オレゴン州ポートランド出身のGraham Jonsonは、幼児期にピアノを弾き始め、小学5年生でJ Dillaの音楽に出会い、16歳までにシングルを自主リリースするなど、早くから音楽の世界へと飛び込む。2017年にquickly, quicklyという名前で初めて登場した彼のプロジェクトは、その後、SoundCloud、YouTube、Redditなどの「チルビーツ」のコーナーでファンを増やしていく。セルフ・リリースの『quickly, quickly vol.1』のリリースの後、2018年の『Paths』(Radio Juicy)と『Over Skies』(Jakarta Records)でさらに発展させた彼のエレクトロニック・プロデューサーとしてのスタイルは、ジャズ、ヒップホップ、R&Bの要素を融合させた、スムースでヒプノティックなもの。Stones Throwのカタログ、Bobby Hutchersonの宇宙的なフリーフォーム、Lô Borgesのブラジリアンバップから影響を受けている。Grahamは2021年にGhostly Internationalと契約し、本格的なソングライター、ヴォーカリスト、アレンジャーとしてプロジェクトを再構築し、ドラムからキーボード、ギター、そしてもちろんエレクトロニクスまでほぼすべてを演奏している。