ハワイ出身でサンフランシスコ育ち、現在はLAをベースに活動しているサウンド・クリエイター、Mikey Maramagによるソロ・プロジェクト。New Order, The Smiths, The Radio Dept., Radiohead, M83, Aphex Twin, Boards of Canada, Portishead, Cocteau Twins, Four Tet, Beach House, Tychoなどから影響を受けたという彼は、かつてThe Hype Machineにて最もブログに書かれたアーティストとして紹介され、近年はKero Kero BonitoやJay SomもリリースするDouble Denimの第一弾リリースとして発表されたPao Paoとのスプリット7インチ、Sixteen Tambourinesからリリースしたカセット作品等が一部で話題となる。そして2010年にデジタル・リリースしたデビュー・フル・アルバムとしてリリースした『Summer Heart』は当時のムーヴメントであったチルウェイヴの波に乗り、一躍脚光をあびる形となる。同作は2011年には日本でCD化され、今日においてもチルウェイヴ・クラシックとして名高い。その後老舗OM Recordsと契約し、EP『Boracay Planet』、セカンド・アルバム『Tangerine Sky』をリリースし、着実にキャリアを積みかせねていたものの、その後数年は目立った活動は見られなかった。そして今年2019年再びセルフ・リリースにてサード・アルバム『Hearts』を完成。鮮やかにカムバックを果たす。