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Hana Vuが5/3にリリースするGhostly Internationalへ移籍してから2作目となるフル・アルバム『Romanticism』から最後の先行シングルとなる「22」がリリース!悲しく可憐なパーソナル・ファズ・ポップ!


5/3にリリースとなるロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト/ソングライターHana VuがGhostly Internationalへ移籍してから2作目となるフル・アルバム『Romanticism』から最後の先行シングルとなる「22」がリリースされました。

“私はただ年をとるだけ/私はただ22歳/私はただあなたにしがみつきたい”
この曲は、誰かを恋しく思う気持ちや、基本的にはまだ子供なのに歳をとったように感じる気持ちを歌った、悲しく可憐なパーソナル・ファズ・ポップ。

 

Hana Vu new single “22” out now

Artist: Hana Vu

Title: 22
Label: Ghostly International
Format: Digital Single

Hana Vu – 22 (Official Audio)
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=GFggeQbKwl0

 

Hana Vu new album “Romanticism” out on May 3


Artist: Hana Vu
Title: Romanticism

Label: Ghostly International

Cat#: GI435CDJ
Format: CD 国内流通仕様盤
Distributed in Japan by PLANCHA


Release Date: 2024.05.03

Price(CD): 2,300 yen + tax


答えはない/でもとにかく答えが欲しいんだ
ロマンティシズムを貫く求道的な感覚で現代の孤独に寄り添うような心を揺さぶるエモーショナルなサウンド!
Hana Vuの感動的セカンド!

青春ほど歌われたいと思うものがあるだろうか。普遍的でありながらとらえどころのない青春は、私たちすべてを支配している。息もつかせぬ新しさと恍惚の連続だと言われ、あっという間に終わってしまうと言われることも多い。しかし、悲しみが埋め込まれていることを耳にすることはほとんどない。青春のはかなさがその魔法の一部であるならば、その体験の不可欠な部分が、自分の後ろに積み重なる日々を嘆くことであるというのは理にかなっているのではないだろうか?「ロサンゼルスの太陽の縞模様のアパートでキャンディーを食べながら、Hana Vuは言う。「より有能で成熟した人間になろうとしている今、私は自分の純朴さに悲しみを覚えるのです」。

この深い二面性が、Hana Vuの最新アルバム『Romanticism』に反映されている。彼女は高校時代から音楽制作を続けており、フルレングス・デビュー作や、抽象的で感情的な光り輝く陰鬱なアンセムのEPを数枚リリースしている。本作『Romanticism』では、彼女のギターが奏でるシンセ・ポップとふくよかなコントラルト(女性の低い音域の歌声)によって、青春体験が巧みに、そして哀愁を帯びた正確さで埋め尽くされている。これらの楽曲は、彼女のパワフルでソノウラスな歌声に支えられながら、意味を脈打たせ、遊び心を揺さぶる。「22」ような曲では、彼女の声は低く絹のようなブームとなり、不協和なギターが思春期の怒りと解消を強調する。Hammer」のような曲では、切れ切れのギターとマンドリンのストラムに、上昇するベースが重なり、筋肉質で高らかに歌い上げる。成長と人間性の矛盾した強迫観念を自覚しているアーティストである彼女は、その真理を並立させている。『Romanticism』は、ギターを多用した後期インディー・ロックを彷彿とさせ、シンセベースを重ねた未来的な広がりを感じさせる。Hana Vuは、「できるだけ大胆に自分の視点を伝えようとしているんです。若くありながら、深い悲しみに包まれていることを簡潔に表現しているんです」と語る。

“歳を取ったことを覚えていますか/それが何なのか教えてください”Vuは「Airplane」で、未知なるものへの欲望にウインクしながら歌っている。以前の作品では他社の意見を歓迎しながら制作を進めたが、『Romanticism』を制作している間は、独自のヴィジョンを維持するために外部から身を隠していた。1年以上もの間、彼女は一人で曲作りに没頭し、アルバムが全体として完成したと感じるまで待った。その結果、深みと親密さに胸を痛める、統一された曲のコレクションが完成した。”やり直すことを信じる?”「Airplane」はこう続く。 “それが何なのか教えてくれる?”

“若いということは、いつも初めて経験することがたくさんある。でも、いろいろなことを経験するにつれて、それらに鈍感になるんです”。”賢くなる……私はかなり賢くなっていると感じているけれど、熱情や希望は薄れていく”。彼女はこの限界の状態を詩的にとらえている。多くの曲は、若さゆえの矛盾した感情を直接的に呼び起こしている–「22」の “I’m just getting old / I’m just 22″、ほとんどの曲は実存的なものに迷い込んでいる–「How It Goes」の”Forever seems like too much time / but I just got here, stay awhile(永遠は時間が長すぎるように思える / でも、今ここに来たばかりだから、しばらくいてください)”、そしてすべての曲は、壮大な感情の窓を提供しながら簡潔に書かれている。このアルバムは、無常の輝きを、その知恵の蓄積と希望の漏出のすべてにおいて、どういうわけか強く捉えている。

「ロマンチストであることとロマンチストであることは違います」とは明言し、ロマン主義と恋に破れたバラードとの共通点は1700年代のヨーロッパほどではないが、当時芸術家たちは論理的なものよりも理屈や感覚の詳細を議論するよりも感情を高めることが求められていた。これらの曲は、思春期の後に押し寄せる感情を凝縮して蒸留した描写の中で贅沢に表現されています。「このアルバムの核心は、こうした悲しい感情にふけったり、五感にふけったりすることです」。そして窓から太陽が沈み始めた時Vuは言った。 「とても悲しいこと、悲しみや失恋を感じることの美しさを人々が真に評価できることは、社会ではあまり一般的ではありません。」

そして、ステレオタイプなロマンチックさではないかもしれないが、そこには粘り強い、希望に満ちた献身という力強い糸がある。”My hands fall off if they’re holding on / I’ll hold a love until it turns to dust.(掴んでいたら手が落ちてしまう / 塵になるまで愛を抱き続けるよ。)” と彼女は「How It Goes」で歌っている。”飛行機がLA上空を飛んで/おやすみと言うとき/窓際の席を夢見て/君と僕だけのために世界を渡る “と、きらめく「Airplane」。そして、その名も「Dreams」では、”愛は色褪せない/みんな変わらない/生きていることは苦じゃない “という幽玄なセリフがある。

ロマンティシズムを貫く求道的な感覚は素晴らしい。”答えはない/でもとにかく答えが欲しいんだ”と、彼女は「Hammer」で問いかけている。宗教家ではないが、スピリチュアルであり、音楽と作詞作曲は彼女がスピリチュアリティとつながるための場所である。曲作りのプロセスについてヴーは言う。”曲作りは、自分自身に問いかけ、答えを探したくなる場所なのです”。しかし、彼女はまた、わからないことに喜びを感じ、問いかけのプロセスを楽しんでいる。私たちの幸運は、偉大なアーティストたちが、心の中でその問いをめぐらせるのを見ることができることなのだ。”私はどんな人間だろう?/ わからない、わからない。/ 人生とはどんなレッスンなのだろう?ヴーはエレクトリックな “Find Me Under Wilted Trees “で心を揺さぶるように歌う。”わからない、わからない…” ロマンティシズムは、自分の感情を直視し、その悲しみや賛美を歌うことがいかにスリリングなことかを、みずみずしく示している。Hana Vuの魅力的なまなざしのもと、悲しみに浸ることがこれほど生き生きと感じられたことはない。


TRACK LIST:

01. Look Alive
02. Hammer
03. Alone
04. 22
05. Care
06. How It Goes
07. Dreams
08. Find Me Under Wilted Trees
09. Airplane
10. Play
11. I Draw a Heart
12. Love

 


RVNG Intl.の「Reflections」の第2弾としてContourことKhari LucasとOmari JazzによるデュオBlack Decelerantのリリースが決定!先行シングルとして「two」がリリース&MV公開!

Credit: Lauren Davis

Steve GunnとDavid Mooreのコラボ作が好評を博したRVNG Intl.の「Reflections」の第2弾として、ミュージシャン、作曲家、映画やラジオのプログラマーなど、多面的な活動を展開しているContourことKhari Lucasと、ジャズやヒップホップの要素も含む、電子音と自然音の独自の融合させるサウンドをみせるOmari Jazzによるデュオ、Black Decelerantのリリースが6月21日に決定し、先行ファースト・シングル「two」がリリースされ、同時にMVが公開されました。

コンテンポラリーなトーンとテクスチャーを通じて即興ジャズの伝統を探求し、黒人の存在と非存在、生と喪、拡大と限界、個人と集団といったテーマについての音の瞑想を育んでいます。Black Decelerantのコラボレーションとその意図は、リスナーが立ち止まる空間を創り出すと同時に、”その瞬間”を超える動きの基礎を提供することです。

先行ファースト・シングルとしてリリースされた「two」は、このアルバムの広大なフリーフォームの風景への呼びかけから生じる融合された音色のキャリブレーションである。Jawwaad Taylorのトランペットのスペクトル的な即興演奏が、共鳴信号と天候のツンドラを越えてフレアのように上昇していく。時間内に宙吊りにされたこれらのメロディックな呪文は、生命の輪のように渦巻く煌めきの中に温かみを投げかけています。
また、Neil Nourigatが監督したミュージック・ビデオも同時に公開されました。LucasとJazzが緑豊かな多元世界にいる様子が収められています。

 

Black Decelerant “Reflections Vol. 2: Black Decelerant” out on June 21


Artist: Black Decelerant
Title: Reflections Vol. 2: Black Decelerant

Label: PLANCHA / RVNG Intl.

Cat#: ARTPL-217
Format: CD / Digital

※解説付き予定

Release Date: 2024.06.21

Price(CD): 2,200 yen + tax


昨年リリースされたのSteve GunnとDavid Mooreのコラボ作が好評を博したRVNG Intl.の「Reflections」シリーズの第2弾となる、ContourことKhari LucasとOmari Jazzによるデュオによる作品『Black Decelerant』は、プロセスと直感に導かれたアルバムだ。両者は2016年に出会って以来、両者は形のない音楽を政治的かつ詩的な方法で活用できるコラボレーション・アルバムを夢見ていた。そして2020年に6ヶ月間の遠隔セッション(それぞれサウスカロライナとオレゴンに在住)を通じてプロジェクトを立ち上げ、即興のインストゥルメンタルとサンプル・ベースのプロダクションを通じて、彼らの内と外の世界を反映したコミュニケーションを図った。

ルーカスは言う。”それは、私たちがその時期に感じていた実存的なストレスに対する救済策のようなものでした。特にアメリカでは、ロックダウンの真っ只中にいると同時に、迫り来るファシズムと反黒人主義について考えていた。レコードの制作はとても瞑想的で、私たちをグラウンディングさせる次元を提供してくれるように感じた。”

リアルタイムで互いに聴き合い、反応し合うセッションは、黒人の人間性、原初性と存在論、暴力と搾取から身を守るための累積的な技術としてのスローネスをめぐるアイデアを注ぎ込む器となった。このアルバムに収録された10曲の楽曲は、信号、天候、精神が織りなす広大で共鳴的な風景を構成しており、記憶の中に宙吊りにされ、時間の中で蒸留されている。

Black Decelerantの組織は、アーカイブの遺物や音響インパルスを、不調和なくして調和は存在しない、融合した音色のコラージュへと再調整する。レコードの広大な空間では、穏やかなメロディーの呪文の傍らで、変調された音のカデンツ(楽曲の終結部直前に挿入されるソリストの即興部分)の嵐が上昇する。ピアノの鍵盤とベース・ラインは、トラック「2」と「8」でJawwaad Taylorのトランペットの即興演奏を伴って、全体を通して自由落下する。

このデュオは、Aria Deanの『Notes on Blacceleration』という論文を読んで、その名前にたどり着いた。この論文では、資本主義の基本的な信条としての黒人の存在または非存在という文脈の中で、加速主義を探求している。レコードの意図した効果と相まって、『Black Decelerant』は、彼ら自身と、彼らにインスピレーションを与えるアーティストや思想家たちとの間で共有される政治性をほのめかしながら、音楽がスローダウンするよう誘うものであることに言及している。

“その一部は、自然な状態以上のことをするよう求め、過労や疲労に積極的に向かわせる空間や、これらすべての後期資本主義的な考え方に挑戦することなんだ” “黒人にとって休息がないことは、様々な方法で挑戦されなければならないことなのだ”とJazzは言う。

彼らが説明するように、明するように、このレコードは、資本主義や白人至上主義に付随する休息やケアという商品化された、あるいは美徳とされる反復から離れ、心身の栄養となることを行おうとする自然な気持ちに寄り添うという生き方への入り口であり、鏡として浮かび上がる。『Black Decelerant』は、音楽と哲学の祖先が築き上げた伝統の中で、強壮剤と日記の両方の役割を果たす。


TRACK LIST:

01. three
02. one
03. six
04. seven 1/2
05. two
06. five
07. nine
08. eight
09. four
10. ten (Bonus Track)

 

Black Decelerant new single “two” out now


Artist: Black Decelerant

Title: two
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
Listen/Buy: https://orcd.co/rnodnyd

Black Decelerant – two [Official Video]
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=3YSgtmziV_s

Directed and edited by Neil Nourigat
Creative Director: Omari Jazz

 


Matthewdavid, Fumitake Tamura, J Foerster + N Kramer Leaving Records Tour in Japan 2024

昨年ニュー・アルバムをリリースし、Green-Houseと共に来日公演を行った、LAのLeaving RecordsのボスであるMatthewdavidと、Leaving Recordsから傑作アンビエント・コラボレーション・アルバムをリリースし、日本のみでCD化も決定したJ Foerster / N Kramer(初来日)、そして共作アルバムをリリースするなど以前からLeaving Recordsとの関わりが深い東京出身のプロデューサー、音楽家のFumitake Tamuraが共に回るLeaving Records Tour in Japan 2024の開催が決定致しました。詳細は以下をご確認ください。

Matthewdavid, Fumitake Tamura, J Foerster + N Kramer
Leaving Records Tour in Japan 2024

ロサンゼルスをベースに、ALL GENRE というイデオロギーを掲げてリリースを重ねるレーベル Leaving Recordsの創設者 Matthewdavidと、そこからリリースを重ねる Fumitake Tamura、J Foerster + N Kramerとの4人でのツアーを5月の初旬に開催します。

音楽ソフトや機材によって、音楽を簡単に作ることが出来るようになった現在、あえて独自の音楽話法を模索している音楽家が集まり、音楽制作者はもちろん新しい響きやコンセプト、また上質なものを探している方に届くようなイベントになればと考えます。また、世界のミュージシャンたちはCovidの時期、とても不安で自宅で制作することを余儀なくされました。また世界に散らばる音楽を愛する人達も、同じ様にプライベートな空間で音楽を楽しむことに慣れてしまいました。私(Fumitake Tamura)が住む日本で、彼らの素晴らしい音楽をシェアすることで、再び人々は素晴らしい音楽的な経験をお互いにシェアしあい、影響を与え合いながら豊かな時間を過ごせることを願い、我々は集まりました。

まるでマインドフルネス瞑想の場でサウンドトラックを流すGURUのようなMatthewdavidのプレイ、NornsとPCを使い音を重ねていくFumitake Tamura, またモジュラーシンセとエレクトリックヴィブラフォンを含む生楽器とのミニマルな構造と、有機的な響きのライブパフォマンスを披露する J Foerester と N Kramer。それぞれが特徴的なスタイルを持ち寄り会場を豊かな響きで包み込みます。今回のツアーに参加する全員が monome というNYの小さな会社が作っているNorns(https://monome.org/docs/norns/) というコンピューターを持ち歩き、スーパーコライダーでプログラムされた音楽プログラムの数々は、ゲームボーイのように入れ替え可能でジェネレーティブな作曲やライブパフォーマンスなどに豊かな偶然性をもたらします。

主催・企画:Fumitake Tamura / 田村 文岳
金沢公演のみ:共催 金沢21世紀美術館、Under a Tree 田村 文岳
協力:Leaving Records / PLANCHA / Ace Hotel Kyoto
お問い合わせ先:buntamura@gmail.com

 

金沢公演 Listen to Music Outside In The Daylight Under A Tree


日程:5月11日(土)

会場:金沢21世紀美術館・庭園 (〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2−1)
時間:TBA

料金:入場無料、ドネーション
出演:Matthewdavid, Fumitake Tamura, J Foerster / N Kramer

*After Party (TBA)
時間:TBA

会場:TBA
料金 : TBA

今回はツアー初日の5月11日に、金沢の21世紀美術館の庭にて、ロサンゼルスで毎月開催されている UNDER A TREE という野外のコンサートを日本でも開催いたします。美術館に来場する方や、近くを行き交う方に気軽に耳を傾けていただけるように誰でも参加でき、また現地と同じくドネーションでの運営を行います。
ロサンゼルスでLeaving Records の創設者でもあるMatthewdavidのキュレーションにより、毎月開催されている UNDER A TREE では 最古の公共公園であるエリシアン・パークを会場に、シートやランチを持ち込みながら家族やコミュニティーでゆったりとそれぞれの時間をオープンに過ごせるよう、様々な工夫を凝らしています。
今年初めに地震が発生した北陸方面に存在する美術館において、音楽とアートの力で再度創造的な環境を作れないかという考えをもとに、金沢市の芸術の拠点とも言える金沢21世紀美術館での開催を取り組む試みです。音楽やアートをそれぞれの人生に寄り添いながら、豊かにするもの、と考え、なんとなく音が気になり惹かれる様に人が集まる、というようなイベントになると良いと考えています。

※金沢21世紀美術館は令和6年能登半島地震の影響により、6月21日まで展覧会ゾーン、「スイミング・プール」地上部、地下部は休場しています。最新の情報は、随時美術館WEBサイト、SNSでご確認ください。

 


 

京都公演 Ace Hotel Kyoto Lobby Live


日程:5月12日(日)
会場:Ace Hotel Kyoto・ホテルロビー(〒604-8185 京都府京都市中京区車屋町245−2
)
時間:Live 1 16:00- 17:00 / Live 2 18:00- 19:00
料金:入場無料
出演:Matthewdavid, Fumitake Tamura, J Foerster / N Kramer

5月12日の午後には京都の Ace Hotel Kyoto のロビーにて、入場無料のコンサートを開催いたします。日本の意匠と西洋のテイストを融合させた隈研吾氏の建築に包まれ、ロビーを彩る染色工芸家 柚木沙弥郎氏のアート作品と天井の高い上質な空間の中で豊かな音楽体験をしていただくことが可能です。

 


 

兵庫公演


日程:5月15日(水)
会場:Tobira Records(〒675-2312 兵庫県加西市北条町北条142−9 2F)
時間:TBA
料金:TBA

出演:Matthewdavid, Fumitake Tamura
(この日の公演はJ Foerster / N Kramerの出演はございません)

 


 

松山公演


日程:5月16日(木)
会場:どうごや(〒790-0841 愛媛県松山市道後多幸町6−38)
時間:Open 18:00 / Start 18:30
料金:前売 ¥3,500 / 当日¥4,000
出演:Matthewdavid, Fumitake Tamura, J Foerster + N Kramer

 


 

名古屋公演


日程:5月17日(金)
会場:Duct(〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄5丁目26−39 GS栄ビル)
時間:TBA
料金:TBA
出演:Matthewdavid, Fumitake Tamura
(この日の公演はJ Foerster / N Kramerの出演はございません)

 


 

浜松公演


日程:5月18日(土)
会場:BAR巡MIGURI (〒430-0931 静岡県浜松市中央区神明町218-18神明ビル3F)
時間:Open 20:00 – Close 29:00

料金 : ¥2,500(1D付き)
出演:Matthewdavid, Fumitake Tamura, J Foerster / N Kramer

 


 

東京公演


日程:5月19日(日)
会場:落合SOUP(〒161-0034 東京都新宿区上落合3丁目9−10 三笠ビル B1F)
時間:Open/Start 17:00

料金:¥3,000
出演:Matthewdavid, Fumitake Tamura, J Foerster / N Kramer

チケット:
東京公演では、見せるだけで入場することができるE-チケットを販売しております。ぜひご利用ください。
https://fumitaketamura.stores.jp/items/66167c635b90ec04caec8e70
※ 購入の際、金額の2%(60円)が発券手数料として発生します。ご了承くださいませ。

For the Tokyo show, we are selling e-tickets that allow you to enter the venue just by showing them. Please take advantage of this service.
https://fumitaketamura.stores.jp/items/66167c635b90ec04caec8e70
※ 2% ticketing service fee will be charged.

 

 

Matthewdavid
オールジャンル・アーティスト、音楽プロデューサー、キュレーター、音楽業界エグゼクティヴであり、LAを拠点とする多作なレコード・レーベルである Leaving Records の創設者でもあり、過去にStones Throw recordsでA&Rを務めた。ミュージシャンとしての Matthewdavid は、最近ではAndré 3000とステージを共にし、André 3000のアルバム『New Blue Sun』にも貢献をしている。Matthewdavid はFlying Lotus のレーベル Brainfeeder からアルバムもリリースしているが、2023年に、正式なフル・レングスとしてはおよそ5年ぶりとなる生成力に満ちたニュー・アンビエント・アルバム『Mycelium Music』をリリースした。
https://www.instagram.com/matthewdavidmcq/

Leaving Records
Leaving Records はロサンゼルスを拠点とする、ALL GENLE (オールジャンル) のアーティスト コミュニティ。インディペンデントで実験的なミュージシャン、またそういったミュージシャンのサポートをする人々に対して経済的にフェアな未来を開拓することに重点を置いており、多様なコミュニティーやレイヤーに跨るような多様な音楽的フォーム = ALL GENLE を拡大し続ける活動をしている。
Leaving Records は、自発性、相互依存、ケアエコノミー、コミュニティの活性化に重点を置き、アーティストの著作の権利に対するレーベルの揺るぎないフェアな取り組みと、彼らが持つ高度にキュレーションされたカタログは、バランスを取りながらも常に普通であることの中心から少し外れつつ、フィジカル、デジタルともに質の高いリリースを精力的に続け、今年で15周年を迎える。
https://leavingrecords.com/

Fumitake Tamura
東京出身のプロデューサー、音楽家。
美しい作品は作家が持つお互いのアイデアの反射とそこからの影響から生まれる、という考えのもとに、数々のコラボレーションが進行中。Leaving Recordsより2枚の共作アルバムをリリース、R.A.P Ferreira、5lackへの曲提供やAOKI takamasaとのユニットNeutral、ピアニスト林正樹のアルバムへのエレクトロニクスでの参加や、美術家さわひらきへの映像作品への音楽提供など、オリジナルサウンドと多数の楽曲提供との間の階層をゆるやかに往来する。スペインの環境音楽家、Jason Kolàrとの共作アルバムがTaylor Deupreeのマスタリングを経てベルギーのレーベル DAUW からのリリースを予定している。
https://www.instagram.com/buntamura/

J Foerster / N Kramer
 ベルリンを拠点に活動する作曲家 Niklas Kramerと、パーカッショニストJoda Foersterのよるコラボレーション。
N Kramer こと Niklas Kramerは、初めて手に入れたギターでスリーコードを覚えてからすぐに自身の楽曲制作も開始し、その後様々な楽器に触れていくなかで、一つ一つの楽器を様々な種類の表現として捉えることが可能だと考えた。そういった初期の音楽制作や音楽そのものへの考察から、自身が音そのものに対しても大きな興味を持っていたことを徐々に認識するようになっていった。またJ Foerster ことJodaは、幼少期から専門的な音楽的な教育を受けながら音楽への深い理解への欲求に目覚めた。ライブではエレクトリックヴィブラフォンを含む生楽器を演奏し、Kramerが作る電子音のムードのなかに有機的なサウンドをレイヤリングしていく。
コラボレーションを開始する前、偶然にも同じバンドに参加していたことから音楽的にも意気投合した彼らは、J Foerster / N Kramer としての活動を開始し、Matthewdavid率いるLeaving Recordsから2021年に『Habitat』、2023年に『Habitat II』をリリースした。それらの作品は各所で高い評価を得ており、昨今のアンビエント、環境音楽のシーンの中でも注目の存在となっている。2人は彼ら自身の作曲のプロセスについて、即興演奏へのお互いの関心と、音楽制作においてとても重要な「最初に考えた最良のアイデア」を録音し、インデックス化するための彼らの方法についてこう語っている。同期しないが調和の取れている、ある種聞く人をもてなすようなループを短い時間制限のあるサンプラーに採取していき、それらの音のかたまりを有機的に作用するように積み重ねていく。こういうことがとても重要なプロセスである、と。https://www.instagram.com/___j_foerster/
https://www.instagram.com/n__kramer/

 

J Foerster / N Kramer “Habitat I + II” 5月10日 CD発売


Niklas KramerとJoda Foersterが名門Leaving Recordsからリリースした傑作アンビエント・コラボレーション作品『Habitat』のI(2021年)とII(2023年)が最新シングル「Endless」をボーナス・トラックに加え、2CD仕様で日本独自でCDにてリリース致します。来日公演でも各会場で販売致します。

Artist: J Foerster / N Kramer
Title: Habitat I + II
Label: PLANCHA / Leaving Records
Format: 2CD / Digital
※解説付き予定
※ボーナス・トラック1曲収録
Release Date (CD): 2024.05.10
Price(CD): 2,400 yen + tax
https://www.artuniongroup.co.jp/plancha/top/news/j-foerster-n-kramer-habitat/


Tashi Wadaのニュー・アルバム『What Is Not Strange?』がRVNG Intl.から6/7にリリース決定。Julia Holterをフィーチャーした新曲「Grand Trine」をリリース&Dicky Bahtoが手がけたMV公開。


フルクサスの中心人物でもあった故Yoshi Wada氏のご子息でもあるロサンゼルスを拠点とするコンポーザーTashi Wadaのニュー・アルバム『What Is Not Strange?』がRVNG Intl.から6月7日にリリース決定。
先行ファースト・シングルとして長年のコラボレーターでありパートナーでもあるJulia Holter(昨年12月には共に来日)をフィーチャーした「Grand Trine」をリリース。
この曲は当時生まれたばかりだったTashi WadaとJulia Holterの娘の星図に存在する、正三角形を形成する惑星の占星術的な配置にその名前が由来している。Tashi Wadaのきらめくリチューンされたハープシコード・サウンドが、Julia Holterの伸びやかなヴォーカル、Ezra BuchlaとDevin Hoffの流線形のストリングス、Corey Fogelのラウンチングでパワフルなドラムによって高められていく。
まるで惑星間の宮廷音楽のようであり、生命のサイクルに対する野心的な賛歌である。

合わせてTashiとJuliaの長年のコラボレーターであるDicky Bahtoが手がけた印象派的な同曲のミュージック・ビデオも公開されました。

 

Tashi Wada new single “Grand Trine” out now

Artist: Tashi Wada

Title: Grand Trine
Label: PLANCHA / RVNG Intl.
Format: Digital Single
Listen/Buy: https://orcd.co/glwqb41

Tashi Wada – Grand Trine [Official Video]
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=fIbkbwliaOU

Directed by Dicky Bahto

 

Tashi Wada new album “What Is Not Strange?” out on June 7


Artist: Tashi Wada
Title: What Is Not Strange?

Label: PLANCHA / RVNG Intl.

Cat#: ARTPL-216
Format: CD / Digital

※解説付き予定

Release Date: 2024.06.07

Price(CD): 2,200 yen + tax


“ドリーム・ミュージック” ロサンゼルスを拠点に活動する作曲家Tashi Wadaのニュー・アルバムであり、これまでで最も遠大で情熱的な音楽で構成されている作品が完成。父親Yoshi Wadaの死から娘の誕生までを含む期間にわたって書かれ、録音されたこのアルバムでは、ワダが新しい様式の恍惚とした歌をベースにした新しい表現方法を通して、「生きていること」、「死」、「自分の居場所を見つけること」といった広範な物語を探求するため、内面を見つめ直した作品となっている。濃密なフォルム、峻烈なコントラスト、明白な超現実性は、最小限の手段で知覚的効果を引き出した彼の初期の作品とは異なる重みを持っているかもしれないが、『What Is Not Strange?’』の核心は依然として実験と予期せぬ結果にある。

ワダは『What Is Not Strange?』をドリーム・ミュージックと呼び、”特定するのが難しい感情状態”と”瞬間から瞬間への変容”を宿している。自己の体験的知識によって生得的な真理を探求することは、ワダがアメリカのシュルレアリスムの詩人フィリップ・ラマンティアの著作に没頭していたことに影響されている。アルバムのタイトルをラマンティアの詩から取ったことに加え、彼は、私たちはまさに同じ世界の反映であるため、世界の秘密は私たちの中にあるという先見の明のある詩人の信念に触発された。しかし、このアルバムの基本的な前提は、そこに「そこ」は存在しないという感覚である。足元の地面さえ不確かなのだ。この内面性があるように見える『What Is Not Strange?』の理念と音楽は安易なカテゴライズを拒み、過去、現在、未来のビジョンのように展開する。

ミニマリズム音楽と、父Yoshi Wadaが中心人物であったフルクサス芸術運動の不朽の遺産を肌で感じながら育ったワダは、父の偉大な貢献によるインサイダーとして、また2人の移民の息子として、アジア系アメリカ人としてのアウトサイダーとして、アカデミーと90年代以降のアメリカのアンダーグラウンドを渡り歩いてきた。本作で彼は、この系譜を再文脈化し、推定される信条を無視し、より大きく、より複雑なアレンジメントで最大主義的アプローチを主張する。

既知の量の不安定性は、「What Is Not Strange?」の方法論に反映されている。ワダはキーボード演奏を自由にするために独自のパラメータを設定し、フランスの作曲家で音楽理論家のJean-Philippe Rameauが提案した18世紀初頭の音律に基づいたシステムにProphetとOberheimのシンセをチューニングした。「そこから、耳と感触で音楽を浮かび上がらせました」と振り返り、「チューニングの不規則なハーモニーと重なり合うキーボードの馴染みのある感触とその引きが私の演奏を導き、最終的にアルバムのサウンドとハーモニーの世界を形作りました。」と語っている。
『What Is Not Strange?』の参加メンバーは、実験音楽、ポップス、ジャズ、エレクトロニック・ミュージックなど、様々な分野のロサンゼルスのミュージシャンからなる結束の固いコミュニティから集められている。長年のコラボレーターでありパートナーでもあるJulia Holterは、彼女の特徴である高らかなヴォーカルでワダの作曲を高めている。パーカッショニストのCorey Fogelは 、パワフルでありながら繊細なオーケストラ・プレイでアルバム全体に貢献し、ヴィオラ奏者のEzra BuchlaとベーシストのDevin Hoffは 、拡散する弦楽器のテクスチャーとメロディックなインタープレイを提供している。このアルバムは、Chris Cohenが南カリフォルニアの様々なスタジオで録音し、Stephan Mathieuがミキシングとマスタリングを担当した。「この音楽はかなり直感的に書かれたもので、近年、家族や友人とライブ・グループを結成し、ツアーを数多くこなしてきたことに起因しています」とワダは言う。

オープニングのタイトル・トラックでは、立ち上がるシンセのパルスが、不穏でありながら吉兆なムードを醸し出し、バンドをフォーメイションへと誘う。アルバムの目玉である「Grand Trine」は、これまでの作品の中で最も輝かしい音楽である。ワダの重厚なハープシコードとJulia Holterの紛れもない声が組み合わさり、惑星間の宮廷音楽のように感じられる。タイトルは、ワダとホルターの娘の星座図にある正三角形を形成する3つの惑星の配置にちなんでいる。バンドは「Flame of Perfect Form」で原始的なサイケデリアへと融合し、トリオ編成の「Subaru」では、フォークと日本のシンセ・ポップが楽観的にブレンドされ、星に手を伸ばす。最後から2番目のトラック「Plume」では、彼のこれまでの音楽に存在していた哀愁漂うドローンが、楽しげでやんちゃなキーボード・ソロと一気に絡み合う。

ワダは『What Is Not Strange?(何がおかしくないか)』で、野性的な実験の基盤を確立し、決定的な声明を作り上げ、彼の身近な、そして拡大した音楽的ファミリーの助けを借りて、広がりのある新しい音世界を形作った。ルーツは深まり、増殖する。本作は、アーティストがコントロールを放棄し、得体の知れないものに語りかけるサウンドである。ワダが回想する:「まだ泳ぎに自信がない頃、海に入って、足の指先が地面につかなくなり、ゆっくりと浮き上がった幼い頃の記憶がある。恐怖と爽快感でいっぱいだった。底が抜けて、深いところに出て、広々とした開放感の中で、自分と、上空の空と下界の海の底知れなさを感じるんだ」。

Tashi WadaとRVNG Intl.を代表して、このリリースの収益の一部は、紛争、伝染病、災害、または医療から排除された影響を受けている人々に人道的医療支援を提供する非政府組織「国境なき医師団」に寄付されます。


TRACK LIST:

01. What Is Not Strange?
02. Grand Trine
03. Revealed Night
04. Asleep to the World
05. Flame of Perfect Form
06. Under the Earth
07. Subaru
08. Time of Birds
09. Calling
10. Plume
11. This World’s Beauty

 


LORAINE JAMES // WHATEVER THE WEATHER JAPAN TOUR 2024

2022年の初来日公演が各所で絶賛され、2023年にLoraine James名義でHyperdubからリリースした最新作『Gentle Confrontation』が様々なメディアの年間ベスト・アルバムにも名を連らね、現代のエレクトロニック・ミュージック・シーンにおける再注目の存在であるLoraine James // Whatever The Weatherの再来日が決定致しました!
Loraine JamesとWhatever The Weatherでそれぞれ東京公演を行い、京都のSTAR FESTIVALにも両名義で出演致します。
また、東京公演のサポート・アクトにはLoraineが敬愛するaus(5/15公演)と蓮沼執太(5/17公演)が出演致します。
ausはハイブリッドなDJ+ライブセットを、蓮沼執太はソロセットを披露致します。

Loraine James // Whatever The Weather
Japan Tour 2024



Whatever The Weather 東京公演

Ghostly International 25th Anniversary in Japan vol.1

日程:5/15(水)
会場:CIRCUS Tokyo
時間:OPEN 19:00 / START 20:00
料金:ADV ¥4,500 / DOOR ¥5,000 *別途1ドリンク代金700円必要

出演:
Whatever The Weather
aus

チケット:
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/4082320001-P0030001
ZAIKO https://circus.zaiko.io/e/whatever

 


Loraine James 東京公演

日程:5/17(金)
会場:CIRCUS Tokyo
時間:OPEN 18:30 START 19:30
料金:ADV ¥4,500 / DOOR ¥5,000 *別途1ドリンク代金700円必要

出演:
Loraine James
Shuta Hasunuma

チケット:
イープラスhttps://eplus.jp/sf/detail/4082290001-P0030001
ZAIKO https://circus.zaiko.io/e/lorain

 


STAR FESTIVAL

日程:2024年5月18日(土)〜19日(日)
会場:府民の森ひよし 京都府南丹市日吉町天若上ノ所25 Google Map forest-hiyoshi.jp

時間:2024年5月18日(土) 10:00開場 〜 19日(日) 17:00閉場
Loraine James, Whatever The Weatherは両名義とも5/18に出演


料金:
前売入場券(ADV TICKET) ¥13,000
グループ割引入場券(4枚) : ¥46,000(1枚11,500円)
駐車券 (PARKING TICKET) ¥3,000(オートキャンプA ¥20,000 / オートキャンプB ¥16,000 / オートキャンプC ¥6,000 ) 

出演:
Craig Richards

DJ Marky
DJ Masda
Fumiya Tanaka
Loraine James
Whatever The Weather

Zip
and more…

チケット: 
イープラス https://eplus.jp/starfestival2024/
ZAIKO https://thestarfestival.zaiko.io/e/2024MAY
楽天チケット http://r-t.jp/tsf

オフィシャルサイト:https://thestarfestival.com/

 


主催・企画制作:CIRCUS / PLANCHA
協力:BEATINK

 

Photo by Ivor Alice

Photo by Ivor Alice

Loraine James // Whatever The Weather:

ロレイン・ジェイムス(Loraine James)はノース・ロンドン出身のエレクトロニッック・ミュージック・プロデューサー。エンフィールドの高層住宅アルマ・エステートで生まれ育ち、母親がヘヴィ・メタルからカリプソまで、あらゆる音楽に夢中になっていたおかげで、エレクトロニカ、UKドリル、ジャズなど幼少期から様々な音楽に触れることとなる。10代でピアノを習い、エモ、ポップ、マス・ロックのライヴに頻繁に通い(彼女は日本のマスロックの大ファンである)、その後MIDIキーボードとラップトップで電子音楽制作を独学で学び始める。自宅のささやかなスタジオで、ロレインは幅広い興味をパーソナルなサウンドに注ぎ込み、やがてそのスタイルは独自なものへと進化していった。
スクエアプッシャーやテレフォン・テル・アヴィヴといった様々なアーティストやバンドに影響を受けながら、エレクトロニカ、マスロック、ジャズをスムースにブレンドし、アンビエントな歪んだビートからヴォーカル・サンプル主導のテクノまで、独自のサウンドを作り上げた。
彼女は2017年にデビュー・アルバム『Detail』をリリースし、DJ/プロデューサーであるobject blueの耳に留まった。彼女はロレインの才能を高く評価し、自身のRinse FMの番組にゲストとして招き、Hyperdubのオーナーであるスティーヴ・グッドマン(別名:Kode 9)にリプライ・ツイートをして、Hyperdubと契約するように促した。それが功を奏し、Hyperdubは2019年に彼女独特のIDMにアヴァンギャルドな美学と感性に自由なアプローチを加えたアルバム『For You and I』をリリースし、各所で絶賛されブレイク作となった。その後『Nothing EP』、リミックス、コラボレーションをコンスタントにリリースし、2021年に同様に誠実で多彩なフルレングス『Reflection』を発表。さらなる評価とリスナーを獲得した。2022年には1990年に惜しくも他界したものの近年再評価が著しい才人、Julius Eastmanの楽曲を独自の感性で再解釈・再創造した『Building Something Beautiful For Me』をPhantom Limbからリリースし、初来日ツアーも行った。そして2023年には自身にとっての新しい章を開く作品『Gentle Confrontation』をHyperdubから発表。これまで以上に多くのゲストを起用しエレクトロニック・ミュージックの新たな地平を開く、彼女にとって現時点での最高傑作として様々なメディアの年間ベスト・アルバムにも名を連ねた。

そしてロレインは本名名義での活動と並行して、別名義プロジェクトWhatever The Weatherを2022年に始動した。パンデミック以降の激動のこの2年間をアートを通じて駆け抜けてきた彼女はNTSラジオでマンスリーのショーを始め、Bandcampでいくつかのプロジェクトを共有し、前述のHyperdubから『Nothing EP』と『Reflection』の2作のリリースした。そして同時に自身が10代の頃に持っていた未知の創造的な領域へと回帰し、この別名義プロジェクトの発足へと至る。Whatever The Weather名義ではクラブ・ミュージックとは対照的に、キーボードの即興演奏とヴォーカルの実験が行われ、パーカッシヴな構造を捨ててアトモスフィアと音色の形成が優先されている。
そしてデビュー作となるセイム・タイトル・アルバム『Whatever The Weather』が自身が長年ファンだったというGhoslty Internationalから2022年4月にリリースされた。ロレインは本アルバムのマスタリングを依頼したテレフォン・テル・アヴィヴをはじめ、HTRK(メンバーのJonnine StandishはロレインのEPに参加)、Lusine(ロレインがリミックスを手がけた)など、アンビエントと親和性の高いGhostly Internationalのアーティスト達のファンである。
「天気がどうであれ」というタイトルにもちなんで、曲名は全て温度数で示されている。周期的、季節的、そして予測不可能に展開されるアンビエント~IDMを横断するサウンドで、20年代エレクトロニカの傑作(ele-king booksの『AMBIENT definitive 増補改訂版』にも掲載)として幅広いリスナーから支持を得ている。

 


aus:

東京出身のミュージシャン。10代の頃から実験映像作品の音楽を手がける。長らく自身の音楽活動は休止していたが、昨年1月Seb Wildblood主宰All My Thoughtsより久々となるシングル”Until Then”のリリースを皮切りに、4月にはイギリスの老舗レーベルLo Recordingsより15年ぶりのニューアルバム”Everis”をリリース。同作のリミックス・アルバムにはJohn Beltran、Li Yileiらが参加した。Craig Armstrong、Seahawksほかリミックス・ワークも多数。当公演はDJ+ライブセットでの出演となる。

 


Shuta Hasunuma (蓮沼執太):

1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを制作する。主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。また、近年のプロジェクトやグループ展に「Someone’s public and private / Something’s public and private」(Tompkins Square Park 、ニューヨーク/ 2019)、「FACES」(SCAI PIRAMIDE、東京 / 2021)など。最新アルバムに『unpeople』(2023)。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

web: https://linktr.ee/shutahasunuma
Instagram: https://www.instagram.com/shuta_hasunuma/


『Under the Lilac Sky』で大ブレイクしたモジュラー・プリンセスArushi Jainの待望のニュー・アルバム『Delight』のCDリリースが決定!


2021年にLeaving Recordsからリリースした『Under the Lilac Sky』で大ブレイクしたインド出身アメリカ在住のモジュラー・プリンセス、Arushi Jainの待望のニュー・アルバム『Delight』の日本のみのCDリリースが決定致しました。

ロングアイランドに移り住み作曲したという本作は、クラシック・ギター、チェロ、マリンバ、フルート、サクソフォンを自身のサウンド・ボキャブラリーに取り入れるため、アコースティック楽器奏者と協力した結果、『Under the Lilac Sky』に収録されている曲よりも、ゆったりとした、控えめでありながら、反復が持つ超越的な可能性や、シンセサイザーで生楽器をサンプリングするニュアンスを取り入れた、聴感上豊かな曲のコレクションが完成しております。

 

Arushi Jain “Delight” Japan only CD out on May 3rd


Artist: Arushi Jain
Title: Delight
Label: PLANCHA / Leaving Records

Cat#: ARTPL-214
Format: CD
Release Date: 2024.05.03
Price(CD): 2,200 yen + tax

※ボーナス・トラック収録予定
※日本独自CD化
※解説付き


『Under the Lilac Sky』で大ブレイクしたインド出身アメリカ在住のモジュラー・プリンセス、Arushi Jainの待望のニュー・アルバムが完成!
豊かなインド古典のヴォーカルをモジュラー・シンセシスで重ねることで、彼女のサウンド・ボキャブラリーは豊かなテクスチュアの風景へと広がり、創造的な焦点の新たな領域を示す!

ロングセラーとなっているArushi Jainの代表作『Under the Lilac Sky』(2021年)に続くこのニュー・アルバム『Delight』は、喜びは身近なものであり、それを育むことは価値ある努力であるというシンプルな命題を核に据えている。Arushiの狙いは、「喜びが常に存在するという信念を植え付けること……なかなか見つからないときには、積極的にそれを求める必要性を主張すること」である。このとらえどころのない感情の知覚を高めるには、現在を長く観察することが必要である。チェロ、クラシック・ギター、マリンバ、フルート、サクソフォンに加え、豊かなインド古典のヴォーカルをモジュラー・シンセシスで重ねることで、彼女のサウンド・ボキャブラリーは豊かなテクスチュアの風景へと広がり、創造的な焦点の新たな領域を示している。

Arushi Jainは作曲家、ヴォーカリスト、エンジニア、モジュラー・シンセサイザー奏者というマルチ・ハイフネイト・アーティスト/ミュージシャンである。広く知られているように、現代の実験的エレクトロニック・ミュージックのサウンドと美学を展開し、インドの伝統的なイディオムにチャンネルを合わせ、祝福し、反復し、問いかける。彼女のファースト・アルバム『Under the Lilac Sky』(Leavingからもリリース)は、夕日を眺めながらリスナーに寄り添う6曲の組曲という、一種の供物であった。しかし、前作が時間、空間、そして私たちの外的環境に関するものであったのに対し、『Delight』は内省的で、時折自伝的なものに近づいている。それは同時に、アーティストの内なる旅の記録であり、リスナーが自ら喜びの探求に乗り出すための招待状/ロードマップでもある。

『Delight』の9曲はそれぞれ、ラーガ・バゲシュリ(Raga Bageshri)からインスピレーションを得ている。ラーガとはインド古典音楽特有の旋律の枠組みで、バゲシュリは愛する人との再会を待つ気持ちを伝えると言われている。 それは、再会に対する強力な幻想によって彩られた、生来の憧れを持っている。「Bageshriは、知らず知らずのうちに深い愛に陥っていたという実感を体現している。それは私の中に計り知れない献身を呼び起こし、苦しみの痛切な認識と並置される。 「私たちは一人でこの世に生まれ、一人で去っていきます。 このような知識にもかかわらず、人間の愛の能力は無条件であり、私はそれが寛大であると感じます。」彼女は過去と未来の自分とのつながり、そして創造的な実践について歌っているが(親密さについての瞑想「Our Touching Tongues」を参照)、彼女の切望はより広がりを感じさせる。Jainが『Delight』を通して呼びかける最愛の人は、バゲシュリが求めるような恋人ではなく、喜びそのものなのだ。

創作活動を休止していた時期にRaag Bageshriに心を動かされた彼女は、ロングアイランドに移り住み、そこで新しいアルバムの核となる曲を作曲し、レコーディングした。彼女は海辺の空き家に仮スタジオを作った。そこは光とアートにあふれ、野生動物に囲まれた家だった。この雰囲気は、10月の冷たい雨と同様に、暖かい太陽の下でもびしょ濡れのアルバムにはっきりと浸透している。自らに課した孤独の中で短い歌のフレーズから曲を作るヴォーカル作曲の実験を行った。クラシック・ギター、チェロ、マリンバ、フルート、サクソフォンを自身のサウンド・ボキャブラリーに取り入れるため、アコースティック楽器奏者と協力した。その結果、『Under the Lilac Sky』に収録されている曲よりも、しばしばゆったりとした、控えめでありながら、反復が持つ超越的な可能性や、シンセサイザーで生楽器をサンプリングするニュアンスを取り入れた、聴感上豊かな曲のコレクションが誕生した。

フレーズ、歌詞、音符は繰り返されるが、それらが呼び起こす感情は一貫して斬新である。どの曲も本人の説明によれば、空虚との闘い、未知への旅を記録したものだ。彼女は無名のドアを開け、貴重で思いがけない喜びをもたらす小さなものを持って帰ってきた。実際、『Delight』は、注意力、開放性、そして練習によって、私たち誰もがこの人間に必要な感覚に触れることができるということを、忌まわしく思い起こさせてくれる。


TRACK LIST:

01. Still Dreaming
02. Exquisite Portraiture
03. I Surrender
04. Imagine An Orchestra
05. Play In The Void
06. Our Touching Tongues
07. Portal To Silver Linings
08. Infinite Delight
09. You Are Irresistible

+ボーナストラック収録予定

 


Arushi Jain:

インド出身、アメリカ在住の作曲家、モジュラー・シンセサイザー奏者、ヴォーカリスト、テクノロジスト、エンジニア。幼少期から北インドに特有の古典流派であるヒンドゥスターニー音楽のヴォーカル・トレーニングを始め、ラヴィ・シャンカル音楽芸能学院へと入学。その後インド・モーツァルト合唱団の一員として、インドとオーストリアをツアーしながら西洋クラシック音楽にも触れる。そしてスタンフォード大学に通うためにカリフォルニアへと移住し、工学とプログラミングを学んだ。古典音楽とコンピューター・サイエンスを何年も学んだことで伝統的な響きを非伝統的なモジュラー・シンセサイアーで再現し、独特のアンビエント・シンセサイザー・ラーガを構築している。レーベルで、ラジオ番組/キュレーター・プロジェクトでもあるghunghruを自ら設立し、OSEという名義で作品をリリースしてきた他、ロンドンのNTSやインドのboxout.fmでラジオのレギュラー番組を担当している。また、コンテンポラリー・ダンス集団とのコラボレーションや、伝説的なシンセサイザー・アーティスト、スザンヌ・シアニの前座を務めるなど、多岐に渡る活動をし、2021年にリリースしたLeaving Recordsからの本名名義でのデビュー作『Under the Lilac Sky』が各所で話題となり、現在でもロングセラーとなっている。

 


エレクトロニック・ミュージックの不朽のカルト的存在、Nathan JenkinsによるBullionの新作『Affection』がGhostlyから4/26にリリース!Panda Bear、Carly Rae Jepsen、Charlotte Adigéry等が参加


エレクトロニック・ミュージックの不朽のカルト的存在、Nathan JenkinsによるBullion。これまでYoung、The Trilogy Tapes、Jagjaguwar、そして自身のレーベルDEEK Recordings等から作品をリリース。アーティスト、ジャンル、そしてUKサブカルチャーをつなぐプロデューサーであり、ソングライターでもあり、Carly Rae Jepsen、Ben Howard、Nilüfer Yanya、Avalon Emersonのブレイク・アルバム『& The Charm』から、WestermanやJovialeのレコードまで多岐にわたる作品を手がけて来た彼がGhostly Internationalとサインして、Panda Bear、Carly Rae JepsenやCharlotte Adigéry等が参加した新作『Affection』を4/26にリリース決定!

現在アルバム収録曲から「A City’s Never (ft. Panda Bear)」、「Affection 」、「Rare (feat. Carly Rae Jepsen)」の3曲が先行公開されております。

 

BULLION new album “AFFECTION” out on April 26th

Artist: Bullion

Title: Affection
Label: PLANCHA / Ghostly International
Format: CD
※解説/歌詞・対訳付き予定
Release Date (CD): 2024.04.26

Price(CD): 2,300 yen + tax


アーティスト、ジャンル、そしてUKサブカルチャーをつなぐプロデューサーであり、ソングライター、Nathan JenkinsによるBullionのGhosrtlyへ移籍しての新作!
Panda BearをはじめCarly Rae JepsenやCharlotte Adigéryも参加し、ネクスト・レヴェルのポップ・ミュージックを披露!

Bullionは、エレクトロニック・ミュージックの不朽のカルト的存在、Nathan Jenkins。アーティスト、ジャンル、そしてUKサブカルチャーをつなぐプロデューサーであり、ソングライターでもある。Carly Rae Jepsen、Ben Howard、Nilüfer Yanya、Avalon Emersonのブレイク・アルバム『& The Charm』から、WestermanやJovialeのレコードまで、彼の手掛けた作品は多岐にわたる。Bullionが驚きをもって発表したこのニュー・アルバム『Affection』では、このクリエイティヴな赤い糸が結ばれている。

『Affection』は、Nathanが2018年に移住先のリスボンからロンドンに戻ってきたことから始まった。元来、消極的でたどたどしい性格であることを自認していたNathanは、個人的な経歴のない場所に身を置くことで解放された。故郷に戻ったネイサンは、世界における自分の居場所について考えることが多くなり、シニシズムの代わりに愛情を求めるようになった。

Bullionの音楽は常に、その特徴を特定するのは難しく、完全に独特なものだ。『Affection』では、この妥協のないアプローチが、部分的には柔らかくなることで強化されるのを聴くのが豊かな楽しみだ。このアルバムは、他者や自己との関係における親密さの意味について、声を大にして疑問を投げかけている。ワールド・トレインの「帽子立てと時計」に見られるように、男らしさやその他の現代的な関心事は、旧世界の魅力によって強調されている。影響を受けたのは、朝の水泳から思春期の恐怖、そして父親が若い頃に書いた詩集まで。『Affection』は結局のところ、私たちがどのように人を理解するかを問うているが、より無防備になることで、少なくとも相手がどう思うかを少しは気にしないようにしようともしている。

自分自身のアドバイスを受け入れることが不可欠であり、Nathanはスタジオで長年他のアーティスト達に勧めてきたこと、つまり冒険にオープンであることを本作で実践している。Carly Rae JepsenやCharlotte Adigéryといったコラボレーターが、固定された意味よりもフィーリングを優先した楽曲を彩っている。例えば『Rare』は、Jepsenの最近のアルバムのためのトロントでのセッションで生まれた。一方、「World_train」は、Bullionのポップへの愛情をエキセントリックで見事なまでに奇妙な角度から表現したもので、その機関車のようなパワーは、日常の不確かさの中で失われた過去を呼び起こす。「本当の男になるためには何が必要なのか、ほとんど理解できない」とBullionは歌う。「そして誰もそれができない」とAdigéryは認める。NoahとNathanが同時期にリスボンに住んでいたにもかかわらず、実際には出会うことがなかったことから、 Panda Bearとのコラボレーション「A City’s Never」が生まれた。Bullionにとって、他人を曲作りのプロセスに積極的に参加させることは、作品や人物をより良くするためであると同時に、アルバムの世界を切り開くためでもある。

観察的なものと内省的なものを曖昧にすることで、『Affection』のアヴァン・ポップ・タッチはカテゴリー分けを放棄している。アルバムの歌詞は、無防備で献身的であると同時に、別のあり方を探求している。ネイサンは自分のサウンドをマスターしたが、人生-その期待、矛盾、衝動、欲望-をコントロールすることは不可能なままだ。『Affection』は、より慈愛に満ちた自信の形を淡々と力強く追求している。


TRACK LIST:

01. A City’s Never (ft. Panda Bear)
02. Affection
03. Rare (ft. Carly Rae Jepsen)
04. Your Father
05. The Flooding
06. Cinch
07. World_Train (ft. Charlotte Adigéry)
08. Cavalier
09. Once, in a Borrowed Car
10. Open Hands
11. 40 Waves
12. Hard to Do

Bullion – A City’s Never (feat. Panda Bear) [Official Visualizer]
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=TULv2vN1kBo

Bullion – Affection (Official Visualizer)
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=EipV-vUAuG4

Bullion – Rare (feat. Carly Rae Jepsen) [Official Audio]
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=E_G1_cZMpJM

 


Tadd Mullinixによるエイリアスのひとつ、Dabryeの2018年以来の新作『Super-Cassette』の日本のみのCDリリースが決定!原点回帰しつつもアップデートしたインストゥルメンタル・ヒップホップ・トラックで構成!


Tadd Mullinixによるエイリアスのひとつ、Dabryeが2018年以来の新作『Super-Cassette』の日本のみのCDリリースが決定致しました。
原点回帰した印象のインストゥルメンタル・ヒップホップ・トラックで構成され、参照的でありながらモダンな本作は、基本に忠実なビート・テープであると同時に、2001年に『One/Three』でブレイクして以来、彼が作り上げてきたミニマルなサウンドをマルチスタイルでアップデートしたものです。

 

Dabrye “Supper-Cassette” CD out on May 19th

Artist: Dabrye

Title: Super-Cassette
Label: PLANCHA / Ghostly International
Format: CD
※解説付き予定
Release Date (CD): 2024.05.19

Price(CD): 2,200 yen + tax


Back to Basics!!! Tadd MullinixによるDabryeの2018年以来のニュー・リリース!
原点回帰した印象のインストゥルメンタル・ヒップホップ・トラックで構成され、参照的でありながらモダンな本作は、基本に忠実なビート・テープであると同時に、2001年に『One/Three』でブレイクして以来、彼が作り上げてきたミニマルなサウンドをマルチスタイルでアップデートしたもの!

Tadd Mullinixは、2018年以来のニュー・リリースとなる『Super-Cassette』で、Dabryeとして帰還!意図的にインストゥルメンタル・ヒップホップ・トラックで構成され、参照的でありながらモダンな本作は、基本に忠実なビート・テープであると同時に、2001年にGhostly Internationalからリリースしたアルバム『One/Three』でブレイクして以来、彼が作り上げてきたミニマルなサウンドをマルチスタイルでアップデートしたものでもある。ミシガン州出身の彼は、20年以上前に彼をシーンに押し上げたサウンドの原型に、今知っていることを適用し、ラボから満足のいくバッチで応えている。常にビートとビートの間のスペースに興味を持つマリニックスは、ここではドラムとベースのイントロ、マーシャルアーツのVHSテープ、初期のエレクトロ・アコースティック・コンポジション、そして最近の映画音楽とライブラリー・ミュージックからヒスノイズに満ちた静寂を形作っている。スタジオの床に積まれたマンガのコミックとブランク・テープにちなんで『Super-Cassette』と題されたこのアルバムは、Taddがルーズかつ独創的で、Dabryeとしてのスーパーパワーを遊び心たっぷりに再確認させてくれる。

DOOM、Ghostface Killah、Danny BrownといったMCをフィーチャーした3部作完結の『Three/Three』を、回顧的なボックス・セットとともにリリースして以来、Taddはほとんど自宅で活動し、父親となり、ライヴ・パフォーマンスよりもスタジオ・ワークや他の別名義(JTC、Charles Manier)を好んでいた。彼は、高校時代に作ったテープからサンプリングを始め、昔のテクニックに戻り、リールを逆回転させ、カシオSK-1、ディレイ・ペダル、トラッカー・ソフトウェアをバウンドさせ、ピッチを変えた。知識と経験によって強化された筋肉記憶のように、Taddはカセットを楽器として使っている。一見するとループ・ミュージックだが、時間が経つにつれて、その感覚はより直線的なものになっていく。

オープニングの「The Most Deliciousest」は、MolemenクルーのDJ PNSとPete Rockからインスパイアされた黄金時代のブーム・バップ・フィール。ホーンとかろうじて聞き取れるおしゃべりが、遠くでピッチを少しずらして響く。Taddは、カセットテープにダビングするときに起こるにじみを引き合いに出す: “無音で録音しても、ゴーストの音は聞こえる”。

「Toiler On The Creek」では、Taddはサウンドトラック的な側面から、タップ、ディング、バズ音、その他の環境上の人工物のパターンを単にぶつかる何かにマッピングしている。彼はアルバムのクレジットの中で、アナーバーのアンコール・レコードの元上司、Peter Daleに感謝を表している。若き日のタッドと同僚たちは、Peterが静寂や緊張感、注目を集める音の華やかさの特質について説明する間、店で戦後のおかしな電子アルバムをよく聴いていたそうだ。

「Bug Copped Village Gini」は、迷宮のようなミッションの雰囲気を捉えている。Taddは、妻の故郷であるアルメニアへの旅を回想し、そこで古代の修道院や村々を訪れ、最も保存状態の良いジニ(アルメニア語でワインの意味)を探した。ストリート・ホイッスル、オルガンのローリング、滑らかなドラム・ブレイクによって構成されたこの曲は、催眠術のような効果をもって、シーンが展開し、吃驚し、ぼやける。「Fantastic Clouds」は、大気の実験を反芻するいくつかの瞬間のひとつで、宇宙にネガティブ・スペースの感覚を与えている。

Taddは、音楽を作っていないときは、プライベート・プレスのコミックを集めている。「Super-Cassette」では、イラストレーターのディテールとアーキビストの深みでリスナーを引き込む。活動を始めて20年以上経つが、サウンドの個性に対する彼のこだわりは比類ないことを再認識させられる快作。


TRACK LIST:

01. The Most Deliciousest
02. Yaya
03. Toiler on the Creek
04. Ring the Cellarman
05. Uncanny Tales (The Score)
06. Cascades
07. Swamp Lord
08. Bug Copped Village Gini
09. Fantastic Clouds
10. Whoever Got You’s Gonna Get Got Too
11. Gammy’s Full Split Heals
12. Pearlclutcher
13. Rigby’s Dram

 

Dabrye:
ミシガン州はトロイで育ち、アナーバーを拠点に活動しているTadd Mullinixによるソロ・プロジェクト。幼少期はWhite Zombieや7 Secondsにインスパイアされ、高校時代はSpacemen 3の影響を感じさせるシューゲイザー系バンド、Battery 3を組んでいた。
90年代後半に自身のヒップホップのオルターエゴとしてDabrye名義を始動。アナーバーのレコードショップ、Dubplate Pressureで働いていた時にGhostlyのオーナーであるSam Valenti IVと知り合い、Ghostlyと契約することとなる。まずは本名名義 Tadd Mullinix で『 Winking Makes A Face』をリリース。これはGhostlyのレーベルとしての最初のアルバム(カタログ番号GI-01)であった。そしてその次のカタログ(カタログ番号GI-02)としてDabrye名義のファースト・アルバム『One/Three』(Ghostly三部作の第一弾)がリリースされる。そのサウンドはエレクトロニカとヒップホップの架け橋となるものとして、各所で高い評価を受け、シーンの中心へと躍り出る。2002年には盟友Prefuse 73のレーベルEastern DevelopmentsからGhostly三部作から派生した番外編的な作品として『Instrmntl』を発表。そして2005年に未発表曲と過去のリミックス・ワークをコンパイルしたEP『Additional Productions Vol.1」を出した後、2006年に三部作の第二弾となる『Two/Three』を完成。MF Doom、Wildchild、元Anti Pop ConsortiumのBeans、Cannival OxのVast Aire、元Slum Villageのメンバー、Jay Dee(J Dilla)、Waajee等、多数の豪華ゲスト/MCが参加し、ネクスト・レヴェルに達した先進的なヒップホップをみせる。その後しばらくリリースはなかったが、2018年、遂に三部作の最終章となる『Three/Three」を発表。前作に続くDOOM(MF Doom)をはじめ、Wu TangのGhostface Killah、Jonwayne、Roc Marciano等のMCの他、デトロイト・シーンの Guilty Simpson、Phat Kat、Kadence、Quelle Chris、Danny Brown、Shigeto、Clear Soul Forces等が参加し、傑作最終章に彩りを添えている。同時に前述したアルバム3作が全てDaddy Kevによってリマスター復刻され、ボックス・セットもリリースされた。

 


J Foerster / N Kramerが名門Leaving Recordsからリリースした傑作アンビエント・コラボレーション『Habitat』の2章が2CD仕様にて日本独自CD化


ベルリンを拠点に活動する作曲家Niklas Kramerとパーカッショニスト、Joda Foersterによるアンビエント・コラボレーションJ Foerster / N Kramerが名門Leaving Recordsからリリースしたイタリアの建築家Ettore Sottsassのドローイングにインスパイアされたという2章に渡る傑作『Habitat』のIとIIが、ボーナス・トラックとして最新曲「Endless」を加えて2CD仕様で日本独自CD化が決定致しました。

 

J Foerster / N Kramer “Habitat I + II” 2CD out on May 10th

Artist: J Foerster / N Kramer 

Title: Habitat I + II
Label: PLANCHA / Leaving Records
Format: 2CD / Digital
※解説付き予定
※ボーナス・トラック1曲収録
Release Date (CD): 2024.05.10

Price(CD): 2,400 yen + tax


ベルリンを拠点に活動する作曲家Niklas Kramerとパーカッショニスト、Joda Foersterが名門Leaving Recordsからリリースした傑作アンビエント・コラボレーション作品『Habitat』のI(2021年)とII(2023年)が最新シングル「Endless」をボーナス・トラックに加え、2CD仕様で日本独自CD化!

イタリアの建築家Ettore Sottsassのドローイングにインスパイアされている『Habitat』は、Brian Enoの『Music for Airports』やMort Garsonの『Mother Earth’s Plantasia』といったアンビエントの代表作を踏襲しているとはいえ、各トラックが想像上の建物の一室を表すというシンプルで魅力的なコンセプトを持っている。”曲がった廊下”のようなトラックは、文字通りリスナーを心理地理学的な迷宮へと導く。

2021年にリリースされた『Habitat I』では、デュオは音のテクスチャーとパターンを重ね、ループさせ、静的な拘束のない流動的なブロックに融合させる。アフリカのログ・ドラム、ボリビアのチャジャ、ヴィブラフォン、カリンバ、その他様々な打楽器が、モジュラー・シンセとスクリプト・ベースのサンプル・カッティングを通して、加工、ピッチ、ハーモニー、フィルターにかけられ、非同期のレイヤーのコラージュを形成する。

2023年の『Habitat II』も同様の前提で制作されている。しかし、『Habitat I』が想像上の自己完結的な建造物の不可解な複雑さを描いていたとすれば、『Habitat II』はコンセプトの領域を広げている。仮想の家の部屋だけでなく、ミッドセンチュリー建築の曲がりくねった廊下や敷地のことを考えてみよう。これらの特徴をどのように想像し、マッピングし、リスナーに魅力的に見せることができるだろうか?静寂、管楽器、パーカッションで構成された、たゆたうようなエーテルのような組曲である。

アコースティック楽器を使用し、その音を抽象的な形に拡張することで、『Habitat』は漠然とした親密さ、未知なるものへの不思議な安らぎを呼び起こす。

本CDにはボーナス・トラックとして最新曲「Endless」がボーナス・トラックとして収録。


TRACK LIST:

DISC 1:
1. Entrance
2. Air Flows
3. Botanique
4. The Fountain
5. Four Glass Steps
6. Moon Corridor
7. Curved Hallway
8. Levitation Room

DISC 2:
1. Seating (Welcome)
2. Souvenirs
3. Catalog
4. Bedding (Four Layers)
5. New Sway
6. Blue Terrace
7. Wasserspiel
8. Windspiel
9. Endless (Bonus Track)


 

J Foerster / N Kramer:
ベルリンを拠点に活動する作曲家Niklas Kramerとパーカッショニスト、Joda Foersterのよるコラボレーション。
Niklasは最初に手にした楽器はギターで、3つのコードが弾けるようになるとすぐに自分の曲を作ろうとし始める。その後バンドでも演奏していたが、彼は常に楽器をさまざまな種類の表現として捉え、音楽制作の経験から後に、自身が音に対して大きな好奇心を持っていたことに気づく。Jodaは幼少期に音楽が自己表現や自己探求の一形態を提供できることに気づき始める前から、音楽のレッスンを受けていた。13歳の時にドラマーとして最初のバンドを始めて、完全な音楽マニアになった。友達とジャムったり、曲を書いたり、ドラムを練習したり、音楽を聴いたりすることがすべてになったという。
実は彼らはコラボレーションを始める前に2つのバンドで一緒に演奏したことがあったようだ。それは20代半ばの頃で、ツアー生活の浮き沈みを一緒に経験し特別な絆が生まれたようだ。そして意気投合した彼らはJ Foerster / N Kramerとしての活動を開始し、Matthewdavid率いるLAの名門Leaving Recordsから2021年に『Habitat』、2023年に『Habitat II』をリリースした。それらの作品は各所で高い評価を得ており、昨今のアンビエント・シーンの中でも注目の存在となっている。

 


荻窪の邸宅『今川のシェアハウス』にてKankyō Recordsとengawa主催で開催されるリスニング・イベントにSatomimagaeが出演!

荻窪にある邸宅『今川のシェアハウス』にて、住環境でのリスニングをテーマにアンビエントを中心としたレコード・CD・カセットテープを取り扱うレコード店Kankyō Recordsと音楽体験を通して生まれる新たな交流やコミュニティの偶然性を祝福するプロジェクトengawaが主催で開催するスニング・イベント『Jūtaku /住宅』にSatomimagaeが出演致します。
詳細は以下をご確認ください。

 

『Jūtaku /住宅』

日程:2024年3月24日(日)
会場:今川のシェアハウス
時間:14:40開場/15:00開演/20:00終演
入場:4,000円(完全予約制 / 限定30名)
チケットの購入はこちらから:https://kankyorecords.com/?pid=179892106

【Live】
Leo Takami
Satomimagae
Tatsuro Murakami

【DJ】
COLA REN
TOMC
Octpupa
Yudai Osawa

【POP UP】
Kankyō Records

Flyer Design by Yudai Osawa
Sound by ADAM Audio

主催:Kankyō Records、engawa

3/24(日)、荻窪にある邸宅にて【Kankyō Records】と 【engawa】によるリスニングイベント『Jūtaku /住宅』を開催いたします。

住宅でのリスニングがコンセプトとなる本イベントの会場は、荻窪にある邸宅『今川のシェアハウス』。建築家 遠藤楽の設計によるこの住宅は、大谷石の暖炉、大きな吹き抜け空間から繋がる広いリビング、そこへ差し込む天窓からの光が美しい和洋折衷の木造住宅です。昼から夕方、夜と移り変わる時間を外部からの自然光によってゆったりと感じながらリスニング体験をしていただきます。

この上質な空間でLive演奏を行うのは、NYのレーベル【Unseen Worlds】から昨年リリースした『Next Door』も素晴らしかったギタリスト”Leo Takami”。同じくNYのレーベル【RVNG Intl.】などからのリリースでも知られるシンガーソングライター”Satomimagae”。
そして”タージマハル旅行団”の長谷川時夫が主催するストーンミュージックの一員でもあるギタリスト”Tatsuro Murakami “の3名。昼、夕、夜と異なるムードの中で3者3様のギターによる演奏をお楽しみください。

また、DJは昨年のリリース『Hailu』が素晴らしかった注目の中国若手プロデューサー”COLA REN”、カナダの【Inner Ocean】などから良作をリリースするプロデューサ”TOMC”、昨年Forest Limitで開催された『INOU MASSACRE』にてリスニング系DJが素晴らしかった ”Octpupa”、そしてアンビエントユニット”Unknown Me” や”Atoris”としても活動するグラフィックデザイナーの”Yudai Osawa”の4名がそれぞれの時間を繋ぎます。

【MAP】

西武新宿線 井荻駅から徒歩16分
JR、丸ノ内線 荻窪駅から徒歩18分

【注意事項】
・チケットのキャンセルや払い戻しはできません。

【Kankyō Records】
住環境でのリスニングをテーマにアンビエントを中心としたレコード・CD・カセットテープを取り扱うレコード店。より良い環境でのリスニング体験というコンセプトのもと、食器などのホームウエアやインセンスなど空間を構成する雑貨も取り扱う。2023年からレーベルとしての活動を開始。エッセンシャルオイルとカセットテープのセット『Sound Incense』4種をリリース。

【engawa】
音楽体験を通して生まれる新たな交流やコミュニティの偶然性を祝福するプロジェクト。普段は音楽べニューとして開放されていない住宅などを中心に会場をブッキングし、イベントをキュレーション・ディレクションしている。プロジェクト名は、家の内と外・人と自然をつなぐ日本家屋特有の建築様式「縁側」に由来する。



Satomimagae

東京を中心に活動しているアーティスト。暖かさと冷たさの間を行き来する変化に富んだフォークを創造している。White Paddy Mountainより2枚のアルバムをリリースした後、2021年にNYのRVNG Intl.へ移籍して4枚目のアルバム『Hanazono』を幾何学模様のメンバーが主催するGuruguru Brainと共同リリース。
2012年にセルフリリースしていたデビュー・アルバム『Awa』のリマスター・拡張版『Awa (Expanded)』を2023年にRVNG Intl.よりリリースした。

Website: https://satomimagae.jp
Twitter: https://twitter.com/satomimagae
Instagram: https://www.instagram.com/satomimagae/
Bandcamp: https://satomimagae.bandcamp.com/
“Inu” MV: https://www.youtube.com/watch?v=vS_DXxb47cE

 


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