Colleen / Captain of None [CD]
Colleen / Captain of None [CD]
トレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバと自身のヴォイスを駆使し、人の心と感情に複雑なストーリーを作り上げる、フランスの女性マルチ・インストゥルメンタリスト、セシル・スコット(Cecile Schott)による、コリーン(Colleen)のダブの影響を昇華し、さらに幻想的な新境地へと到達した5作目が完成!
トレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバと自身のヴォイスを駆使し、人の心と感情に複雑なストーリーを作り上げる、フランスの女性マルチ・インストゥルメンタリスト、セシル・スコット(Cecile Schott)による、コリーン(Colleen)の2013年にリリースした『Weighing of the Heart』以来となる5作目が完成。
本作『Captain of None』は、突出したベースラインと多彩でパーカッシヴなエフェクトによってテンポの速いトラックを構築し、彼女の作品のなかで最もメロディックなアルバムに仕上がっており、さらに幻想的な新境地へと到達した印象。レコーディングはスペインはサン・セバスチャンの自身のスタジオで行い、ミックス、プロデュースまでを全て自ら担当している。これまでの作風はサンプルやループをベースにしたミニマルなコンポジションが主体だったが、本作からはヴィオラとヴォイスを焦点にしている。そしてダブにインスパイアされたテクニックを取り入れ、異世界のポップスへと昇華させた。
幼少期の1976年から1979年まで彼女はリー・ペリーのカセットテープに夢中になり、オーガスタス・パブロなど、ジャマイカの音楽に傾倒し、息をのむような創作力で録音された様々な驚くべき音楽に畏敬の念を覚えた。本作にはその影響と技術が如実に盛り込まれており、パーカッションとヴォーカルにダビーなエコー・エフェクトをかけ、ヴォーカルのフォードバックやアナログ・グリッチを創るためにMoogerfoogerのディレイ・ペダルを駆使し、箸やインドネシアの金属印刷ブロックなど、自宅の私物もパーカッションとして使用し、ヴァリエーション豊かで型にはまらない独特の音世界を完成させている。
これまでのColleenのリスナーだけでなく、さらに幅広い人々に受け入れられるであろう秀作だ。
TRACKLISTING:
01. Holding Horses
02. I’m Kin
03. This Hammer Breaks
04. Salina Stars
05. Lighthouse
06. Soul Alphabet
07. Eclipse
08. Captain of None
09. I’m Kin Version [Bonus Track]
10. Captain of Dub [Bonus Track]