Mister Lies / Mowgli [CD]
Mister Lies / Mowgli [CD]
James Blake以降続々と登場する若手ビート・メイカーの中でもキーマンの1人と言える逸材のフル・アルバムが完成!
コネチカット州出身で、現在はシカゴで活動している20歳のプロデューサー/ビート・メイカー、マルチ・インストゥルメンタリスト、Nick Zancaによるプロジェクト、Mister Liesのファースト・フル・アルバム!
コネチカット州の郊外で生まれ育った彼は進学のためにシカゴに引っ越すが、そこで不眠症を発症し無数の眠れぬ夜を過ごす中、Mister Liesとしての活動をスタートした。閉じ込められた部屋の中で寄せ集めた楽器とキーボードとラップトップで音楽を制作。2012年にセルフ・リリースにてBandcampで発表した『Hidden Neighbors EP』(収録曲「False Astronomy」のMVはYouTubeで100万近い再生回数)はポストダブステップ以降のビート〜エレクトロニック・ミュージック・シーンで注目を集め、ネットを主体に話題となっていった。
本作『Mowgli』は遂にリリースされる初のフル・アルバムである。コネチカットにいた頃はパンク・バンドを組んでいたという彼だが、R&B、トリップホップ、エレクトロニカ、ダブステップなど、様々なエッセンスを吸収・消化している。あらゆる場所でトラックのベース案を練った後、バーモント州の湖のキャビンに、彼のルーツであるイギリスの小説家・詩人、ラドヤード・キップリングの作品集、マイク、シンセ、 サンプラーを持ち籠り制作したという本作は、うねるような図太いベース音を低層に拡散させ、スネアの音をクリック&スナップで巧みに処理した変則さと規則性を混在させた立体的でリズミックなビートを注ぎ、ヴァリエーション豊かに漂うアトモスフェリック且つミニマルに揺らぐシンセと、高低のピッチを変幻自在に操るヴォーカル/サンプリングや、時折哀愁に満ちたアーバンな音色のサックスなどを絡めて、まるで不眠症の彼の脳内が音像化されたかのような、ドリーミーなビート・ミュージックを構築。James BlakeやBalam Acab、Burial、Flying Lotusなどとも比較されており、本作をきっかけに一躍シーンの中心に躍り出ることは間違いないであろう。
TRACKLISTING:
01. Ashore
02. Dionysian
03. Align
04. Lupine
05. Canaan
06. Ludlow
07. Hounded feat. Exitmusic
08. Trustfalls
09. Remnant [ボーナス・トラック]
10. Waveny [ボーナス・トラック]
11. Hounded (Instrumental) [ボーナス・トラック]
12. Apollonian [ボーナス・トラック]