多国籍プログレッシヴ・パーカッション・トリオ、Asa Toneのメンバーでもある、ニューヨークとジャカルタを拠点に活動するMelati ESPが昨年Carparkから発表した多幸感溢れるデビューアルバム『hipernatural』の発売を記念して記念した、友人やコラボレーターによる6曲入りのリミックスEP『adaptations』がサプライズ・リリースされました。
盟友の韓国のアンビエント・デュオSalamanda、Asa ToneのメンバーでもあるTristan ArpとKaazi、そしてタイムダンスのワンダーキッド、Air Max ’97、ビョークとのコラボレーションも記憶に新しいKasimyn、ジャワ出身でバリ在住の新鋭Sattleのリミックスが収録されています。
Melati ESP “adaptations” out now
Artist: Melati ESP
Title: adaptations
Label: PLANCHA / Carpark Records
Format: Digital EP
Buy / Listen: https://orcd.co/4obr6bp
01. KITA VS MEREKA (Salamanda Remix)
Remixed by: Salamanda
Mastered by: Chihei Hatakeyama
02. ANDA KATAKAN (Tristan Arp Remix)
Remixed by: Tristan Arp
Mastered by: Chihei Hatakeyama
03. ITU CUKUP! (Air Max ’97 Remix)
Remixed by: Air Max ‘97
Mastered by: Air Max ‘97
04. KUPU KUPU ELEKTRONIK (Kasymin Es Daluman House Remix)
Remixed by: Kasymin
Mastered by: Sattle
05. INTUISI (Kaazi’s Offworld Mix)
Remixed by: Kaazi
Mastered by: Sattle
06. DI ATAS (Sattle Remix)
Remixed by: Sattle
Mastered by: Sattle
Cover Artwork: Kazuhiro Aihara
Melati ESP debut album “hipernatural” now on sale
Artist: Melati ESP
Title: hipernatural
Label: PLANCHA / Carpark Records
Cat#: ARTPL-191
Format: CD / Digital
※解説:柴崎祐二
※歌詞・対訳付き
※ボーナス・トラック3曲収録
Release Date: 2023.04.28
Price(CD): 2,200 yen + tax
Pre-order: https://orcd.co/6b09pgo
新しい超自然的な世界の夢のようなハイブリッド・リズムに身を委ねよう
Melati ESP aka Melati Malayの音楽は、大都市のリズムと熱帯雨林の逃避行、クラブブレイクと無重力ポップの幸福な融合であり、過去の未来の音から新しい夢を描く:”hipernatural”。
インドネシアのポピュラー音楽ダンドゥットを流すジャワのラジオRadio Dangdut、ガムランのカセット、Moving Shadow時代のリキッド・ジャングル、日本のチルアウトなど、彼女がジャカルタで育った10代の頃の音楽体験を基盤としている。
プログレッシヴ・パーカッション・トリオAsa Toneでの最近の活動も含め、Malayのソロ・デビュー作は大胆なボーダーレスで、世界と波長を橋渡しし、想像力に富んだハイブリッドな合成ユートピアに仕上がっていいる。長年のコラボレーターであるKaaziと共同プロデュースしたこのアルバムは、12曲で構成されており、テンプル・ベース・ミュージック、サイバー・サイレン・テクノ、Stereolab、ドラムンベース、ニューエイジ・ダウンテンポ、ダイヤルアップ・レイブの空想、異世界の会話、コンピューターのハム、泡立つ水などの触感的な断片がちりばめられていて、多彩・折衷的でありながらも作品全体としてはまとまりがあり、心地よくも刺激的な世界に引き込まれる。
Tracklisting:
01. TEPI MEMORI
02. BAHASA BARU
03. E.M.Z.
04. SPESIMEN SEMPURNA
05. INTUISI
06. KUPU KUPU ELEKTRONIK
07. DI ATAS
08. ITU CUKUP!
09. ANDA KATAKAN
10. KITA VS MEREKA
11. WANITA
12. ENERGI
13. KITA VS MEREKA (Salamanda Remix) *
14. ANDA KATAKAN (Tristan Arp Remix) *
15. BAHASA BARU (Kaazi’s Hyperspace Edit) *
*=日本盤CDボーナス・トラック
Cover by Kazuhiro Aihara
Produced, written and recorded by Melati ESP & Kaazi
Mixed by Tristan Arp (except track 3 mixed by Steve Nalepa)
Additional production on 5, 6, 7, 8 by Tristan Arp
Mastered by Christopher Botta at Fer Sound
Melati ESP:
Melati ESPは、インドネシア生まれでニューヨークを拠点に活動するマルチ・アーティスト、メラティ・マレイの別名義である。
メラティ・マレイ(インドネシア語でジャスミン)は、人口3,000万人を擁し、17,000のインドネシア諸島の行政首都でもある、広大な亜熱帯の大都市ジャカルタで育った。他の同じようなアジアの巨大都市と同様、ジャカルタは古くからの伝統と未来のテクノロジーが融合した、ジャワ独特の後期資本主義的な赤道融合の坩堝である。
このような環境で、西洋のポップ・ミュージックとムジーク・ダンドゥット(ヒンドゥスターニ語、アラビア語、マレー語の影響を融合させたジャワのポップ・スタイル)の二本立てで育ったマレイは、やがて20代前半にニューヨークに移り住み、さまざまな実験的なグループとコラボレーション、レコーディング、パフォーマンスを行い、街中のDIY会場でスキルに磨きをかけた。
マレイは、多国籍実験的トリオ、Asa Tone(Leaving Records)の一員として音楽をリリースしてきたが、『hipernatural』は、彼女が幼少期に使っていたインドネシア語で録音された初めての作品である。
過去10年間、マレイはイギリスのトリップホップのパイオニアであるTricky、アメリカのチェリスト兼作曲家のKelsey Lu、中国出身でバンクーバーを拠点とするプロデューサーのYu Su、70年代のフランスの革新的な作曲家Ariel Kalmaらとコラボレーションしてきた。メラティ・マレイのこの新しいプロジェクトは、長いキャリアの途中のように感じられるが、まだ始まったばかりなのかもしれない。