも公開されました。

M. Sage名義でレコーディングを行っているMatthew Sageは、サウンドをレイヤー化するだけでなく、時間の経過を再形成し、聴いていると、物語、音、感情、動きがぶつかり合うのではなく、驚くほど簡単に重なり合う感覚が得られます。
リード・シングルとしてリリースされた「Crick Dynamo」は、小川から差し込む陽光のように揺らめようなサウンドで、アンビエント・ジャズ・カルテットFuubutsushiへの参加と同様、Sageはこの曲のメロディをビル・エヴァンスにインスパイアされたクールなピアノ・コードに集中させていますが、優しいタッチですべてを崩し、ちらちらとグリッチする動きが、圧倒的な幸福感に向けて前進させ聴き手を引き込んでいきます。

 

M. Sage new album “Paradise Crick” 5/26 release

Artist: M. Sage
Title: Paradise Crick
Label: PLANCHA / RVNG Intl.

Cat#: ARTPL-193
Format: CD / Digital
CD Release Date: 2023.05.26
Price(CD): 2,200 yen + tax

Pre-order: https://orcd.co/ypb3byx

※日本独自CD化
※ボーナス・トラック2曲収録予定

※解説付き予定


自然の世界と作り出された世界を1つとして想像する、強力で持続的なマジック・リアリズム
エレクトロニック〜アコースティック、フィールド・レコーディングを巧みにブレンドし、エクスペリメンタル〜アンビエント〜ジャズまでを横断する、現代アンビエント〜実験音楽シーン最注目の逸材Matthew SageがRVNG Intl.と契約して放つ5年の歳月をかけて完成させた魅力的な傑作

デジタル森林風景を貫いていく曲がりくねった小道のように、M. Sageの新作『Paradise Crick』時間によって形作されいる。不思議な魅力にあふれ、シンセサイザーとアコースティック・サウンドの豊かで不思議なマルチングから辛抱強く設計されたこの多才なアメリカのアーティストであり超現実を現実の一環として表現するマジック・リアリストである彼の紡ぎ出した新しい音楽群は、想像上の目的地であり、自然界と人工世界を一体として思い描く牧歌的ファンタジーである。

M. Sageは、音楽家、インターメディア・アーティスト、レコーディングエンジニア(であり、プロデューサー、パブリッシャー、教師、パートナー、そして親である)。2010年代初頭からコロラドとシカゴの間で実験的なスタジオ録音作の広大で特異なカタログを作成し、最近のハイライトは、弓で弾くようなノスタルジアをアンサンブルで録音した『The Wind of Things』(Geographic Northから2021年にリリース。トータスの『TNT』とも比較された。)、2020年に遠方の友人達と結成した即興アンビエント・ジャズ・カルテットのFuubutsushi (風物詩)の4枚のシーズン・アルバムである。Sageは、絶妙な速度でプロジェクトを進め、完成したら終わりという完全主義的な感性で突き進んでいるが、このたびRVNG Intl.と契約してリリースされる本作『Paradise Crick』は、多作家の彼にしては異例ともいえる5年の歳月をかけて辛抱強くデザインされたもので、魅力的な異色作にして実に説得力のある作品となっており、自然界と人工の世界を一体化させた牧歌的なファンタジーのようなものだ。

Sageは5年前、シカゴの自宅スタジオから入江にあるコンセプチュアルなキャンプ場に初めてテントを張った(その後、作品によく登場する山や草原があるコロラドに戻った)。その時はリチャード・ブローティガンの『トラウト・フィッシング・イン・アメリカ』を読んだばかりだった。この本は、牧歌的なアメリカが不思議な釣りの旅によってアイデンティティを変化させていく様子を万華鏡のように映し出している。道に迷いながらも、アウトドアを通して自分自身を見出す、そんな感覚にインスパイアされた彼は、キャンプのための架空のサウンドトラックを記録した70以上のデモを蓄積していった。この公園に車を停めると、看板には「Paradise Crickへようこそ」と書かれているかもしれない。”火災の危険は低い”13曲からなるこのシークエンスは、週末の遠征における露の朝、午後のハイキング、そして火の灯る夜のコースである。

Sageは映画監督ではないが、このアルバムの制作方法を、構造、物語、形式的要素、編集上の洗練を経て世界を構築するのと同様の形態と見なしている。共同制作とは対照的に、このアルバムでは、彼は完全な自律性に身を置く唯一の作家であり、即興でシーンを作り、特殊効果を自在に施すことができる。M. Sageの作品において、このような自由なイマジネイションが発揮された先例は、コンパスを遠い土地に傾けた彼の2014年にリリースされたアルバム『A Singular Continent』である。『A Singular Continent』がサンプルを重ねて世界を構築したのに対し、『Paradise Crick』は実験的な楽器とサウンド・デザインで、親しみやすい曲の構成をバランスよく展開する。

ハーモニカ、オートハープ、チャイム、ペニー・ホイッスル、ヴォイス、ハンド・パーカッション、その他のミステリーを散りばめた本作のテクスチャーは、感覚的な冒険として扱われ、沼地はうなり、湖はきらめき、流域は頑丈なHDで呼吸している。リズムはゆったりとした浮遊感があり、Sageのドラムとヘッドホンによる電子音楽に対する愛によって形作られた、「キックとスネア」の瞬間が炸裂する。ひび割れるような静的パルスと豊かな振動が、内在するグルーヴ、隠されたビート・マップを明らかにするのだ。

ヤン富田やレイモンド・スコットのようなシンセサイザーのパイオニアから、Woo、ステレオラブ、コクトー・ツインズのような表現力豊かなポップな傾向、そしてサム・プレコップのような現代の作曲家まで、本作中の泡のような遊び心、メロディー、音色は、レフトフィールド・エレクトロニックの系譜から得ている。このアルバムのボキャブラリーは単純で、ジェスチャーは甘く魅力的で、リスナーを穏やかにすることを目的としている。Sageはもともと実験主義者であるが、『Paradise Crick』では物語を紡ぎ出している。必ずしもコンセプト・アルバムというわけではなく、むしろ週末に出かけるように誘う。


TRACK LIST:

01. Bendin’ In
02. Map to Here
03. River Turns Woodley (for Frogman)
04. Fire Keplo
05. Crick Dynamo
06. Tilth Dusk Drains
07. Tilth Dawn Rustles
08. Mercy Lowlands
09. Paradise Pass
10. Stars Hanging Shallow
11. Backdrif
12. Crick Foam
13. Evenin’ Out

+ CDボーナス・トラック収録予定

 

M. Sage new single “Crick Dynamo” out now

Artist: M. Sage
Title: Crick Dynamo
Label: PLANCHA / RVNG Intl.

Format: Digital Single

Buy / Listen: https://orcd.co/96zgon4

M. Sage – Crick Dynamo [Official Video]
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=py8T4LQlJoU

 

M. Sage:

Matthew Sage は、ミュージシャン、インターメディア アーティスト、レコーディング エンジニアおよびプロデューサー、出版社、教師、パートナー、および親です。 2010年代初頭から、コロラドとシカゴの間で、彼は遊び心のあるニュアンスのあるベロシティと完成主義的な感性を備えたプロジェクトをレンダリングし、多角的な実験的なスタジオ・ミュージックの特異なカタログ輩出してきた。

コロラド州で生まれ育ったSageは、ドラムやギターなど、手に入る楽器は何でも演奏して育ち、中学から高校にかけてバンドに参加した後、インターネット上のDIY音楽文化に出会った。大学在学中にテープ・レーベルPatient Soundsを設立し、100を超えるアーティストの音楽をリリースするとともに、M.Sageとして、またFree Dust, Professional Flowers、Starling Murmurations、RxRy、Wellington Downsの名義で作品をリリースしてきた。2014年、Sageはシカゴに移り、シカゴ芸術学院の大学院に進学し、ライティングとインターメディア・アートを学ぶ。自宅のスタジオでの練習から、Sageは合成の世界にのめり込み、多くの一般的な手法やスタイルに手を出し、しばしばフィールド・レコーディングやシンセサイザーやエレクトロニクスで製作したサウンド・デザイン要素を取り入れた。Patient Sounds、Geographic North、Florabelle Records、Noumenal Loom、Orange Milk、Moon Glyph、Past Inside The Presentなどの著名な実験的レーベルから、着実に自信のプロジェクトを発表し、The WireやNPRなどのでも注目されるようになる。

2019年のレーベル10周年にPatient Soundsを閉じ、その1年後に共同音楽プロジェクト、印刷物、その他の放送・出版実験のためのインプリント、cached.mediaを立ち上げた。パフォーマーとしてのSageは、図書館や美術館、その他の型破りな空間を好み、カリフォルニア州パサディナの日本茶庭園で畠山地平のためにオープニングを行ったのは最近のハイライトである。また、The MoMa、The Whitney、シカゴ美術館などメジャーなアート施設のためにサウンドデザイン、インスタレーション、オリジナル楽曲を制作している。
Sageと彼の家族は現在、コロラド州の田舎に住んでいる。そこから、5年前に最初に想像されたデジタル森林風景の目的地であるであり、彼の世界を構築するエレクトロ・アコースティック・クラフトの集大成の『Paradise Crick』がRVNG Intl.よりリリースされる。

また、2020年には遠方の友人達と即興アンビエント・ジャズ・カルテットのFuubutsushi (風物詩)を結成し、そのメンバーとしても活動している。


孤高の才人Benoît Pioulardが3/3にリリースした新作『Eidetic』から「Thursday Night」のミュージック・ビデオが公開


かつては名門Krankyから作品をリリースし、その後も様々なレーベルからのリリースやコラボレーションなどで発表を重ね、そのクウォリティが高く評価されている、孤高の才人、Thomas Meluchによるアンビエント〜エクスペリメンタルも巧みに操るアモスフェリックでメロディックなジェントル・ポップ・プロジェクト、Benoît Pioulardが3/3にリリースした新作『Eidetic』から「Thursday Night」のミュージック・ビデオが公開されました。

 

Benoît Pioulard – Thursday Night (Official Video)

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=rUn-61El6fw

Directed and filmed by Molly Pearson Smith on Kodak Super 8 film, December 2022

 

Benoît Pioulard new album “Eidetic” out now


Artist: Benoît Pioulard
Title: Eidetic
Label: PLANCHA / Morr Music

Cat#: ARTPL-189
Format: CD / Digital
CD Release Date: 2023.03.03
Price(CD): 2,200 yen + tax

Purchase / Listen: https://pioulard.bandcamp.com/album/eidetic

※ボーナス・トラック2曲収録
※解説・歌詞・対訳付き予定


かつては名門Krankyから作品をリリースし、その後も様々なレーベルからのリリースやコラボレーションなどで発表を重ね、そのクウォリティが高く評価されている、アンビエント〜エクスペリメンタルも巧みに操るアモスフェリックでメロディックなThomas Meluchによるジェントル・ポップ・プロジェクト、Benoît Pioulardが遂に日本デビュー!彼の現在の心象風景が音像化された、これまでで最も構造的でヴォーカルにフォーカスした作品!

USのシンガーソングライター、詩人、写真家であるThomas MeluchによるプロジェクトBenoît Pioulard。Krankyなどアンビエント系のレーベル/リリースも重ねて来ましたが、本作はこれまでで最も構造的でヴォーカル的な作品。『Eidetic』というタイトルは、心象を非常に豊かに正確に思い出す能力を表す言葉で、このアルバムはBenoît Pioulardにとって前例のない明瞭さと活力を示している。Thomasは2019年にシアトルからブルックリンに移動した期間に、彼が愛する人々への親和性をもって内側に目を向けた。その結果、宇宙の揺るぎない死生観と、彼が言うように、”それが私の関係、特に家族との関係を修正し、改善した方法 “に関わる作品となった。ジャケット写真の小川、葉、シダは、彼と父親がよくハイキングをして「存在について熟考」していたミシガン州のバーチフィールド公園で撮影したもので、音楽は彼が知ることになった人生の流れとともに、きらきらと輝き、広がっていく。
『Eidetic』は、プロデューサー、ソングライターとしての彼の技巧の集大成です。刺激的なサウンドと巧みなリリックで構成されており、長年のアーティストが持つニュアンス、脆弱性、そして自信を表現している。

過去20年にわたり、彼のジェントルポップ・プロジェクトを絶えず洗練し、再定義し、焦点を合わせてきた。主にギター、テープ、声で録音され、Kranky、Morr Music、Beacon Sound、Past Inside the Presentなどのレーベルからリリースした彼のカタログは、アンビエント・インプロヴィゼーションとポップ・コンポジションの間でシームレスに流れています。彼の作品にしばしば添えられるアナログ写真のように、曲は夢見るように柔らかく、遠くにあるように感じられることもあれば、美しく鮮やかで細部にまで行き渡ることもある。2021年のフルアルバム『Bloodless』は、ドローンで崩壊の中に深く入り込み、表情豊かでありながら言葉を発しない作品だった。本作『Eidetic』では、彼は研ぎ澄まされたフォームにスイングバックしている。処理されたギターとシンセの豊かなバンクが、静寂なパーカッションにブラシをかけ、遠くには霧がかかっているが、近くではすべてが複雑に構成され、輝いている。彼の声は、暖かく落ち着いたテナーで、囁き声というよりは和声的な声で、注意深く処理され、ミックスの中で際立って前に出ている。

このアルバムの多くを録音するために、メイン州の田舎の小屋に、シンプルなパーカッション、2台のフェンダー・エレクトリック、そしてオーダーメイドのルシアー仕事をしている友人が作ったパーラー・ギターという、いつものセットアップを入れた。控えめな実用性が彼の最も得意とするところであり、ここではその出力を最も原始的な可能性まで押し上げる。

『Eidetic』は馴染みのある靄の渦のようなあとモスフェリックなムードで始まり、「Margaret Murie」はその有名な名前が保存した風景のように青々としていて、聴く人を和ませる。そして続く「Crux」で舞台が整い、語り手であるThomasが全面に出てくる。新しい街で新しいモチヴェーションを見つけることについて書かれた優しい楽曲だ。”私たちはこの珍しい緑色を切望している/ここ、家から最も遠い場所で”、彼はストラムとパーカッションの力強いパターンの上で歌う。彼の散文は、水銀鏡の製造に伴う神経への影響に着想を得た、アップテンポな「Nameless」で輝きを放っている。 “人々は、毎日自分の考えを振り返りながら、ゆっくりと狂っていきます”と彼は付け加えている。そのアイデアは、一連の超現実的な抽象画に反映され、最後の1分間ですべてが失われ、私たちは不気味な無の中に自由に浮遊することになる。

アルバム全体を通して、迷宮のような叙情的な思索がまばゆいばかりのイメージとともに散在し、世界史のシーンとThomasの個人的な現在とが巧みに混ざり合っている。また、「Thursday Night」では、ブラックホールとソングライティングをテーマに、自身の心の動きを表現している。「Halve」は、彼が”人間の没落の始まり”と考える原子の分裂と、米国政府が提案した国立公園内に「核シェルター」を作るという実現不可能な構想について言及。愛する人たちが随所に登場する。「Teto」では、彼の父親のベトナムでの体験とその影響が続いている。「Lillian Isola」は彼の母方の祖母の脊椎湾曲症に触れ、「Pastel Dust」は2020年の大晦日に亡くなった彼の猫の通夜をナビゲートしている。

一見したところ、彼のアトモスフェリックでメロディックな感性は、それだけで純粋に共鳴しているように見える。しかし、よくよく考えてみると、彼の詩のプリズムを通して、人間の悲劇、不幸、そして理解にまつわる物語を表現する能力は、『Eidetic』をより実りあるものにしているのだ。

日本盤にはボーナス・トラック2曲収録。1曲はBert Janschの「Tell Me What Is True Love」カヴァー。


TRACK LIST:

01. Margaret Murie
02. Crux
03. Nameless
04. Eidetic
05. Thursday Night
06. Halve
07. Osco Drug
08. Lillian Isola
09. Safn
10. Maple Seed
11. Viridiana
12. Tet
13. God Innocent Controller
14. The Void
15. Alces
16. Pastel Dust
17. Where To
18. Tell Me What Is True Love *
19. Peggy Jo Tallas *

* Bonus Track for Japan
Tell Me What Is True Love:
originally by Bert Jansch


BENOÎT PIOULARD “Eidetic” [ARTPL-189]

Artist: Benoît Pioulard
Title: Eidetic
Cat#: ARTPL-189
Format: CD / Digital

※ボーナス・トラック2曲収録
※解説:山本勇樹(Quiet Corner)
※歌詞・対訳付き

Release Date: 2022.03.03
Price(CD): 2,200 yen + tax


かつては名門Krankyから作品をリリースし、その後も様々なレーベルからのリリースやコラボレーションなどで発表を重ね、そのクウォリティが高く評価されている、アンビエント〜エクスペリメンタルも巧みに操るアモスフェリックでメロディックなThomas Meluchによるジェントル・ポップ・プロジェクト、Benoît Pioulardが遂に日本デビュー!彼の現在の心象風景が音像化された、これまでで最も構造的でヴォーカルにフォーカスした作品!

USのシンガーソングライター、詩人、写真家であるThomas MeluchによるプロジェクトBenoît Pioulard。Krankyなどアンビエント系のレーベル/リリースも重ねて来ましたが、本作はこれまでで最も構造的でヴォーカル的な作品。『Eidetic』というタイトルは、心象を非常に豊かに正確に思い出す能力を表す言葉で、このアルバムはBenoît Pioulardにとって前例のない明瞭さと活力を示している。Thomasは2019年にシアトルからブルックリンに移動した期間に、彼が愛する人々への親和性をもって内側に目を向けた。その結果、宇宙の揺るぎない死生観と、彼が言うように、”それが私の関係、特に家族との関係を修正し、改善した方法 “に関わる作品となった。ジャケット写真の小川、葉、シダは、彼と父親がよくハイキングをして「存在について熟考」していたミシガン州のバーチフィールド公園で撮影したもので、音楽は彼が知ることになった人生の流れとともに、きらきらと輝き、広がっていく。
『Eidetic』は、プロデューサー、ソングライターとしての彼の技巧の集大成です。刺激的なサウンドと巧みなリリックで構成されており、長年のアーティストが持つニュアンス、脆弱性、そして自信を表現している。

過去20年にわたり、彼のジェントルポップ・プロジェクトを絶えず洗練し、再定義し、焦点を合わせてきた。主にギター、テープ、声で録音され、Kranky、Morr Music、Beacon Sound、Past Inside the Presentなどのレーベルからリリースした彼のカタログは、アンビエント・インプロヴィゼーションとポップ・コンポジションの間でシームレスに流れています。彼の作品にしばしば添えられるアナログ写真のように、曲は夢見るように柔らかく、遠くにあるように感じられることもあれば、美しく鮮やかで細部にまで行き渡ることもある。2021年のフルアルバム『Bloodless』は、ドローンで崩壊の中に深く入り込み、表情豊かでありながら言葉を発しない作品だった。本作『Eidetic』では、彼は研ぎ澄まされたフォームにスイングバックしている。処理されたギターとシンセの豊かなバンクが、静寂なパーカッションにブラシをかけ、遠くには霧がかかっているが、近くではすべてが複雑に構成され、輝いている。彼の声は、暖かく落ち着いたテナーで、囁き声というよりは和声的な声で、注意深く処理され、ミックスの中で際立って前に出ている。

このアルバムの多くを録音するために、メイン州の田舎の小屋に、シンプルなパーカッション、2台のフェンダー・エレクトリック、そしてオーダーメイドのルシアー仕事をしている友人が作ったパーラー・ギターという、いつものセットアップを入れた。控えめな実用性が彼の最も得意とするところであり、ここではその出力を最も原始的な可能性まで押し上げる。

『Eidetic』は馴染みのある靄の渦のようなあとモスフェリックなムードで始まり、「Margaret Murie」はその有名な名前が保存した風景のように青々としていて、聴く人を和ませる。そして続く「Crux」で舞台が整い、語り手であるThomasが全面に出てくる。新しい街で新しいモチヴェーションを見つけることについて書かれた優しい楽曲だ。”私たちはこの珍しい緑色を切望している/ここ、家から最も遠い場所で”、彼はストラムとパーカッションの力強いパターンの上で歌う。彼の散文は、水銀鏡の製造に伴う神経への影響に着想を得た、アップテンポな「Nameless」で輝きを放っている。 “人々は、毎日自分の考えを振り返りながら、ゆっくりと狂っていきます”と彼は付け加えている。そのアイデアは、一連の超現実的な抽象画に反映され、最後の1分間ですべてが失われ、私たちは不気味な無の中に自由に浮遊することになる。

アルバム全体を通して、迷宮のような叙情的な思索がまばゆいばかりのイメージとともに散在し、世界史のシーンとThomasの個人的な現在とが巧みに混ざり合っている。また、「Thursday Night」では、ブラックホールとソングライティングをテーマに、自身の心の動きを表現している。「Halve」は、彼が”人間の没落の始まり”と考える原子の分裂と、米国政府が提案した国立公園内に「核シェルター」を作るという実現不可能な構想について言及。愛する人たちが随所に登場する。「Teto」では、彼の父親のベトナムでの体験とその影響が続いている。「Lillian Isola」は彼の母方の祖母の脊椎湾曲症に触れ、「Pastel Dust」は2020年の大晦日に亡くなった彼の猫の通夜をナビゲートしている。

一見したところ、彼のアトモスフェリックでメロディックな感性は、それだけで純粋に共鳴しているように見える。しかし、よくよく考えてみると、彼の詩のプリズムを通して、人間の悲劇、不幸、そして理解にまつわる物語を表現する能力は、『Eidetic』をより実りあるものにしているのだ。

日本盤にはボーナス・トラック2曲収録。1曲はBert Janschの「Tell Me What Is True Love」カヴァー。


TRACK LIST:

01. Margaret Murie
02. Crux
03. Nameless
04. Eidetic
05. Thursday Night
06. Halve
07. Osco Drug
08. Lillian Isola
09. Safn
10. Maple Seed
11. Viridiana
12. Tet
13. God Innocent Controller
14. The Void
15. Alces
16. Pastel Dust
17. Where To
18. Tell Me What Is True Love *
19. Peggy Jo Tallas *

* Bonus Track for Japan
Tell Me What Is True Love:
originally by Bert Jansch


スリリングで中毒性の高いインストゥルメンタルを構築する4人組Horse Lordsがライヴ音源4曲を収録したEP『Live in Leipzig』を発表!収録曲から「Mess Mend」のパフォーマンス映像を公開!

反復とポリリズムを駆使し、マス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうなスリリングで中毒性の高いインストゥルメンタルを構築する、ボルチモア出身のAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse Lordsが昨年RVNG Intl.から傑作アルバム『Comradely Objects』をリリースしましたが、2022年秋のヨーロッパ・ツアーの際にドイツのUT Connewitz劇場で録音されたライヴ音源4曲を収録したEP『Live in Leipzig』を発表。同時に収録されている「Mess Mend」のパフォーマンス映像を公開しました。
カルテットの比類ないライヴを爆発的に見せています。

『Live in Leipzig』には先述したバンドの創設メンバー4人全員が参加しており、『Comradely Objects』からの2曲(「Zero Degree Machine」「Mess Mend」)と2016年のアルバム『Interventions』からの2曲(「Interventions III」「Bending to the Lash」)のパフォーマンスが収められています。

『Live in Leipzig』は、『Comradely Objects』をサポートする2度目のツアーが始まって1週間が経過し、すでに技術的、音楽的、肉体的に最高の状態にあったHorse Lordsを記録しています。エンジニアはAlexander Mahn、ミックスはGardner、マスタリングはRachel Alina。

本日3月3日(金)にRVNG Intl.のウェブサイト、Bandcampから発売されました。そして4月14日(金)には広くデジタル・リリースされる予定です。

 

Horse Lords “Live in Leipzig” out now

Artist: Horse Lords
Title: Live in Leipzig
Label: RVNG Intl.
CAT#: RVNGNL108
Format: LP / Digital
Release date: 2023.03.03
Buy: https://lnk.to/rvngnl108

Horse Lords – Mess Mend (Live in Leipzig)
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=X2hapZiKJlc

 

Horse Lords New Album “Comradely Objects” out now


Artist: Horse Lords
Title: Comradely Objects
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Cat#: ARTPL-182
Format: CD / Digital

※日本独自CD化
※解説:天井潤之介

Release Date: 2022.11.04
Price(CD): 2,200 yen + tax


RVNGと電撃契約!劇的な進化!反復とポリリズムを駆使し、バトルス、CAN、キング・クリムゾン、Zs、アニコレ等も想起させるマス/ポストロック+プログレ+フリー・ジャズとでも形容できそうな刺激的サウンドでスリリングなダイナミズムを操るHorse Lordsの通算5作目の衝撃的ニュー・アルバム!

ボルチモアのAndrew Bernstein(サックス、パーカッション、エレクトロニクス)、Max Eilbacher(ベース、エレクトロニクス)、Owen Gardner(ギター、エレクトロニクス)、Sam Haberman(ドラム)による4人組インストゥルメンタル・バンド、Horse Lordsが通算5枚目のニュー・アルバム『Comradely Objects』で帰還!

これまでの4枚のアルバムと4つのミックス・テープでは本質的なインストゥルメンタル・サウンドを堅持してきたが、このアルバムではそのサウンド・アプローチに再び焦点が当てられ、バンドの幅広い音楽的視野の中の異質な要素が、推進力のあるリズムのグリッドにしっかりと引き寄せられている。『Comradely Objects』は、新たな自由度と冷静なコントロールによって様々な音像が舞い上がる。この変化は、ある意味、状況によってもたらされたものだ。パンデミックで世界がひっくり返る中、2020年初頭のアルバム『The Common Task』のツアーをキャンセルせざるを得なくなったHorse Lordsは、すぐにボルチモアのスタジオに戻り、『Comradely Objects』の元となる音楽の組み立てを始めた(Bernstein、Eilbacher、Gardnerはその後ドイツに移住している)。ツアー中に新しい音楽を洗練させるという試行錯誤の方法から離れ、4人組はライブでの演奏性を確保するためのエネルギーを減らし、リハーサルとレコーディングに注力した。珍しく、じっくりと作曲とレコーディングを行った結果、創造性と音楽性の新たなピークを示す作品群が生まれ、スタジオでの散漫な作業に陥ることもなく、充実したものとなったという。

ミニマリズムとグローバルな伝統音楽のマントラ的な反復、複雑な対位法、微分音による繊細さ、アヴァンギャルドから引き出された幅広い音色と質感など、Horse Lordsが確立したパレットを構成するお馴染みの要素に加え、いくつかのスタイル上の際立った革新が反映された作品となっている。このアルバムは、バンドの他の作品よりもフリー・ジャズに近く、エレクトロ・アコースティックのスペクトルを持ち、予想外で変則的でありながらも快活なシンセサイザーで鼓動している。これらの新しい要素は、スタジオで時間をかけて丁寧に作られた証拠だが、『Comradely Objects』には、バンドの最高の瞬間を活気づける、目もくらむばかりの強烈なリズムのエネルギーが残されている。

Horse Lordsのインストゥルメンタルは、それ自体、この4人組が共有する音楽的、社会政治的なビジョンを語るために不可欠なものだ。タイトルは、美術史家のクリスティーナ・カイエルが2008年に出版したロシア構成主義のデザインに関する本『Imagine No Possessions』に由来している。構成主義者は、資本主義芸術の芸術的エゴイズムや貴重な芸術品を敬遠し、大衆のための実用的なオブジェを支持してきた。”『Comradely Objects』は、集団的で平等主義的な理想を促進するものでなければならない”とバンドは指摘する。”彼らは、実用性を重視し、素材を前面に押し出したシンプルで飾り気のないフォルムを好む傾向にあった。『Comradely Objects』は、このことが音の素材、音楽、アルバム、そして21世紀の芸術制作にとってどのような意味を持つかを通じて作品を制作している。”

『Comradely Objects』は、Horse Lordsのこれまで培ってきたフォーマットの可能性を再定義するだけでなく、自信と精巧さの新しい輪郭を加えている。また、ラディカルな音楽的・政治的アイデアを現代音楽に持ち込む第一人者としての彼らの地位は、偶然にもロックであることを証明し、音符、ビート、生の音とともに、美学と社会の形式、目的、意図を問い続けるバンドの最も崇高なドキュメントを提示している。新しいユートピアを記録しているのではなく、進行中の革命のスリリングな肖像画を描いているのだ。

Horse LordsとRVNG Intl.を代表して、このリリースによる収益の一部は、中部大西洋地域の主要な移民団体であり、移民家族を支援し、すべての人が社会に完全に参加するために必要な中核的支援を保証する全米のリーダーであるCASAに寄付されます。


TRACK LIST:

01. Zero Degree Machine
02. Mess Mend
03. May Brigade
04. Solidarity Avenue
05. Law of Movement
06. Rundling
07. Plain Hunt on Four


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